リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

夢のない時代に

2015-09-22 23:25:31 | 2015年度秋公演
じわじわと本当にじわじわと田舎者であることを悟ってきている1回照明担当の溝上です。

小さい頃の夢は「マンションかアパートみたいな一戸建てじゃない家に住んでみたい」というものでした。というのも、マンションやアパートはテレビに映るもので本当にあるのかどうかわからないものというイメージだったからです。その夢が叶った今思うことは実家が1番ということです。よくよく考えてみると、今下宿している家の大きさは実家の自分の部屋より狭い。しかも最近下宿の大きさが京間じゃないのかという疑惑が出てきて余計狭く思えてくるのです。

それはさておき秋公演です。別名卒団公演。でも別名の方がメジャーなのです。私はなんとなく寂しい感じがするので秋公演といいますが。今公演をもって3回生は卒団です。引退でも勇退でもなく卒団。退くんじゃなくて一旦離れるだけと自分に言い聞かせている部分があります。

演劇という舞台をつくることが夢をつくることと置き換えられるのなら、私たちは毎回違った夢をつくっていることになるのでしょう。同じメンバーでも毎回違う夢をつくることができる。きっとその裏では表には決して出ない感情もあったと思います。まだまだ未熟な私には推し量ることなどできません。

劇場とは不思議な場所です。行くと必ず夢を見ることができる。だから観客が絶えない。私の好きなプロレスラーの1人である"スイーツ真壁"こと真壁刀義さんが言うんです。

夢のねえ時代だろ?だから夢見るんだよ、どいつもこいつも。

夢のない時代に、夢を見ることができる場所で皆様と出会えることを心待ちにしております。
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