伝説の歌番組・夜のヒットスタジオを語る

伝説の音楽番組「夜のヒットスタジオ」の22年間の足跡を通じて、日本の歌謡界が最も輝いていた時代を振り返ります。

【改訂版】歌謡曲黄金時代と夜のヒットスタジオ-曲目リスト(15) 1971年3~4月

2008-03-29 | 夜ヒット/曲目(改訂・増補版) 71~72年

<註>
 ・下記表記の「R」は当該曲目のレコード(CD)発売日「HC」は当該曲目のオリコンチャートでの最高位を表しています。
・また、曲目の部分の記載につき、オリコンチャート1位獲得曲については、同じく2~10位にランクインされた曲についてはの背景色にしてあります。
 ・各曲目につき、放送回順に記載していますが、必ずしもその放送回がその曲目が初めてヒットスタジオで歌われた(演奏された)回であるわけではないので、ご覧頂く際にはその辺りのところをご留意下さい。
 ・また、1970年代前半までについては映像資料等が乏しいため、レコード発売日と各歌手の出演日との兼ね合い、何らかのタイアップ曲として発売されたものについては、スポンサーや他局番組との競合の有無、その他種々の点を考慮の上、その放送回に披露されたことがほぼ間違いないであろうと「推定」されるものについてのみ記載をしております。発売日等で間違いがございましたらご一報下さい。

<1971年3月1日(第122回)>
・雪が降る 西郷輝彦
 詞:Salvatore Adamo/安井かずみ<訳> 曲:Salvatore Adamo/川口 真<編>
 R:1971/03/25
 ※原曲はサルバトーレ・アダモ「Tombe La Neige」。1971年にはアダモ自身が吹き込んだ日本語版がヒット(週間チャート最高位5位、71年のオリコン年間チャート31位<累計売上:30.5万枚>)。西郷のほかにも越路吹雪ら多くの日本人歌手もシングル・アルバムにて同曲をカバーしている。
・銀座の恋の物語 浜田光夫/市川瑛子 
 詞:大高ひさを 翌:鏑木 創 R:1971/02/05
 ※1961年に発表された石原裕次郎・牧村旬子のデュエットソング「銀座の恋の物語」のリバイバル。
・遠くへ行きたい 永田克子
 詞:永 六輔 曲:中村八大 .R:1971/02/-
 ・1962年にヒットしたジェリー藤尾の代表作「遠くへ行きたい」のリバイバル。
・愛ある限り 石田ゆり
 詞:なかにし礼 曲:川口 真 R:1971/02/-
・信頼 伊東ゆかり
 詞:谷 雅子 曲:海野こうじ R:1971/03/25 HC:69位

<1971年3月8日(第123回)>
・白夜 青江三奈 R:1971/03/15 HC:51位
・美しく燃えて 小川知子 
 詞:橋本 淳 曲:筒美京平 R:1971/02/05 HC:34位
・明日があるから 松平直樹とブルーロマン R:1971/02/-
・風が吹く 天童よしみ
 詞:竹中 労 曲:木村好夫 R:1970/11/10
 ※ナベプロによるテレビ局支配の実情など芸能界の裏側を多くのルポタージュ記事で暴露し、注目を集めていた、ルポライターの先駆者・竹中労が作詞を担当。長い不遇の時を経て、80年代後半~90年代にかけて「道頓堀人情」「酒きずな」「珍島物語」のヒットにより一躍女性演歌歌手の一番人気に躍り出た天童よしみの正式デビューシングル(尚、この曲をリリースする1ヶ月前に「吉田よしみ」名義でフジテレビ系アニメ「いなかっぺ大将」のテーマ「大ちゃん数え歌」がリリースされており、この作品が天童が最初に吹き込んだレコードシングル盤である)。
・今、恋が終る 金井克子 R:1971/03/01
・ケ・セラ・セラ ゴールデン・ハーフ
 詞:Jay Livingston/なかにし礼<訳> 曲:Ray Evans R:1970/12/21
 ※原曲はドリス・デイ「Que Sera Sera」(映画「知りすぎていた男」より、1956年度アカデミー賞主題歌賞受賞)。日本では1957年に発表されたペギー葉山盤(訳:音羽たかし)が有名。

