りえどん日記

りえどん 52歳 SEに戻りましたー。南蛮連合というランニングチームにいます

UTMF 2018 A7 山中湖きらら から A8 二十曲峠

2018-04-29 02:01:00 | 香港
ここからが正念場。2日目の深夜


しばらくたち、暗闇が濃くなってくるころ、手足にしびれを感じて、気分が悪い。急激に体温が低下しているような気がする。

今日は朝プッチンプリンとレッドブルと味噌汁と豚汁とちかちゃんレモンとあとあと…えっと
なんも食べてね…
ジェルだけでも…

即効吐いた…
ぐぼはっ!

その後、森で何回か吐いた…

少し休む。

何人かに抜かれそして漆黒の森で1人に

……
……
……

ここってどこだろー

落ち着け~!!
ゼリーをゆっくり食べてリスタート
とにかく気持ち悪い…
寒い...

「気持ち悪い」より、「ひとりやだ」の方が勝っていてなんとか集団に追いついた。

その途中でも、フラフラ蛇行している人、寝てる人を多くみた。

途中、傾斜がどんどんキツくなる。容赦ねえ!

わたしも周りの人も必死のパッチ!

そんな時、上をみあげたら、明るく開けた場所がみえた

POWERBARののぼりがみえる
「お疲れ様~」
遠くで人の声とカウベルの音が聞こえるよ
あそこまで行ったらピークだ!
がんばろう!

はぁはぁ…
その場所についた
少し広いスペースにはなってたが頂上ではない

のぼりは、笹の葉
ライトは星
ランナー以外誰もいない
言葉にならないほどがっかり…

らんらんらん、らんらんらん♪

これが幻覚
パトラッシュ!

もうあまり記憶してないが、リアル頂上につく。

安心したのもつかの間、今度は激下り

スタッフの方に
「あと1km下るとエイドですよ!」
言われたような気がした

だけど下っても下ってもたどりつかない
下っても下っても真っ暗
街灯はどこ?

イライラしてきた

もうなんなんだ!

なんなんだ!

おかしいよ!

プリプリしていたら、今度は土のうで、できた急な下り階段がずーっと続いているのが見えた。超スリッピー。

もう~ヤダっ!

我慢の限界

A8 二十曲峠 141km 29日 03:45:57 OUT

ここには休憩所がない。
寒くて震えが止まらない
吐く息がうっすら白い

スタッフの方が、
「救護室で休まれてはいかがですか?本当に休んだら時間やばいけど」

お言葉に甘えて...お決まりの休憩
救護室には数人いて、他の人は死んだように寝ている

身体はボロボロの雑巾のよう..
でも頭はギンギンに冴えている

やめる

やめない

やめる

やめる

やめよう!

でもまてよ。ここでリタイヤしても自力で街まで行くしかない...10kmじゃきかないよね?
いやいや、それよりもまた来年ここにくるの?
無理だから~

友達に「もう無理」メールしようか
でももう寝てるだろうし
そんなメールもらってもぉ
無理だから~

グルグル同じことを考えて、悶々としたのち、お湯だけ飲んで進むことにした

しょうがない...(デレコのつぶやきより)

つづく...


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