映画館で、ロマン・デュリス、クリスティン・スコット・トーマス、パスカル・グレゴリー、エヴァ・グリーン 出演の「ルパン」を観ました。
●ストーリー
1882年、叔父スービーズ公爵(ロバン・ルチーナ)の屋敷に父母と共に暮らす少年アルセーヌ・ルパン(ロマン・デュリス)は、ある日、警察が屋敷に父を逮捕しにやって来た事で、彼の職業が泥棒で高貴な者達から盗みを働いていることを、父自身から告げられる。
父は警察からの追跡を巧みに逃れ、夜にアルセーヌの部屋に現れ、ジョセフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人(クリスティン・スコット・トーマス)が所有する「マリー・アントワネットの首飾り」を盗み出す様にアルセーヌに命じる。
父からの要望にアルセーヌは、早くも怪盗の才を発揮し見事に応え、盗んだ「マリー・アントワネットの首飾り」を父に手渡すのだった。
しかし、翌日「マリー・アントワネットの首飾り」を手にし、逃げのびたはずの父が死体となっているのを、アルセーヌは皮肉にもスービーズ公爵の館から出て行く途中の道端で発見してしまう。
時が経ち、20歳となり怪盗として活躍するアルセーヌは、公爵夫人の娘で従妹のクラリス(エヴァ・グリーン )と母が入院している病院で再開し、やがて互いを愛する様になっていく。
そんなある夜、馬車で出かけて行くスービーズ公爵の後を追ったアルセーヌは、王家の財宝を狙う名士たちに、教会の貴重な十字架を盗んだとして、捕らえられていたカリオストロ伯爵夫人を絶体絶命の窮地から救出し、彼女の妖しい魅力へと引き込まれて行くのだが……。
●感想
いや~、「長い!長かった!」観終わった直後の、私の最初の感想がこの一言でした。
132分の作品なんですけど、途中でダレてしまい、時計を見るとまだ30分以上あったので、気が遠くなり、10分くらい意識を失ってしまいました。
ストーリーとしては、アクション有り、アドベンチャー有り、ラブサスペンス有りと盛りだくさんなんですが、主題をどれかに絞り込まれておらず、中途半端な作品の印象が残ってしまいました。
配役も私にはイマイチで、魅力が感じられず、20歳のアルセーヌ・ルパンを30歳過ぎたロマン・デュリスが演じている事から無理があり、魅惑的なはずのジョセフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人をクリスティン・スコット・トーマスが演じているのですが、私にはどう見ても「普通のおばさん」にしか見えず、どうして、アルセーヌ・ルパンがこんな女に夢中になるのか理解に苦しんでしまいました。
ストーリーもアルセーヌ・ルパン、ジョセフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人、ボーマニャン、クラリスら四人の人間関係が愛や憎しみ、裏切り、嫉妬心などでグチャグチャになるのを繰り返し観せられ、いい加減、うんざりしてしまいました。(この、しつこさに私は我慢できず、途中で意識を失ってしまったんだと思われます。)
宝石とか衣装とか豪華な物がふんだんに使われていて、きらびやかな感じは出ているのですが、その宝石を盗むルパンのテクニックがあまり華麗ではなく、警察に見つかって追われるシーンが滑稽に見えてしまいました。
肝心な話しのオチも「こんな終わり方で本当にイイの?」と疑問を持たせる終わり方で、「ジョセフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人が監獄から脱走するあたりで終わっても良かったのになぁ~」と私は思ってしまいました。
●採点
私のこの作品に対する評価は50点です。
色々な要素を詰め込もうと欲張って、まとめ切れず自滅した感の強い作品でした。
アクシュンシーンや爆破シーンなど、見応えのあるシーンもあっただけに残念に思いました。
これは、ハリウッドでジョニー・デップ、ニコール・キッドマンを主役に据えて、アクション・アドベンチャーの要素に主題を絞り、リメイクすれば結構良い作品になりそうだと私は思うんですけどね~。
誰か、リメイクの権利を買い取りませんかね~。
でも、フランス人が主役の物語だから、ハリウッド関係者には興味が湧かない作品かもしれませんね。
だから、この作品はカルティエの豪華な宝石で出来た装飾品の数々を観てみたい方とドロドロとして複雑な人間関係を長時間、観せられるのに我慢出来る自信のある方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、幼いわが子を目の前で誘拐されたのにも係わらず、セコイ泥棒生活を続けているルパンを観て、「そんな暇があったら、息子を探しに行けよ!」って思ってしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。