<1971年3月15日(第124回)>
・あの時あなたは美しく 英 亜里
 詞:山口あかり 曲:平尾昌晃 R:1971/03/13
・この愛を永遠に 由紀さおり
 詞:なかにし礼 曲:川口 真 R:1971/03/05 HC:57位
傷だらけの人生 鶴田浩二
 詞:藤田まさと 曲:吉田 正 R:1970/12/25 HC:2位
 ◆年間チャート(71年)4位(77.8万枚)
 ◆第13回(1971年)日本レコード大賞大衆賞受賞曲
 ◆第4回(1971年)日本有線大賞受賞曲
 ◆第4回(1971年)全日本有線放送大賞(夜のレコード大賞)受賞曲
(※尚、1971~1976年までは「大賞」という呼称ではなく「金賞」の呼称が使用されている)
 ※東映映画「傷だらけの人生」主題歌
 ※銀幕スター・鶴田浩二の久々の歌手としてのヒット作。左耳に手を当てて歌う独特の歌唱スタイルが話題となったが、これは、22歳のときに薬の副作用で左耳が難聴になってしまい、音のリズムをとりづらくなっていたことによるものである。

・歌舞伎町の女 野村真樹
 詞:吉川文郎/なかにし礼<補作> 曲:猪俣公章 R:1971/02/05 HC:33位
・あいつとあの娘 佐良直美
 詞:保田善生 曲:いずみたく R:1971/03/05
 ※三菱レイヨンPRソングとして発売。

<1971年3月22日(第125回)>
・東京流し唄 藤 三郎 R:1970/12/-
・雨の夜、京都に帰る 高田恭子
 詞:どいあきら 曲:中村泰士 R:1971/03/-
・許してあなた 矢吹 健
 詞:山口洋子 曲:筒美京平 R:1971/02/01
・みちゆき 菅原洋一
 詞:藤田敏雄 曲:佐藤 勝 R:1970/12/-
さいはての女 藤 圭子
 詞:石坂まさを 曲:彩木雅夫 R:1971/02/05 HC:8位

<1971年3月29日(第126回)>
・太陽に走る女 辺見マリ 
 詞:安井かずみ 曲:鈴木邦彦 R:1971/04/05 HC:64位
・コーヒーと小犬 松島トモ子 R:1971/04/-
・朝には別れを 黒沢年男
 詞:橋本 淳 曲:中村泰士 R:1971/03/-
・ブラック・シャドー 土居まさる
 詞:橋本 淳 曲:筒美京平 R:1971/05/-
・生きているのが淋しくて ピーター R:1971/04/-

<1971年4月5日(第127回)>
・芝居は終った 中尾ミエ
 詞:なかにし礼 曲:宮川 泰 R:1971/03/-
・たばこ屋の云うことにゃ 大船 渡 R:1971/03/-
・おもかげ フランク永井 R:1971/04/-
・卒業させてよ 和田アキ子
 詞:阿久 悠 曲:馬飼野俊一 R:1971/03/05 HC:39位

<1971年4月12日(第128回)>
・地球は回るよ トワ・エ・モア
 詞:山上路夫 曲:東海林修 R:1971/03/05
・君は人妻 鶴岡雅義と東京ロマンチカ
 詞・曲:なかにし礼 R:1971/03/25
・なごやの女 北島三郎
 詞:星野哲郎 曲:島津伸男 R:1971/03/25 HC:58位
・何かいいことありそうな ピンキーとキラーズ
 詞:山上路夫 曲:いずみたく R:1971/04/20 HC:50位
 ◆第22回(1971年)NHK紅白歌合戦出場曲(4回)

<1971年4月19日(第129回)>
・ふるさと タローとアルファベッツ 
 詞:山上路夫 曲:森本太郎 R:1971/04/-
 ※タローとアルファベッツは元ザ・タイガースの森本太郎を中心として結成されたバンド。
・勝負 村田英雄 R:1971/01/-
・暗い港のブルース ザ・キングトーンズ
 詞:なかにし礼 曲:早川博二 R:1971/04/05 HC:19位
・約束 フォーリーブス 
 詞:阿久 悠 曲:筒美京平 R:1971/03/01 HC:31位
・恋仁義 藤 圭子
 詞:石坂まさを 曲:曽根幸明 R:1971/05/05 HC:21位
・夜の花びら 杉 慎吾 R:1971/02/-
・銀座の子守唄 守屋 浩
 詞・曲:浜口庫之助 R:1971/03/-

