◆初出演:1986年4月9日(第904回)「悲しみモニュメント」
◆最終出演:1990年9月12日(第1129回)「耳をすましてごらん」
◆出演回数:43回
01 86/04/09 0904 悲しみモニュメント(詞:来生えつこ 曲:鈴木キサブロー R:1986/03/21 HC:6位)
02 87/01/28 0946 楽園のDoor(詞:小倉めぐみ 曲:来生たかお R:1987/01/10 HC:1位)
03 87/04/15 0957 話しがけたかった(詞:戸沢暢美 曲:岸正之 曲:R:1987/04/01 HC:1位)
04 87/05/06 0960 話しがけたかった
05 87/06/24 0967 パンドラの恋人(詞:田口俊 曲:亀井登志夫 R:1987/07/01 HC:1位)
06 87/07/22 0971 パンドラの恋人
07 87/09/23 0980 秋のIndication(詞:許瑛子 曲:荻田光雄 R:1987/09/23 HC:1位)
08 87/10/21 0984 秋のIndication
09 87/11/25 0989 はいからさんが通る(詞:小倉めぐみ 曲:国安わたる R:1987/12/02 HC:1位)
10 87/12/23 0993 はいからさんが通る
11 88/01/27 0998 はいからさんが通る
12 88/04/13 1009 微笑みカプセル~Don't warry my friend~(Album「NANNO -Singles-」より 詞:堀田絢/田口俊 曲:岸正之 R:1988/03/21)
13 88/06/15 1018 あなたを愛したい(詞:田口俊 曲:荻田光雄 R:1988/06/18 HC:1位)
14 88/06/22 1019 あなたを愛したい
15 88/07/20 1023 あなたを愛したい
16 88/08/31 1029 あなたを愛したい
17 88/09/28 1033 秋からも、そばにいて(詞:田口俊 曲:兼元一夫 R:1988/10/08 HC:1位)
18 88/10/12 1035 秋からも、そばにいて
19 88/10/19 1036 秋からも、そばにいて
20 88/11/23 1041 恋の季節<With チェッカーズ>(詞:岩谷時子 曲:いずみたく)/秋からも、そばにいて
21 88/12/21 1045 メリー・クリスマス(Album「SNOWFLAKES」より 詞:康珍化 曲:平野牧 R:1988/12/14)
22 89/01/18 1048 リフトの下で逢いましょう(Album「SNOWFLAKES」より 詞:康珍化 曲:小森田実 R:1988/12/14)
23 89/02/15 1052 涙はどこへいったの(詞:康珍化 曲:柴矢俊彦 R:1989/02/15 HC:2位)
24 89/02/22 1053 涙はどこへいったの
25 89/03/15 1056 涙はどこへいったの
26 89/03/29 1058 涙はどこへいったの
27 89/05/10 1064 トラブル・メーカー(詞:南野陽子 曲:木戸泰弘 R:1989/06/21 HC:2位)
28 89/05/24 1066 瞳の中の未来(Single「トラブル・メーカー」B面 詞:田口俊 曲:上田知華 R:1989/06/21)
29 89/06/07 1068 トラブル・メーカー
30 89/06/21 1070 トラブル・メーカー
31 89/07/26 1075 トラブル・メーカー
32 89/09/27 1084 思いのままに(Album「GAUCHE」より 詞:平出よしかつ 曲:亀井登志夫 R:1989/07/12)
33 89/10/18 1085 トラブル・メーカー
34 89/11/22 1090 フィルムの向こう側(詞・曲:飛鳥涼 R:1989/11/29 HC:1位)
35 89/12/06 1092 フィルムの向こう側
36 89/12/20 1094 6pm,24,DEC.(Album「Dear Christmas」より 詞:戸沢暢美 曲:荻田光雄 R:1989/12/01)