●ストーリー
1882年、叔父スービーズ公爵(ロバン・ルチーナ)の屋敷に父母と共に暮らす少年アルセーヌ・ルパン(ロマン・デュリス)は、ある日、警察が屋敷に父を逮捕しにやって来た事で、彼の職業が泥棒で高貴な者達から盗みを働いていることを、父自身から告げられる。
父は警察からの追跡を巧みに逃れ、夜にアルセーヌの部屋に現れ、ジョセフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人(クリスティン・スコット・トーマス)が所有する「マリー・アントワネットの首飾り」を盗み出す様にアルセーヌに命じる。
父からの要望にアルセーヌは、早くも怪盗の才を発揮し見事に応え、盗んだ「マリー・アントワネットの首飾り」を父に手渡すのだった。
しかし、翌日「マリー・アントワネットの首飾り」を手にし、逃げのびたはずの父が死体となっているのを、アルセーヌは皮肉にもスービーズ公爵の館から出て行く途中の道端で発見してしまう。
時が経ち、20歳となり怪盗として活躍するアルセーヌは、公爵夫人の娘で従妹のクラリス(エヴァ・グリーン )と母が入院している病院で再開し、やがて互いを愛する様になっていく。
そんなある夜、馬車で出かけて行くスービーズ公爵の後を追ったアルセーヌは、王家の財宝を狙う名士たちに、教会の貴重な十字架を盗んだとして、捕らえられていたカリオストロ伯爵夫人を絶体絶命の窮地から救出し、彼女の妖しい魅力へと引き込まれて行くのだが……。
●感想
いや~、「長い!長かった!」観終わった直後の、私の最初の感想がこの一言でした。
132分の作品なんですけど、途中でダレてしまい、時計を見るとまだ30分以上あったので、気が遠くなり、10分くらい意識を失ってしまいました。
ストーリーとしては、アクション有り、アドベンチャー有り、ラブサスペンス有りと盛りだくさんなんですが、主題をどれかに絞り込まれておらず、中途半端な作品の印象が残ってしまいました。
配役も私にはイマイチで、魅力が感じられず、20歳のアルセーヌ・ルパンを30歳過ぎたロマン・デュリスが演じている事から無理があり、魅惑的なはずのジョセフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人をクリスティン・スコット・トーマスが演じているのですが、私にはどう見ても「普通のおばさん」にしか見えず、どうして、アルセーヌ・ルパンがこんな女に夢中になるのか理解に苦しんでしまいました。
ストーリーもアルセーヌ・ルパン、ジョセフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人、ボーマニャン、クラリスら四人の人間関係が愛や憎しみ、裏切り、嫉妬心などでグチャグチャになるのを繰り返し観せられ、いい加減、うんざりしてしまいました。(この、しつこさに私は我慢できず、途中で意識を失ってしまったんだと思われます。)
宝石とか衣装とか豪華な物がふんだんに使われていて、きらびやかな感じは出ているのですが、その宝石を盗むルパンのテクニックがあまり華麗ではなく、警察に見つかって追われるシーンが滑稽に見えてしまいました。
肝心な話しのオチも「こんな終わり方で本当にイイの?」と疑問を持たせる終わり方で、「ジョセフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人が監獄から脱走するあたりで終わっても良かったのになぁ~」と私は思ってしまいました。
●採点
私のこの作品に対する評価は50点です。
色々な要素を詰め込もうと欲張って、まとめ切れず自滅した感の強い作品でした。
アクシュンシーンや爆破シーンなど、見応えのあるシーンもあっただけに残念に思いました。
これは、ハリウッドでジョニー・デップ、ニコール・キッドマンを主役に据えて、アクション・アドベンチャーの要素に主題を絞り、リメイクすれば結構良い作品になりそうだと私は思うんですけどね~。
誰か、リメイクの権利を買い取りませんかね~。
でも、フランス人が主役の物語だから、ハリウッド関係者には興味が湧かない作品かもしれませんね。
だから、この作品はカルティエの豪華な宝石で出来た装飾品の数々を観てみたい方とドロドロとして複雑な人間関係を長時間、観せられるのに我慢出来る自信のある方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、幼いわが子を目の前で誘拐されたのにも係わらず、セコイ泥棒生活を続けているルパンを観て、「そんな暇があったら、息子を探しに行けよ!」って思ってしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。
厳しいですか!それを言われるとちょっと辛いんですが……。
途中でダレる事が多く、あまり好きになれませんでした。
それでは、また!