<1971年4月26日(第130回)>
・しのび泣き 三田 明
 詞:宮川哲夫 曲:渡久地政信 R:1971/04/-
・最後の一時間 園まり
 詞:なかにし礼 曲:中村泰士 R:1971/05/-
・おんなは女 平 浩二
 詞:山口洋子 曲:猪俣公章 R:1971/03/25
・ドリフのツンツン節 ザ・ドリフターズ
 詞:なかにし礼 曲:不明/川口 真<編> R:1971/05/05 HC:18位
 ※「ツンツン節」は戦前~戦中にかけて各旧制大学・高等学校でそれぞレ独自に歌詞を付けて歌われていたもの。いわゆる「寮歌」という格式ばったものではなく、「春歌」「お座敷唄」として親しまれていたと伝えられている。
・ドント・メイク・ミー・オーヴァー 真帆志ぶき
 詞:Hal David 曲:Burt Bacharach R:1971/05/-
 ※オリジナルは1963年に発表されたディオンヌ・ワーウィックの出世作「Don't Make Me Over」。
 ※真帆志ぶきは元宝塚歌劇団の男役トップスター。1952年、月組公演「アメリカーナ」「春のおどり」で初舞台を踏み、その後花組に配属。1955年の花組公演「国姓爺合戦」でメイン級に抜擢されて以降、当時のトップスターであった淀かほるらと互角の人気を集め、雪組への組替の後、1962年に退団した明石照子の後任として同組の男役トップに就任。「スータン」の愛称で親しまれ、華麗なダンス技術と確かな歌唱力で多くのファンを魅了、彼女をモデルとした人形(「スータン・ドール」)が商品化されるほどの絶大な人気を集めた。8年間の長きに渡って雪組トップを張った後、1971年に専科入り、75年に退団。専科入り後、東京・日生劇場などでの外部公演にも進出し更なるキャリアを積むが、結婚を機に活動規模を縮小、リサイタル・ワンマンショーなどを中心とした活動へと移行した。

【司会】前田武彦・芳村真理

(参考)この頃の主な出来事
・03/04 富士急電車とトラックが衝突し、電車が脱線する事故発生。17人死亡。
・03/05 大阪刑務所内で印刷されている大阪大学・大阪市立大学の入試問題売買の事実が発覚。
・03/06 アサヒ玩具(1979年に倒産)、「アメリカンクラッカー」発売。記録的なヒット商品に。
・03/26 多摩ニュータウンの第一次入居開始。
・03/28 愛知・名古屋市で開催された世界卓球選手権大会に中国卓球代表団が参加。中国の外交方針の転換を印象付ける出来事として話題となる。
・03/29 二院クラブ所属の青島幸男参院議員が、参院予算委員会で政治問題規制法に関する質疑の最中に佐藤栄作首相に対して「総理は財界の男妾」と発言。参院自民党は青島議員に対して懲罰動議を提出。
・04/- 東京五輪の選手村跡地に都立代々木公園が開園。 
・04/02 大阪・箕面市にミスタードーナツ1号店開店。
・04/05 イタリア・エトナ火山が噴火。
・04/11 第7回統一地方選挙。大阪府知事選では社会党(現・社民党)・共産党推薦候補の黒田了一が現職の左藤義詮を破り初当選。東京の美濃部亮吉知事に続き、大阪にも革新知事が誕生。
・04/16 昭和天皇・香淳皇后ご夫妻、広島原爆慰霊碑に初参拝。
・04/27 防衛庁(現・防衛省)、第4次防衛力整備計画原案を発表。  


【改訂版】歌謡曲黄金時代と夜のヒットスタジオ-曲目リスト(14) 1971年1~2月

2008-03-27 | 夜ヒット/曲目(改訂・増補版) 71~72年

<註>
 ・下記表記の「R」は当該曲目のレコード(CD)発売日「HC」は当該曲目のオリコンチャートでの最高位を表しています。
・また、曲目の部分の記載につき、オリコンチャート1位獲得曲については、同じく2~10位にランクインされた曲についてはの背景色にしてあります。
 ・各曲目につき、放送回順に記載していますが、必ずしもその放送回がその曲目が初めてヒットスタジオで歌われた(演奏された)回であるわけではないので、ご覧頂く際にはその辺りのところをご留意下さい。
 ・また、1970年代前半までについては映像資料等が乏しいため、レコード発売日と各歌手の出演日との兼ね合い、何らかのタイアップ曲として発売されたものについては、スポンサーや他局番組との競合の有無、その他種々の点を考慮の上、その放送回に披露されたことがほぼ間違いないであろうと「推定」されるものについてのみ記載をしております。発売日等で間違いがございましたらご一報下さい。

