DVDで、ラッセル・クロウ、ポール・ベタニー、ビリー・ボイド、マックス・パーキス 出演の「マスター・アンド・コマンダー」を観ました。
●ストーリー
1805年、ナポレオン率いるフランスがヨーロッパ全土を席巻しようとしていた。
その勢力は海上にもおよび、フランスのアケロン号は圧倒的なスピードと火力で、幾多の敵戦艦を海の藻屑として葬り去っていた。
その劣勢を打開する為、ジャック・オーブリー船長(ラッセル・クロウ)が乗り込む英国海軍サプライズ号は、祖国からアケロン号の拿捕または破壊の命令を受けて、遠く離れた海上で捜索活動を行っていた。
そんな霧の深い夜、当直仕官が船影らしきものを発見し戦闘態勢を発令する。
その状況を察知したジャックは、素早く甲板に駆け上がり、自分の目で敵船を確認しようと望遠鏡を覗くのだが、深い霧に阻まれ、敵船を見つける事は出来なかった。
しばらく、捜索を続けたジャックが諦めて船室に戻ろうとした時、左舷に赤い閃光を発見する。
霧が切れているその光の元には、捜し求めていた敵艦アケロン号の姿があった。
危険を感じて、乗組員に「伏せろ!」と叫び声を上げるジャック。
その声が止むのと、同時にアケロン号から放たれた砲弾が次々と、サプライズ号を直撃していく。
思ってもいない奇襲攻撃に、次々と乗組員が吹き飛ばされ、船は破壊されていく。
“幸運のジャック”と呼ばれ無敗を誇っていたジャックは、この危機を回避し、何とか反撃に転じようと乗組員達に次々と指示を与えていくのだが……。
●感想
冒頭の壮絶なアケロン号との接近戦に迫力を感じ、これから更なる激しい展開を期待したのですが、冒頭のようなスリルを感じるシーンは無く、イマイチ盛り上がりに欠ける印象を持ってしまいました。
昨日、「ウィンブルドン」を観た為、二日連続でポール・ベタニーの演技を観る事になったのですが、この作品では、船医で生物学者でもあるインテリのスティーヴンを好演しており、「なかなか、しっかりとした演技も出来る役者さんなんだなぁ~」と感心してしまいました。
今回もラッセル・クロウは、戦うリーダー・ジャック船長を演じているのですが、これまでの役柄に比べてイマイチ迫力が感じられず、私の中では印象が薄いキャラになってしまいそうです。
全体を通じて何を伝えたいのかが、最後までハッキリせず、そんなに感動出来るシーンも無い為、敵船と戦って何となく終わってしまったと言う印象が強い作品です。
海の上で戦う軍艦の話しなので、ヒロインどころか女性がほとんど登場せず、全く華やかさが無いので、男性には少しガッカリな作品に映るかもしれません。
この作品を観ると、『海軍の潜水艦にも関わらず無理やり女性を乗せる設定にした「ローレライ」は成功だったな~』って思えました。
クライマックスの白兵戦でも、ほとんどみんな同じ様な服装をしている為に、誰が敵で、誰が味方なのかハッキリせず、何がなんだか分からないシーンになってしまっているのが非常に残念に思いました。
●採点
私のこの作品に対する評価は60点です。
最初の戦いで、霧の中から突如、攻撃を仕掛けて来る、敵艦アケロン号の不気味さが良かったのですが、ストーリーが進むにつれ、姿をハッキリ現して行く為、どうしても冒頭の様なインパクトを感じる事が出来ず、作品的に尻すぼみに終わってしまっている感じが強かったです。
戦闘シーン以外で印象に残っているのは、船医のスティーヴンが麻酔なしで自分の腹の中に打ち込まれた銃弾を摘出したシーンとガラパゴス諸島に上陸した時に登場する陸ガメの巨大さですね。
後は、やたらとガラパゴス周辺を行ったり来たりし、上陸するとかしないとかで、何度も揉めていたので「どうでもいい事で、ちょっと主題からズレているんじゃないの?」っていう印象が強く残ってしまう作品となってしまいました。
だからこの作品は、昔の帆船が大好きな方とガラパゴス諸島の生物に興味がある方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、「ジャック船長は敵に刺されたはずなのに、どうして元気でいられるの?」って不思議に思ってしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。
●ストーリー
1805年、ナポレオン率いるフランスがヨーロッパ全土を席巻しようとしていた。
その勢力は海上にもおよび、フランスのアケロン号は圧倒的なスピードと火力で、幾多の敵戦艦を海の藻屑として葬り去っていた。
その劣勢を打開する為、ジャック・オーブリー船長(ラッセル・クロウ)が乗り込む英国海軍サプライズ号は、祖国からアケロン号の拿捕または破壊の命令を受けて、遠く離れた海上で捜索活動を行っていた。
そんな霧の深い夜、当直仕官が船影らしきものを発見し戦闘態勢を発令する。
