敗戦前後の「父の日記」を読む

昭和19年当時の世相、生活状況、父の考え方を読む。

垣根の除去

2007-07-09 22:01:47 | 日記 戦中編
昭和十九年十二月十四日 晴 明け
 防空上垣根をなくした方がよいので毀すことにした。
 西隣との境の生垣は通り抜け出来るが、東隣との間は私の家の垣根があり通れないので毀した。 薪に丁度よい。
 夜中、三時に警戒警報、三時十分頃空襲警報発令になった。 身支度をして長男と長女と共に警戒した。 東南方遠くで敵機が焼夷弾を投下するのが見えた。残念だが雲が多くて敵機の所在が判明せず逃がしてしまったらしい