<1971年1月4日(第114回)>
・美しいものたち ペッツィ&クリス R:1970/11/-
・どういうわけか 児島美ゆき
 詞:大矢弘子 曲:中川博之 R:1970/12/25
・鳩時計は唄わない 岡崎友紀
 詞:山上路夫 曲:川口 真 R:1970/12/01 HC:92位

<1971年1月11日(第115回)>
・愛でくるんだ言訳 安倍律子(里葎子)
 詞:加茂亮二 曲:鈴木 淳 R:1971/01/01
・花喰う蟲のサンバ 森山加代子
 詞:阿久 悠 曲:井上かつお R:1970/11/10
・私はジュリエット 和泉雅子 R:1971/01/-
誰かさんと誰かさん ザ・ドリフターズ
 詞:なかにし礼 曲:スコットランド民謡/川口 真<編>
 R:1970/11/05 HC:3位
 ◆年間チャート(71年)36位(27.9万枚)
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞大衆賞受賞曲

 ※原曲はスコットランド民謡「ライ麦畑で出逢うとき」(Comin' Thro' The Rye)。戦前~戦後まもなくにかけて小学唱歌として広く歌われた「故郷の空」もこの民謡を元に日本語詞を付けて発表された作品である。

<1971年1月18日(第116回)>
・別れたあとで ちあきなおみ 
 詞:白鳥朝詠 曲:鈴木 淳 R:1970/11/10 HC:13位
京都慕情 渚ゆう子
 詞:林 春生 曲:The Ventures(ザ・ベンチャーズ) R:1970/12/01 HC:2位
 ◆年間チャート(71年)15位(39.3万枚)
 ◆
第22回(1971年)NHK紅白歌合戦出場曲(初)
・愛されてます 梓みちよ
 詞:増永直子 曲:中村泰士 R:1970/12/-
・すべてを愛して 内山田洋とクールファイブ
 詞:川内康範 曲:鈴木 淳 R:1971/01/10 HC:24位

<1971年1月25日(第117回)>
・めまい 辺見マリ
 詞:安井かずみ 曲:村井邦彦 R:1971/01/04 HC:16位
・裸足のブルース 中村晃子
 詞:木下龍太郎 曲:高田 弘 R:1971/01/20
望郷 森 進一
 詞:橋本 淳 曲:猪俣公章 R:1970/12/25
 HC:1位(1971/01/25-02/08)
 ◆年間チャート(71年)9位(54.4万枚)

<1971年2月1日(第118回)>
・ああ恋唄 水前寺清子
 詞:星野哲郎 曲:安藤実親 R:1971/02/25 
・マリア 克美しげる R:1971/01/-
・荒野をもとめて 加山雄三
 詞:岩谷時子 曲:弾 厚作(加山雄三) R:1971/02/05

<1971年2月8日(第119回)>
おんな占い 南有二とフルセイルズ
 詞:二条冬詩夫 曲:村沢良介 R:1970/07/05 HC:5位
 ◆年間チャート(71年)41位(25.1万枚)
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞期待賞受賞
 ◆第3回(1970年)全日本有線放送大賞(夜のレコード大賞)新人賞受賞

空に太陽がある限り にしきのあきら
 詞・曲:浜口庫之助 R:1971/02/10 HC:4位
 ◆年間チャート(71年)29位(30.8万枚)
 
