伝説の歌番組・夜のヒットスタジオを語る

伝説の音楽番組「夜のヒットスタジオ」の22年間の足跡を通じて、日本の歌謡界が最も輝いていた時代を振り返ります。

夜ヒットを彩った俳優たち<2> 1985年-1987年

2007-03-11 | 夜のヒットスタジオ/番組史
1987/12/30(0994) 渡辺謙(マンスリー)/人間を写したFirm
1987/12/23(0993) 渡辺謙(マンスリー)/終りのない輪
1987/12/16(0992) 渡辺謙(マンスリー)/夢のように
1987/12/09(0991) 渡辺謙(マンスリー)/二人のProfile
1987/12/09(0991) 柴田恭兵/大人になる前に
1987/12/02(0990) 渡辺謙(マンスリー)/消えたモナリザ
1987/12/02(0990) 清水宏次朗/Love Balladeは歌えない 
1987/11/18(0988) 原田知世/螺旋状の涙
1987/11/11(0987) 時任三郎/Carry On
1987/11/04(0986) 中井貴一/愛しのサプリナ
1987/10/28(0985) 中村雅俊/もう一度抱きたい
1987/10/07(0982) 薬師丸ひろ子/胸の振子
1987/09/30(0981) 萩原健一/桜子
1987/09/30(0981) 沢向要士/WAY
1987/09/09(0978) 倍賞千恵子/下町の太陽~忘れな草をあなたに~さよならはダンスの後~愛は限りなく
1987/09/02(0977) 清水宏次朗/Summer of 1985
1987/08/26(0976) 陣内孝則/火の玉KISS
1987/08/05(0973) 中村雅俊/70年代
1987/07/15(0970) 原田知世/彼と彼女のソネット
1987/07/08(0969) 薬師丸ひろ子/星紀行-キャメルの伝説-
1987/06/17(0966) 中村雅俊/70年代
1987/06/17(0966) 仲村トオル/一条寺美奈/新宿純愛物語
1987/06/17(0966) 島田歌穂/People Song(×斉藤由貴)
1987/05/20(0962) 原田知世/逢えるかもしれない
1987/05/13(0961) 奥田瑛ニ/想い出はタンゴに染めて
1987/04/29(0959) 田中裕子(マンスリー)/(不詳)
1987/04/29(0959) 柴田恭兵/WAR
1987/04/22(0958) 田中裕子(マンスリー)/恋うらら
1987/04/22(0958) 原田知世/逢えるかもしれない
1987/04/15(0957) 田中裕子(マンスリー)/不祥寺/プリマドンナ
1987/04/08(0956) 田中裕子(マンスリー)/北京秋天
1987/04/08(0956) 陣内孝則/現在人(Imagine)
1987/04/01(0955) 田中裕子(マンスリー)/ジィーダンダ
1987/04/01(0955) 大地真央/スーヴニール
1987/03/11(0952) 陣内孝則/現在人(Imagine)
1987/02/25(0950) 松坂慶子/あんたとあたいのブルース
1987/02/18(0949) 小林旭/旅空夜空
1987/02/11(0948) 西田敏行/人生ららばい
1987/02/11(0948) 柴田恭兵/ランニング・ショット
1987/02/04(0947) 寺尾聡/Midnight Hunter
1987/01/28(0946) 天宮良/もうひとつのLonely
1987/01/14(0944) 松坂慶子/赤い靴履いてた淫らな娘
1986/12/24(0941) 多岐川裕美/あぶない2人(×中村泰士) 
1986/12/17(0940) 奥田瑛士/クラシック-Classic-(×谷村新司)
1986/11/19(0936) 奥田瑛士/クラシック-Classic-(×谷村新司)
1986/11/19(0936) 薬師丸ひろ子/紳士同盟
1986/11/05(0934) 舘ひろし/冷たい太陽
1986/10/22(0932) 桃井かおり/TRAV'LIN' LIGHT
1986/10/22(0932) 原田知世/空に抱かれたなら
1986/10/15(0931) 小林旭/熱き心に
1986/10/08(0930) 桜田淳子/寺泉憲/ショウビジネス~オールド・ファッション・ウェディング・ソング~恋はすばらしい  
1986/09/24(0928) 田中裕子/プリマドンナ
1986/09/24(0928) 原田知世/空に抱かれたなら
1986/09/17(0927) 陣内孝則/サヨナラCity Lights
1986/09/17(0927) 工藤夕貴/微笑むあなたに会いたい
1986/09/03(0925) 根津甚八/(不詳)
1986/08/13(0922) 中村雅俊/想い出のクリフサイドホテル
1986/08/13(0922) 原田知世/雨のプラネタリウム
1986/07/23(0919) 真田広之/ざわめきの街
1986/07/09(0917) 原田知世/雨のプラネタリウム
1986/06/25(0915) 田中裕子/チャイナ・ドール
1986/06/11(0913) 中村雅俊/想い出のクリフサイドホテル
1986/05/28(0911) 松坂慶子(マンスリー)/桃色吐息
1986/05/21(0910) 松坂慶子(マンスリー)/Von Voyage
1986/05/14(0909) 松坂慶子(マンスリー)/(不詳)
1986/05/07(0908) 松坂慶子(マンスリー)/北ウィング
1986/04/02(0903) 加山雄三/YESTERDAY、ほか
1986/01/08(0891) 三田村邦彦/(不詳)
1985/12/18(0889) 沢口靖子/白の円舞曲(×布施明)
1985/12/11(0888) 松坂慶子/ラジオのついたナイト・テーブル
1985/11/27(0886) 大地真央(マンスリー)/(不詳)
1985/11/27(0886) 沢口靖子/白の円舞曲
1985/11/20(0885) 大地真央(マンスリー)/(不詳)
1985/11/13(0884) 大地真央(マンスリー)/(不詳)
1985/11/06(0883) 大地真央(マンスリー)/(不詳)
1985/11/06(0883) 薬師丸ひろ子/ステキな恋の忘れ方
1985/10/16(0880) 三田佳子/お人好し
1985/09/25(0877) 舘ひろし/絹の夜
1985/09/11(0875) BIRDS(原田知世・野村宏伸・渡辺典子・原田貴和子)/二代目はクリスチャンのテーマ
1985/09/11(0875) 浅野ゆう子/NOMBRE NOIR-抱かれるままに
1985/09/04(0874) 大地真央/(不詳)
1985/08/14(0871) 原田知世/早春物語
1985/08/14(0871) 野村宏伸/And I Love Her
1985/08/07(0870) 中井貴一/俺だけのマドンナ
1985/08/07(0870) 薬師丸ひろ子/あなたを・もっと・知りたくて
1985/08/07(0870) 富田靖子/スウィート
1985/07/31(0869) 秋野暢子/よろしかったらお寄りなさい
1985/07/17(0867) 舘ひろし/絹の夜
1985/07/17(0867) 原田知世/早春物語
1985/06/26(0864) 時任三郎/Walk'in in the rain
1985/06/05(0861) 舘ひろし/今夜はALLLIGHT
1985/05/29(0860) 加山雄三/ある日渚に
1985/05/15(0858) 岩城滉一/笑い話
1985/05/08(0857) 世良公則/(不詳)
1985/04/10(0853) 大地真央/NEXT DOOR
1985/04/03(0852) 加山雄三/美しいヴィーナス/ある日渚に/お嫁においで~蒼い星くず~旅人よ~君といつまでも(×チェッカーズ・菊池桃子~西城秀樹・中森明菜~五木ひろし~小柳ルミ子)
1985/02/18(0846) 細川俊之/木の実ナナ/ミュージカル「ショーガール」より
1985/02/04(0844) 芦屋雁之助/コップ酒

