笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

教育雑感

2006年11月09日 20時21分57秒 | 日々雑記
竜巻災害のニュースを見ながら、ふと小学生の頃に校庭で見た竜巻を思い出しました。

季節は忘れたけれど、体育の授業(紅白のお帽子を被って、体操着を着ていた記憶があるので)かなんかで、校庭を走り回っていて、走り疲れて全員がだらだらと鉄棒近くに集まっていた時、校庭の真ん中で砂埃が上がり、そのままふわぁと上昇していったわけです。竜巻と呼ぶには、なんとも情けない、落ちぶれた幽霊のような、細々とした竜巻だったのだけど、それでも校庭をゆらゆらと左から右に横切っていくわけです。
それを見た、クラスの1/3くらいの子供が我先にその竜巻に向かって走り出したのですね。もちろん私も(笑)。
よれよれの竜巻の中を出たり入ったりしながら、キャーキャー喜ぶわけです。髪の毛が下から上に巻き上がる感覚なんかに大騒ぎしながら。

子供たちに遊ばれて、さらによれよれになった竜巻は、いつの間にか消えてしまった訳ですが、そういえばクラス担任がそばにいたけど、一言も「危ないから、離れなさい」なんていわなかったなぁ。
まあ、子供が飛ばされるようなシロモノでないと判断したこともあるのでしょうけど。
で、今の教師だったら、どうするかな、とふと思ったのですね。
多分「全員即退避」だろうと。
怪我したら大変だし、責任問題だし、子供が竜巻の中に入って「遊んだ」、なんて校長や親に知れたら、どんな叱責、どんなクレームが落ちてくるか分からないし。。。(考えすぎかな)

でも、未知のものに心を惹かれるのが子供の子供たる所以なのだし、これは危険、これは危険じゃないけど注意、これは安全。と教えるのも大事な「教育」だと思うのですけどね。
それにしても世界史は勉強させようよ。そのうち「フランスの特産物は「シャネル」」なんて言い出す女子高生が現れそうだ。
それともパリに修学旅行に行かせて、世界史の単位取得にしちゃうか(笑)

※北海道の竜巻災害で被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。
コメント
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