◆第22回(1971年)NHK紅白歌合戦出場曲(2回)
・止めないで いしだあゆみ
 詞:なかにし礼 曲:井上忠夫 R:1971/02/10 HC:20位
・ある愛の詩(原題:Love Story) ペギー・マーチ
 詞:C.Sigman/岩谷時子(訳) 曲:Francis Lai/服部克久(曲)
 R:1971/-/-(詳細求む)
 ※アメリカ映画「ある愛の詩」主題歌。この作曲者であるフランシス・レイの盤と、これに詞をつけて発売されたアンディ・ウィリアムスの盤が最も有名だが、彼ら以外にも、ペギー・マーチ、越路吹雪らもこの曲を吹き込んでいる。因みにアンディ・ウィリアムス盤は71年のオリコン年間チャートで24位を記録(32.0万枚)、日本語版・英語版共に週間チャートのベスト10圏内に入るなど、空前の大ヒットとなった。
・ブラック・ナイト(Black Night) PYG
 詞・曲:Ritchie Blackmore/Ian Gillan 
 R:1971/11/10 アルバム「FREE WITH PYG」収録
 ※PYG(ピッグ)はタイガースの沢田研二、テンプターズの萩原健一をツインボーカルに据え、脇を井上尭之(スパイターズ)、岸部修三(現・一徳)(タイガース)らが固めるという豪華布陣で結成されたバンド。のちに沢田・萩原が完全にソロ歌手としての活動を開始したのを機に「ザ・いのうえバンド(→井上尭之バンド)」と改称、彼らのバッグを一手に引き受けることとなる。
 ※「Black Night」は1970年6月にイギリスのロックバンド、ディープ・パープルが発表した楽曲。全英チャート2位のヒットを記録した作品。日本でも翌1971年2月に発売され、約10万枚を売り上げるヒットとなった。
 ※PYGのオリジナルシングル(EP)及びアルバム(LP)盤(スタジオで製作・収録された盤を指す)で「Black Night」が吹き込まれた記録はない。但し、幾度かコンサートやライブではこの曲を演奏しており、田園コロシアムでのコンサートの模様を収録したライブLP「FREE WITH PYG」にもそのコンサート時に同曲を演奏したときの音源が収録されている。そのため、上記アルバム・シングル発売日の項目には同曲が唯一収録された市販アルバムである上記LPの発売日を記載した。

<1971年2月15日(第120回)>
・無駄な抵抗はやめましょう ちあきなおみ
 詞:なかにし礼 曲:鈴木 淳 R:1971/02/25 HC:30位
・別れ話 佐川満男 R:1971/03/-
・次郎長笠 橋 幸夫 
 詞:藤田まさと 曲:吉田 正 R:1971/02/05
 ◆第22回(1971年)NHK紅白歌合戦出場曲(12回)
・抱擁 ヒデとロザンナ
 詞:橋本 淳 曲:中村泰士 R:1971/01/25 HC:35位
・女の意地 内山田洋とクールファイブ
 詞・曲:鈴木道明 R:1971/02/25 HC:43位
オリジナルは1965年に「赤坂の夜は更けて」とのカップリングで西田佐知子のシングル曲として発売。1970年に西田盤がリバイバルヒットして際注目されるようになり、クールファイブのほか、ザ・ピーナッツ、東京ロマンチカ、藤圭子らもLP盤にてこの曲を吹き込んでいる。

<1971年2月22日(第121回)>
・青春の夜明け ジョイベルス東京
 詞:太田幸二 曲:六波羅三郎 R:1971/02/-
・憂愁 黛ジュン
 詞:阿久 悠 曲:三木たかし R:1971/03/01 HC:32位
・愛に生き平和に生きる ピンキーとキラーズ
 詞:岩谷時子 曲:いずみたく R:1971/01/01
 ※元々はピンキーとキラーズのリサイタル用の楽曲として用意された。売上自体は振るわなかったが、ベトナム戦争反対のメッセージ性を含んだ歌詞・メロディーが評判となり、後に学校の合唱コンクールなどでの定番ソングとして長く親しまれた。
ついて来るかい 小林 旭 
 詞・曲:遠藤 実 R:1970/12/25 HC:5位
 ◆年間チャート(71年)25位(31.7万枚)
 ◆第4回(1971年)日本有線大賞特別賞受賞曲
・いいものあげる 渥美マリ R:1971/02/-

【司会】前田武彦・芳村真理

(参考)この頃の主な出来事
・01/- 世界経済フォーラム設立(通称「ダボス会議」)。
・01/01 ウィスキーなどの輸入が自由化される。
・01/15 エジプトでアスワン・ハイ・ダムが竣工。
・01/23 ニッポン放送の看板アナウンサー・糸居五郎がマラソン・ディスクジョッキー企画に挑戦、連続50時間登板という前代未踏の記録を達成する。
・01/23 TBSテレビの人気番組「8時だョ!全員集合」、視聴率50%超えを達成。
・01/24 GSブームの第一人者でもあったザ・タイガースが、日本武道館で解散コンサートを開く。
・01/27 神奈川の葉山御用邸が放火により全焼(1981年に再建)。
・02/07 札幌国際冬季スポーツ大会(プレ・オリンピック)開幕。
・02/04 イギリスの自動車メーカー、ロールス・ロイス社倒産。
・02/20 俳優・左ト全死去。77歳。
・02/22 成田空港公団、第一次強制代執行開始(~3月6日)。


