敗戦前後の「父の日記」を読む

昭和19年当時の世相、生活状況、父の考え方を読む。

十日以上も甘藷ばかり

2009-12-09 21:45:22 | 日記 戦後編
昭和二十年十一月二十三日 晴 二、三直出勤

 豆の配給があった。一人一瓩 計九瓩であった。 小麥九瓩と大豆九瓩来たきりで米はまだ一粒も来ない。 もう十日以上も甘藷ばかりで米は一粒も食べてない。
 病気の時は米の音を聞かせろなどと落語で聞いていたが 目下の東京は落語を地で行って居る状態である。

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