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レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

2005-10-26 23:52:05 | 映画 ラ行
DVDで、ジム・キャリー、エミリー・ブラウニング、リアム・エイケン、メリル・ストリープ 出演の「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」を観ました。

●ストーリー
ボードレール三姉弟妹のヴァイオレット(エミリー・ブラウニング)、クラウス(リアム・エイケン)、サニー(カラ&シェルビー・ホフマン)は、裕福な両親と共に何不自由の無い幸せな生活を過ごしていた。

そんなある日、浜辺で遊んでいた三姉弟妹の元へ銀行家で遺産管理人のミスター・ポー(ティモシー・スポール)がやって来て、自宅が突然の火事により全焼し、両親が焼死したことを告げられるのだった。

巨額な遺産を相続した三姉弟妹であったが、法律により、ヴァイオレットが成人になるまで遺産を使う事が出来ず、身寄りのいない三姉弟妹は、今までに会った事も無い、遠縁に当たる親戚のオルフ伯爵(ジム・キャリー)に預けられる事になる。

間もなく、欲張りで邪悪なオルフ伯爵が、自分達を亡き者にし、遺産を奪おうと企んでいる事に気づいた三姉弟妹は、力を合わせて、オルフ伯爵の計画を防ごうとするのだが……。

●感想
いや~、面白いですね~、この作品は!とても気に入りました!
映像のトーンといい、俳優といい、ストーリーといい、全てが上手く繋がっていて、最後まで楽しんで観る事が出来ました!

俳優でいうと、オルフ伯爵のジム・キャリー、ボードレール三姉弟妹のエミリー・ブラウニング、リアム・エイケン、カラ&シェルビー・ホフマン、ジョセフィーンおばさんのメリル・ストリープが良い演技をしていますね~!

オルフ伯爵なんてジム・キャリーの為に作られたような役で、演技の80%はジムのアドリブで成り立っているというのがスゴイですね!

映像特典のメイキングで、監督と話しながらオルフ伯爵の役作りをするジム・キャリーは面白かったです!
メイキャップをしながら役に成りきって行くのは、やはりプロですね~!

エミリー・ブラウニングも可愛らしい表情でシッカリしたヴァイオレットを好演していましたし、リアム・エイケンも利口そうな顔立ちなので、頭の良いクラウス役にピッタリだったと思います。

そして、何でも噛みついてしまう末っ娘・サニーを演じたカラ&シェルビー・ホフマンの時折見せる笑顔と超自然体の演技に心が癒されました。

ちなみにこのサニーの役はカラ&シェルビー・ホフマンの双子以外にも、顔が映らないシーンなどでは、複数の子役が代役となり撮影されたそうです。

NGシーンでオスカー女優メリル・ストリープの前で爆睡するシェルビーの度胸が凄かったです。
多分、彼女以外がこんなNG出したら、映画界から追放されてしまうでしょうね。

メリル・ストリープの外出するのが嫌いで、電化製品が苦手な、ちょっと変わったジョセフィーンおばさんの演技も面白かったです!

コミカルな役も起用にこなすメリル・ストリープは、さすがですね!
これからも、もっとコミカルな役を演じて欲しいと思いました。

オープニングのアニメや観客に他の作品を勧めるオチャメな演出も好きになりまし、エンディングのオルゴールの様な曲や独創的な影絵風のアニメーションが良く、とても凝って作られているのを感じました。

劇場でこの作品を観た方も、特典映像の未公開シーンやNGシーンがとてもいい出来なので、DVDで再度観て欲しいと思う作品でした。

●採点
私のこの作品に対する評価は85点です。

劇中では、ヴァイオレットがオラフ伯爵との婚姻届にサインをするシーンにドキドキし、ラストのボードレール三姉弟妹の安らかな寝顔に心安らぎました。

俳優の演技と脚本の構成がシッカリしており、とても見応えのある作品でした。

特に、ボードレール家が火事になった原因の小道具をオラフ伯爵の復讐にも使うところは、「上手く話を繋げているな~」と感心致しました。

だから、この作品は不思議な雰囲気のある面白い作品を探している方とジム・キャリーの怪しい演技が大好きだと言う方にオススメ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、『ジョセフィーンおばさんの家に住むくらいなら、「どろどろ洞窟」に住む方を選びます!』って思ってしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みします。








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