【改訂版】歌謡曲黄金時代と夜のヒットスタジオ-曲目リスト(13) 1970年11~12月

2008-03-25 | 夜ヒット/曲目(改訂・増補版) 68~70年

<1970年11月2日(第105回)>
・シャンゼリゼの夜 ピーター R:1970/10/-
雨がやんだら 朝丘雪路
 詞:なかにし礼 曲:筒美京平 R:1970/10/21 HC:5位
 ◆年間チャート(71年)23位(32.4万枚)
 ◆第13回(1971年)日本レコード大賞作曲賞受賞曲
 ◆第4回(1971年)日本有線大賞特別賞受賞曲
 ◆第22回(1971年)NHK紅白歌合戦出場曲(10回)

 ※現在では女優・舞踊家のイメージの強い朝丘だが、宝塚歌劇団を退団して以降は女優として人気を博す傍ら、ジャズ歌手としての活動も展開しており、1957年に初出場して以来、1960年代前半までは年末の紅白の常連歌手として毎年出場者に名を連ねていた。この時代に発表された歌としては「島育ち」(田端義夫との競作)「永良部百合の花」「レモンティーをもう一杯」「船頭可愛や」(1935年の音丸のヒット曲のリメイク)「ふり向いてもくれない」などがある。
 ※1960年代後半以降は歌手活動は最小限に抑えられ、専らテレビ司会者や女優としての活動が主であったが、この曲が翌71年に入ってから大ヒットして以降1976年頃にかけて再び歌手活動にも力を注ぐようになり、「お別れしましょう」「終わりなき冬の旅」「ごめんなさい」などの主に筒美京平が作曲を手掛けた作品を次々と発表、新境地を開拓する。
・振り返ってみたけれど 三田 明
 詞:山口洋子 曲:藤本卓也 R:1970/11/-
・悲しみのアリア 石田ゆり
 詞:なかにし礼 曲:筒美京平 R:1970/09/25 HC:27位
 ※石田ゆりは歌手・女優のいしだあゆみの実妹であり、現在は作詞者・なかにし礼の夫人。
・誰もいない海 トワ・エ・モア
 詞:山口洋子 曲:内藤法美 R:1970/11/05 R:16位
 ※1968年に、大木康子という歌手のシングル盤のB面の曲として製作。後に作曲者である内藤の夫人であるシャンソン歌手の越路吹雪が自身のライフワークとしていた日生劇場での「ロングリサイタル」でこの曲をカバーしたところ好評を得、アルバムに収録。それから程なくして、このトワ・エ・モアのバージョンがシングル盤として発売され、これも約15万枚のセールスを記録するヒットとなった。
・小さなあやまち 和田浩治
 詞:阿久 悠 曲:中村泰士 R:1970/10/-

<1970年11月9日(第106回)>
■「おめでとう歌謡大賞」と題して、当日授賞式が開催された第1回日本歌謡大賞の特集を放送。歌謡大賞及び各主要部門賞の受賞曲を中心とした構成が採られた。
一度だけなら 野村真樹
 詞:山口洋子 曲:猪俣公章 R:1970/06/05 HC:10位
 ◆年間チャート(70年)46位(23.4万枚)
 ◆第12回(1970年)日本レコード大賞新人賞受賞

 ◆第1回(1970年)日本歌謡大賞放送音楽新人賞受賞
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞新人賞受賞
 
◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(初)
黒ネコのタンゴ 皆川おさむ
 詞:Francesco Pagano/Armando Soricillo/Francesco Saverio Maresca/見尾田みずほ<訳>
 曲:Francesco Pagano/小森昭宏<編>
 R:1969/10/05 HC:1位(1969/11/10-1970/02/09)
 ◆年間チャート(70年)1位(141.4万枚
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞大衆賞受賞曲
 ※原曲はイタリアの童謡であり、現地の童謡コンテスト「第11回ゼッキノ・ドロ(Zechino d'Oro)」に第3位に入賞した「黒いネコがほしかった」(Volevo un gatto nero)。日本での大ヒットの直後にはフィンランド、フランスでもこの曲のカバー盤が発売されている。
 ※皆川は歴代ヒットスタジオ出演歌手中、最年少での初出演(出演当時7歳)。