その状況を察知したジャックは、素早く甲板に駆け上がり、自分の目で敵船を確認しようと望遠鏡を覗くのだが、深い霧に阻まれ、敵船を見つける事は出来なかった。
しばらく、捜索を続けたジャックが諦めて船室に戻ろうとした時、左舷に赤い閃光を発見する。
霧が切れているその光の元には、捜し求めていた敵艦アケロン号の姿があった。
危険を感じて、乗組員に「伏せろ!」と叫び声を上げるジャック。
その声が止むのと、同時にアケロン号から放たれた砲弾が次々と、サプライズ号を直撃していく。
思ってもいない奇襲攻撃に、次々と乗組員が吹き飛ばされ、船は破壊されていく。
“幸運のジャック”と呼ばれ無敗を誇っていたジャックは、この危機を回避し、何とか反撃に転じようと乗組員達に次々と指示を与えていくのだが……。
●感想
冒頭の壮絶なアケロン号との接近戦に迫力を感じ、これから更なる激しい展開を期待したのですが、冒頭のようなスリルを感じるシーンは無く、イマイチ盛り上がりに欠ける印象を持ってしまいました。
昨日、「ウィンブルドン」を観た為、二日連続でポール・ベタニーの演技を観る事になったのですが、この作品では、船医で生物学者でもあるインテリのスティーヴンを好演しており、「なかなか、しっかりとした演技も出来る役者さんなんだなぁ~」と感心してしまいました。
今回もラッセル・クロウは、戦うリーダー・ジャック船長を演じているのですが、これまでの役柄に比べてイマイチ迫力が感じられず、私の中では印象が薄いキャラになってしまいそうです。
全体を通じて何を伝えたいのかが、最後までハッキリせず、そんなに感動出来るシーンも無い為、敵船と戦って何となく終わってしまったと言う印象が強い作品です。
海の上で戦う軍艦の話しなので、ヒロインどころか女性がほとんど登場せず、全く華やかさが無いので、男性には少しガッカリな作品に映るかもしれません。
この作品を観ると、『海軍の潜水艦にも関わらず無理やり女性を乗せる設定にした「ローレライ」は成功だったな~』って思えました。
クライマックスの白兵戦でも、ほとんどみんな同じ様な服装をしている為に、誰が敵で、誰が味方なのかハッキリせず、何がなんだか分からないシーンになってしまっているのが非常に残念に思いました。
●採点
私のこの作品に対する評価は60点です。
最初の戦いで、霧の中から突如、攻撃を仕掛けて来る、敵艦アケロン号の不気味さが良かったのですが、ストーリーが進むにつれ、姿をハッキリ現して行く為、どうしても冒頭の様なインパクトを感じる事が出来ず、作品的に尻すぼみに終わってしまっている感じが強かったです。
戦闘シーン以外で印象に残っているのは、船医のスティーヴンが麻酔なしで自分の腹の中に打ち込まれた銃弾を摘出したシーンとガラパゴス諸島に上陸した時に登場する陸ガメの巨大さですね。
後は、やたらとガラパゴス周辺を行ったり来たりし、上陸するとかしないとかで、何度も揉めていたので「どうでもいい事で、ちょっと主題からズレているんじゃないの?」っていう印象が強く残ってしまう作品となってしまいました。
だからこの作品は、昔の帆船が大好きな方とガラパゴス諸島の生物に興味がある方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、「ジャック船長は敵に刺されたはずなのに、どうして元気でいられるの?」って不思議に思ってしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。
「マスター&コマンダー」は地味な映画でしたね。じっくりみないと(?)いけない判んないように私は感じました。
こちらを読ませて頂いて、地味さの理由がすこしわかってきた感じです。
またお邪魔しますね。
Trackbackも付けさせていただこうと思ったんですが、上手く行きません。
では
おっしゃる通り、本当に地味な作品でした。
この出来だと非難する人が多いのもうなずけますね。
TBできないブログってありますよね!なぜなんでしょうか?gooブログは結構TBエラーが出るので早く改善して欲しいです。
またのご来店お待ちしております。それでは、また!
でもって、海洋スペクタクル的な宣伝すると「期待はずれ」っていうふうにもなっちゃいますよね。
Trackback、rohi-taさんから私側には届いたんですが、こちらには何度やっても付けられません
明日の月曜日からgooも営業日(多分)なんで、改善してくれると良いですよね。
私のTBはすんなり入っちゃいましたね。なぜなんでしょうかね?
ブログって結構不便な時がありますよね。
何はともあれ、ピロEKさんのブログのTB機能が早く復旧される事を願っております!
それでは、また!
数回チャレンジしたので、一気にきたりしたらごめんなさい。
また復帰した様子だったら、つけさせていただきますね。