林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

英語の過去問演習を始める

2010年10月14日 | 受験
10月も半ばに近づいて来た。我が塾の受験生もようやく過去問を始めさせることにした。

個々の受験生の志望する大学・高校の過去問の指導をできることが、一対一の個別指導塾の強みであろう。我が塾では、おもに大学受験英語の過去問特訓を実施している。受験する大学学部だけに絞り、わからないところ・間違ったところに焦点を当てて指導するので能率が良いといえる。

過去問はできるだけ早く挑戦してみたい。とは言っても、ほとんどの受験生の場合、高校3年生の4月の段階でいきなり過去もやらせるわけにいかない。やはり、この時期ではむつかしすぎるからだ。ある程度実力がついて、9月ぐらいから始めるのが普通であろう。

さて今年の我が塾の受験生であるが、一応英文法と基礎的な構文を終え、ある程度英語長文にも慣れてきたので、過去問に取り組めるようにな段階になった。本格的に過去問特訓の時期に入ったというわけではないので、ボチボチ始めみるかという感じだ。もちろん志望校から始めるのではなく、滑り止めにしたい比較的やさしい大学の問題から始める。

ところで大学入試の過去問であるが、大学の格によって入試問題の質が大きく変化する。ほぼ F ランクといえる大学、例えば関東学院や多摩大の場合、長文読解はほとんど英語を読まなくてもよい問題ばかりである。これが日大だとか神奈川大になると、本格的な英語の長文問題が登場する。問題のレベルが全く違うのである。例えば日大では、『ブリタニカ』や『エコノミスト』を用いた比較的やさしい英語長文が出てくる。英語の問題を見るだけでも、日大以上が本当の大学であるということを実感させられるのである。ところが、成城・明治学院・成蹊といった大学の問題を見ると、日大や日東駒専とは格が違うのだということを思い知らされる。英文のレベルが格段に違うのである。実用英語の世界に一歩近づいたという感じだろうか。今年の我が塾の受験生がそうなのだが、多くの受験生にとっても、成城や成蹊あたりの英語力の習得は一つの大きな目標となるだろう。


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