<1970年11月16日(第107回)>
・男が惚れなきゃ女じゃないよ 都はるみ
 詞:かないさちこ 曲:市川昭介 R:1970/11/25 HC:52位
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(6回)
・何があなたをそうさせた いしだあゆみ
 詞:なかにし礼 曲:筒美京平 R:1970/10/10 HC:12位
・恋のぬくもり 小川知子
 詞:丹古晴己 曲:鈴木 淳 R:1970/10/05 HC:49位
愛のいたずら 内山田洋とクールファイブ
 詞:安井かずみ 曲:彩木雅夫 R:1970/10/05 HC:10位
 ◆第1回(1970年)日本歌謡大賞放送音楽賞受賞曲


<1970年11月23日(第108回)>
・冬の停車場 布施 明 
 詞:山上路夫 曲:三月はじめ R:1970/11/20 HC:30位
・そっとしといてネ! 吉沢京子
 詞:岩谷時子 曲:森本太郎 R:1970/11/-
走れコータロー ソルティー・シュガー
 詞:池田謙吉 曲:池田謙吉/前田伸夫 R:1970/07/05
 HC:1位(1971/01/04)
 ◆年間チャート(70年)26位(33.7万枚)/同(71年)20位(33.7万枚)
 ◆第12回(1970年)日本レコード大賞新人賞受賞
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞グリーン賞受賞
 
※当初は実在する競走馬への純粋な応援歌という意味合いで構想が練られたが、同バンドのメンバーである山本厚太郎(コータロー)が演奏の練習に遅刻ばかりする「遅刻常習者」であったことから作詞者の池田謙吉が山本に発破をかける意味合いを込めて名前の部分を「コウタロー」に置き換えたことからこのような曲名となったという。曲の途中に当時公営ギャンブル廃止の方針を打ち出していた美濃部亮吉東京都知事の声色を真似ている部分が含まれているなど、全体としてはコミックソングとして製作されているものの、風刺の効いた内容となっている。 
生きがい 由紀さおり
 詞:山上路夫 曲:渋谷 毅 R:1970/11/05 HC:6位
 ◆年間チャート(71年)48位(23.4万枚)

<1970年11月30日(第109回)>
・今日の雨 高田恭子
 詞:有馬三恵子 曲:中村泰士 R:1970/10/20
・塩・ローソク・シャボン 佐良直美
 詞:佐良直美 曲:坂田寛夫 R:1970/11/25
・死なせはしない 高岡健二 R:1970/09/-
・情熱 西郷輝彦
 詞:阿久 悠 曲:川口 真 R:1970/10/20
銀座の女 森 進一
 詞:川内康範 曲:曽根幸明 R:1970/09/15 HC:4位
 
◆第1回(1970年)日本歌謡大賞放送音楽賞受賞曲
 
◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(3回、白組トリ)
・花のメルヘン ダーク・ダックス
 詞・曲:敏 トシ R:1970/11/10 HC:14位
 ◆第13回(1971年)日本レコード大賞編曲賞受賞曲(編曲:服部克久) 
 ※この曲をプロデュースした敏トシは、高校卒業後に森山良子の専属バンドのメンバーとして音楽界入り。その後、いずみたくや森田公一ら先輩音楽家に師事した後に、25歳の時に独立。それから程なくして作詞・作曲を担当したこの歌が翌71年に入ってからヒットチャートを急上昇、15万枚のセールスを記録。その後も数年間、ダーク・ダックスとダックを組み、続編的作品である「星のメルヘン」などを発表した。 

<1970年12月7日(第110回)>
・中途半端はやめて 奥村チヨ
 詞:なかにし礼 曲:筒美京平 R:1970/12/01 HC:24位
・オー・ビューティフル・デイ! ザ・ワイルドワンズ
 詞:松原雅彦 曲:加瀬邦彦 R:1970/12/01
・花の宴 北島三郎 R:1970/12/-
おんなの朝 美川憲一
 詞:西沢 爽 曲:米山正夫 R:1970/12/25 HC:10位
 ◆年間チャート(71年)33位(29.5万枚)
 ◆第4回(1971年)日本有線大賞スター賞受賞曲

