林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

志望大学を決めるにあたって

2010年09月20日 | 受験
首都圏の高校生は、なかなか志望校見つけられないというのが普通のようだ。地方では志望校同決定は比較的簡単だと思われるが、首都圏にはあまりも沢山の大学があるので困ってしまうのである。

私立の中高一貫校に通っている生徒であっても、一部の上位校の生徒をのぞけば、大学受験についての意識が高いとは限らない。親御さんの方で、 MARCH 以上の大学が良いとか、慶應に行ってもらいたいとか希望する場合もあるが、子供の方にそれが伝わっているとは限らない。

あるいは、生徒本人の方で国公立大学に行きたいという場合もある。おそらく親御さんを気遣って国公立志望というのであろう。しかし、そのためには、私立や県立の上位高に在籍しているか、中堅進学校のトップである必要がある。そうでなければ、ほとんど非現実的である。

早稲田を希望する学生も少なからず存在する。おそらく早稲田というのは有名校の代名詞的存在だからであろう。だが、これは普通の国公立大学以上に難しい。こちらとしては、上位校に在学している訳でもないのに、軽々しく早稲田の名前をを出してもらいたくない。ただし、早稲田志望者には徹底的に鍛えてあげる準備はある。

1人だけ、東大志望という生徒がいた。本当のことを書くと、中堅校の癖になんてホラ吹きなのだろうかと思っていた。しかし、古文漢文を除いて本当に成績が結構よかった。最終的には東京工業大学に入学した H 君であった。東大を志望するというのは、やはり、ある程度自信がある証拠なのだろう。

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目標を見つけるのは大変かもしれないが、やはり高校3年生になるまでには、本当に入りたいと思う大学を決めてもらいたい。高校生が目指す大学を決めるために良い方法が幾つかある。

一番良いのは、本当のところ、お父様やお母様がある程度大学についての知識を得ている事である。そして、ちょっと古くさく聞こえるだろうが、お父様やお母様の出身大学を目指すのが一番分りやすい目標である。

もう一つは、上位校に進学したり、実績のある中堅進学校のトップクラスにいる事である。そうすると、自然と目標が見えてくる。自分の成績ならば、どの大学に受かるのか見当もついて来る。逆に言えば、中堅進学校の中位より下にいると、現実的な目標が定まってこない。だから、成績を上げることが、志望大学を決定するためのポイントとなる。

繰り返すことになるが、中堅進学校の中くらい以下にいるのであれば、猛勉強して基礎学力を向上してもらいたい。たいていのそのレベルの生徒は、英語でも数学でも基礎力が足りない。私どもの塾に在籍しているのであれば、猛ダッシュすれば今からでも受かるかもしれない大学についてのヒントを出すことは出来る。

なお、夢を持つことは大事だが、余りにも非現実的な夢を持つのは時間の無駄かもしれない。ある生徒は数学が全くできなかった。”a+b”が知らないうちに”ab”になってしまうのに、獣医志望だったのだ。文系志望にするように説得したが受け入れないので退塾の方向に持っていった。あるいは、英検2級レベルの英語力もないのに、ハワイ大学を志望していた。これも無謀である。ハワイ大学はそれほど名門大学ではないかもしれないが、そうは言っても求められる英語力は、東大や上智のレベルではあり得ない。(英検1級レベルの以上の英語力が望ましいが、英検準一級レベル有れば海外の大学でなんとかやっていける可能性がある)。以上のような勘違いは、やはり避けてもらいたいのだ。

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