笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

パワポ自粛令

2008年05月20日 22時11分08秒 | 日々雑記
Gooニュースによると、経費節減のため、トヨタグループではパワーポイントでの資料作成が自粛ムードなのだとか。
一応MSでご飯食べている身としてコトの真相を見てみると。。。

http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/2008052002-diamond.html

つまり「資料の枚数が多い。カラーインクの無駄」なのだとか。確かに紙もインクも高いし、何よりエコじゃない。
私の知り合いの企業では、パワポはモノクロ印刷で1枚にスライド2枚配置、更に両面印刷という徹底ぶり。
企業としては当然だと思うけど、天下のトヨタ社内ではしていなかったってこと?と逆に驚いたりして。

ちなみにケチな私は、数年前から「パワポ資料をカラープリントするのは無駄」って思ってましたもん。
大切な商談やコンペでのプレゼンは「総天然色フルカラー資料」にするとしても、いくら天下のトヨタとはいえ、部内会議だのちょっとした社内のプレゼンに高価な「カラーインク」資料を使う必要ってありますか?
しかもカラー印刷の用紙って裏紙にも使えないし、社内資料ならセキュリティ上、使用後は多くがシュレッダー処理だろうし。。。。くだんの発言をした渡辺捷昭社長はインクメーカーを敵に回したかもしれないけれど、メーカー側も「じゃあ従来の価格の半分のインクを開発しようか」くらいの気概を持って欲しい。これはユーザーから叩きつけられた挑戦状なのだから。

話は変わりますが、パワポは作成者を陶酔させるツールなんです。
だって、他のオフィスツールはあんなに色に溢れてないでしょ?
しかも仕事で疲れているなら、なおさらパワポで自分をカラーヒーリングし、色の世界に埋没してしまうのですね。結果出来上がるのは、デザインテンプレート無視の自分配色。いいと感じているのは作った本人だけという資料なんですね(笑)
講習会で私のこの「パワポによるヒーリング理論?」を話したら、苦笑いしているヒト多かったです(^^;)
ちなみに私は、講習会でグレーを基調としたデザインを提案しています。
モノトーンの階調は意外とバリエーションに富んでいるし、何より印刷時にカラーインクの節約になる!

「パワポが使えないなんて!」と嘆くトヨタマンも多いと思うけど、逆にチャンスじゃないの?と私などは考えるのです。どんなツールを使おうと、自分の主張をしっかり述べる、相手を説得し、納得させ、行動を起こさせる。そんな資料であればいい。下手なツールがない今こそ、自分の実力をアピールするチャンス! そう思えば資料作りの残業も苦にならないさ、とここはポジティブに考えよう! 。。。でも資料はパワポで作りたいよね、印刷しなくても(^^;)
コメント
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