この頃の特徴としては、何と行っても、俳優がマンスリーゲストとして1ヶ月間連続で出演をすることが多かった点が一番特徴的ではないでしょうか。
今や国際派俳優として確乎たる地位を築いた渡辺謙(1987年12月期)を始め、宝塚退団直後の大地真央(1985年11月期)、数多くの話題のドラマ・映画で主役を務めトップ女優として人気を確かなものとしていた松坂慶子(1986年5月期)、田中裕子(1987年4月期)がこの時代にはマンスリーとして出演し、俳優ならでは、ともいえる「魅せる歌」を数多く披露しました。この中でも一番今でも印象的なのは松坂慶子で、全身銀粉まみれの多数の男性ダンサーと入り乱れての「桃色吐息」はまさに「大人の情愛」そのものを歌を通じて「演じた」夜ヒット史上に残る名シーンであったといえるでしょう。

あと、映画「ビーパップ・ハイスクール」で彗星のごとく台頭した仲村トオルが、「ビーパップ」の亜流ともいえる映画「新宿純愛物語」の同名主題歌を相手役の一条寺美奈と共に披露したシーンも記憶に残ってる人が多いのではないでしょうか・・・。こう断言してしまうのは何ですが「ヘタさ」が尋常ではなかった(汗)。司会の芳村真理、古舘伊知郎もあえて「ヘタである」という事実をあらかじめ宣伝(?)しながら彼らとトークをし、彼らもそれを暗黙的に肯定してしまっていたのを記憶しています。

異色どころでは、大御所女優、倍賞千恵子・三田佳子が久々に出演した点があげられます。
丁度三田佳子が出演したときは、阪神がセ・リーグ優勝がかかった試合を番組内で臨時生中継した回で、多くの歌手が歌を披露できず仕舞であったところ、彼女に関してはやはりこの回の一番の注目ゲストの位置付けであったことややはり大御所女優としての格が優先され、歌をフルコーラス披露しました。確かこの時の歌「お人好し」もまた彼女が主演を務めたドラマの主題歌だったと思います。
倍賞千恵子に関しては、新曲ではなく、自身の歌手としての代表的ナンバーである「下町の太陽」ほか4曲をメドレー形式で披露する、という形での出演でした。このときは彼女の幼馴染が数名がかけつけ、歌の最中も彼女の後ろに立って手拍子をしながら応援していました。また、この回には前年の末の「男はつらいよ・幸福の青い鳥」で共演した長渕剛も新曲「泣いてチンピラ」を引っさげて出演をしており、他の歌手の歌中などでも長渕・倍賞の両人が色々と会話をしていたのもまた印象的です。

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1 コメント

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86年5月7日の松坂慶子さん曲目 (こしけん)
2012-05-24 16:54:27
 初めてお便り申し上げます。
 項目の件、動画サイトで拾ってわかったのですが、「北ウイング」に続いて「飾りじゃないのよ涙は」も歌ってらっしゃいます。

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