笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

2018年GPシリーズ フィンランド大会・ロシア大会 ~羽生結弦は、羽生結弦を超えて行く

2018年11月18日 01時22分47秒 | テレビ

平昌オリンピックって、今年の2月だったんですよね。
なんだか、もう随分前のように感じます。。。(^_^;)
いろいろなことがあっという間に過ぎていき、今年もフィギュアのシーズンになりました。

精魂込めた「Seimei」でオリンピック2連勝。国民栄誉賞貰って、園遊会に招かれて、5万人が集まるパレードして。。。まだ23歳だから(本人が望めば)競技者として第一線で活躍できると思うけれど、「モチベーションをどうやって保つのだろう。何を目指すんだろう」って、外野のそのさらに外側にいるような私でさえ思ってました。

これ以上何をするの?って。

でも羽生選手は新しいプログラムで、9か月ぶりに競技会に戻ってきました。
彼が考えたプログラムは「自分の原点への回帰」。
小さいころから大好きで憧れていた、J・ウィアーとM・プルシェンコのプログラムを自分の表現で演じる、という挑戦でえす。

J・ウィアーのしなやかで耽美的な表現と、M・プルシェンコのドラマチックで力強い表現を、羽生選手がどう演じるのか、2つの大会をテレビの前で、釘付けで観てました。


フィンランド大会は優勝
フリープログラムには(おそらく初めての)黒い衣装で!



ロシア大会も優勝
特にショートプログラムは、素人目にも「ノーミスなのでは!?」と思える演技でございました!


ここまで仕上げるにはものすごい努力をしてきた(している)のだと思います。
ライバルは自分。もう他の選手と戦っていないもの。なんというか、一人だけ次元の違う世界にいる、って感じ。

まだ23歳の若者に、倍以上年取ってる私がいつも教えられることは本当にたくさんあるのだけれど、その中でも特に「今に集中する」彼の姿勢には本当に頭が下がる思いがします。
(選手生命が短いといわれる)フィギュアスケーターと、仕事人生の残り時間が少ない中高年を一緒に考えては失礼だけど「今を大切に、そしてひとつひとつの仕事を丁寧に、自分に恥じないパフォーマンスをしよう」、って気にさせてくれるんです。

「自分も負けられないよね」って気にさせてくれる存在なんです。私にとっての、羽生結弦というアスリートは。

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※ロシア大会のフリー当日の練習で、羽生選手はなんとまた右足を負傷したとかで全治3週間は安静なんだとか。12月のグランプリファイナルと全日本は欠場かもしれません。。
残念だけど(ご本人が一番無念な気持ちでしょうね。。)、ここはしっかり休養してもらって、今シーズンのプログラムをいつか「完全版」で観られることを楽しみに待つことにしましょう。
コメント
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