笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

やはり水面下では…「大学入試TOEFL義務化案」だって

2013年04月10日 23時02分52秒 | 日々雑記
4月9日の朝日です。
正直「う~ん…」です。記事によると「高校段階でTOEFL45点(英検2級)以上を全員が達成」で大学約30校の卒業要件を90点相当にする、まずは国立大学を基本にするんだとか。
TOEFLは「英語を母国語としない人のための英語能力を測るテスト」だそうで「読む」「聴く」「書く」「話す」を測るのだとか。
英語の基礎力が上がれば、たとえばネット上の英語の文献や公開講座などにも抵抗なくアクセスできるだろうし、そういう意味ではとても実践的だし私は賛成です。

ただ、私の気になるのが受験料。1回約2万2千円! ですよ。

ちなみに英検は1級でも7500円、準1級が6000円、2級で4100円…と義務化するなら、親の負担も考慮してせめてこの程度にして欲しいところです。
基準点に達するまで再受験する受験生もいるでしょうし、おそらくそのための模擬試験などの周辺学習にかかる費用だってばかにならないはずです。そのあたりのことについては残念ながら記事では触れていませんが、義務化されればTOEFLに莫大な利益が流れることは必至(笑いが止まらないでしょう(失礼))。反面、大学受験や卒業資格のために「仕方なくTOEFL」受験をし、使わないまま放置する受験生だって出る可能性は否定できません。

義務化すれば、嫌でもみんなが勉強し、とにかく英語力が向上し、グローバル時代に対応できる人間だってそれなりに増えるはずぅ!

…こう言ってはナンですが、私には「いつか来た道、相変わらずの丸投げじゃね?」的な印象がぬぐえないのですよ。
蓮舫さんに言ってほしい「英検じゃだめなんでしょうか?」と(^_^;)

朝日の記事の最後に早稲田大学の幹部という方の意見が載っていました。
「(略)受験英語でも、入学後の教育次第で伸びることはある。様々な基準で測ったほうが良く、TOEFL一辺倒というのは、危険ではないか」と。

英語は、ある目標や目的に達するための「道具」ですよね。
その「道具」に振り回されて欲しくはない、と思うのは私だけでしょうか?
コメント
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