敗戦前後の「父の日記」を読む

昭和19年当時の世相、生活状況、父の考え方を読む。

賞与

2007-07-29 17:27:25 | 日記 戦中編
昭和十九年十二月二十七日 晴 一直出勤
 賞与金を貰った。五百四十三円から税金 八十一円四十五銭、貯金 百十八円引かれ、残金 三百四十三円余だった。
 
 正午に警戒警報、間もなく空襲警報発令になり敵編隊が数回来た。
夕の報道に依ると来襲機数五十数機だという。 其の内十四機を撃墜し二十五機に損害を与えたと言う事であった。 私も一機が東南の空で火を噴いてのたうち廻って落ちるのを見た。 実に良い気持ちであった。 而かし残念にも味方機が二機落ちるのを見た時は何とも云えなかった。

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