37 90/01/24 1098 僕らのゆくえ(Single「フィルムの向こう側」B面 詞:平出よしかつ 曲:柴矢俊彦 R:1989/11/29)
38 90/02/28 1103 春景色(Single「悲しみモニュメント」B面 詞:イノ・ブランシュ 曲:岸正之 R:1986/03/21)
39 90/04/25 1109 ダブルゲーム(詞:荒木とよひさ 曲:三木たかし R:1990/06/01 HC:3位)
40 90/05/30 1114 ダブルゲーム
41 90/06/27 1118 思い出を思い出さないように(Single「へんなの!!」B面 詞:小倉めぐみ 曲:重久義明 R:1990/07/01)
42 90/07/18 1121 へんなの!!(詞:谷穂ちろる 曲:柴矢俊彦 1990/07/01 HC:11位)
43 90/09/12 1129 耳をすましてごらん(詞:山田太一 曲:湯浅譲二 1990/08/01 HC:7位)
【補足】
①放送期間内でリリースされたシングル曲中、「恥ずかしすぎて」(R:85/06/23)「さよならのめまい」(R:85/11/21)「風のマドリガル」(R:86/07/21)「接近(アプローチ)」(R:86/10/01)の計4曲については出演実績なし。
②シングル「吐息でネット」(R:88/02/26)はスポンサー競合の関係で披露できず、代替として1ヵ月後にリリースされたアルバム「NANNO -Singles-」収録曲の「微笑みカプセル」を披露。
③88/11/23放送時の「恋の予感」(オリジナルはピンキーとキラーズ)は番組20周年記念企画の一環として歌唱。
その彼女が一躍人気アイドルとしての地位に上り詰める転機となったのは、1985年10月よりスタートした『スケバン刑事Ⅱ』の主役・2代目「天宮サキ」役を演じてからのこと。このドラマでの人気を背景に2枚目のシングル「さよならのめまい」がスマッシュヒット、そして、1986年に発売した3枚目の「悲しみモニュメント」のヒットにより、夜ヒットにもデビュー10ヶ月目でようやく初出演を果たすことになりました。
しかし、この初登場の後、何らかの政治的理由(詳細は不明、詳しい方ご一報お待ちしております)によって、暫くの間、番組の出演が出来ない状態になり(従って「風のマドリガル」「接近(アプローチ)」での出演実績はなし)、1987年初頭に発表した彼女のオリコンチャート発の1位獲得曲「楽園のDoor」で約10ヶ月ぶり、2回目の出演。このときは彼女と「スケバン刑事Ⅱ」で共演していた相楽ハル子・吉沢秋絵、そして、次シリーズで「風間三姉妹」として主役を演じていた浅香唯・大西結花・中村由真の新旧「スケバン刑事」俳優5人が特別ゲストとして駆けつける、という豪華な「おまけ」付の久々の登場となりました。
本格的に夜ヒットで準レギュラー格の座を射止めたのは1987年4月発売の7枚目のシングル「話しかけたかった」から。以降は、番組最晩期まで、中山美穂・工藤静香・浅香唯と並ぶ「アイドル四天王」の一角として、コンスタントに番組に登場。古舘伊知郎・柴俊夫司会時代になると、1週だけ間を空けて、または2週連続という形で2月に2回登場することもしばしばあり、このことは低落傾向にあった番組にとり、「視聴率を取れる貴重な存在」として理解されていたことを証明付けるデータであるといえます。
彼女も奇抜な衣装で番組に出演することが多く、最晩期の夜ヒットにおいては「ファッション女王」ともいえる存在でした。基本的にはドレス姿などシックな服装が多かったと思いますが、1989年1月18日放送での「リフトの上で逢いましょう」ではスキーウェア、1989年11月22日放送での「フィルムの向こう側」では熊のぬいぐるみで埋め尽くされたような幅広のコート姿、1990年7月18日の「へんなの!!」では曲のイメージに合わせて怒髪天なパンクルック、といい意味で世間の印象を覆す意表を付いた服装にも挑戦。彼女のタレントとしての魅力ともいうべき「感性の豊かさ」がここでも遺憾なく発揮されていたと言えるでしょう。