 ※オリコンの集計が始まって以降に発売された美川のシングルの中では、集計開始当初に大ヒットしていた「釧路の夜」に次ぐセールスを記録
・唇が泣いてる 小松みどり
 詞:西沢 爽 曲:鈴木 淳 R:1970/10/- 
 ※歌手・女優の五月みどりの実妹。姉がお座敷演歌で売り出したのに対し、妹の小松は奥村チヨらの成功により確立された「フェロモン歌謡」路線で売り出した。

<1970年12月14日(第111回)>
・かたおもい 黒木 憲 R:1970/12/-
・愛があるなら年の差なんて にしきのあきら
 詞:有馬三恵子 曲:海老沼裕/浜口庫之助 R:1970/10/10 HC:35位
・矢は放たれた 北大路欣也 R:1970/11/-
女は恋に生きてゆく 藤 圭子
 詞・曲:石坂まさを R:1970/10/25 HC:7位
 ※70年2月リリースのセカンドシングル「女のブルース」から同曲までの全4シングルで、オリコン週間チャート連続42週ベスト10入りの記録を樹立。
・人生はそんなくり返し 井上順之(順)
 詞:安井かずみ 曲:かまやつひろし R:1970/04/05
 ※「井上順とザ・スパイダース」名義で堺正章メインによる「明日を祈る」(堺正章とザ・スパイダース名義)と同時発売。

<1970年12月21日(第112回)>
・長崎ごころ ジ・アーズ
 詞:酒井好満 曲:野田孝一 R:1970/10/05 HC:20位
・三人の女 青江三奈
 詞:山口あかり 曲:井上かつお R:1970/12/25 HC:53位
・霧の街 舟木一夫
 詞:丘灯至夫 曲:水上 勉 R:1970/12/-
・一時間は60分 山田太郎
 詞:加藤日出男 曲:新井利昌 R:1970/10/-
・ためらいながら 那智わたる R:1970/12/-
・湖は天使の涙 中村晃子
 詞:横井 弘 曲:小川寛興 R:1970/09/01
・誓いの明日 ザ・タイガース
 詞:山上路夫 曲:クニ河内 R:1970/11/20 HC:18位 

<1970年12月28日(第113回)>
・わかるだろう 坂本 九
 詞:岩谷時子 曲:橋本光雄 R:1970/12/21
・大阪の女 ザ・ピーナッツ
 詞:橋本 淳 曲:中村泰士 R:1970/12/- HC:48位
大勝負 水前寺清子
 詞:星野哲郎 曲:安藤実親 R:1970/11/10 HC:5位
 ◆年間チャート(71年)21位(32.9万枚)
 ◆第21回(1970年)・第26回(1975年)・第33回(1982年)NHK紅白歌合戦出場曲(6回・11回・18回)

・愁い酒 美空ひばり
 詞:石本美由起 曲:古賀政男 R:1970/11/10
 ※「歌謡界の女王」美空ひばりのヒットスタジオ初出演当時に発表されていた最新シングル曲がこの作品。この出演の3日後の紅白では出場15回の記念という意味も含め紅組司会を務め、同時に8年連続、通算11度目の紅組トリも担当。トリと司会を両方兼務したのはこの年の美空が最初であったという。

【司会】前田武彦・芳村真理

(参考)この頃の主な出来事
・11/- 公害関係法令の抜本的整備を目的として、第64回臨時国会(「公害国会」)が開かれる。公害犯罪処罰法・水質汚濁防止法など6つの新法のほか、道路交通法・公害対策基本法・大気汚染防止法など8つの既存法規の改正案が可決成立。
・11/- 大阪万博でのテスト出店の成功を受け、ケンタッキー・フライドチキンが1号店を名古屋に開店。
・11/01 日本電信電話公社(現・NTT)がキャッチホン(通話中着信サービス)開始。
・11/09 TBS以外の民放キー放送局8局が中心となって発足した放送音楽プロデューサー連盟が日本レコード大賞に対抗する音楽賞として「日本歌謡大賞」を制定、第1回授賞式が開催される。大賞には藤圭子「圭子の夢は夜ひらく」。放送音楽新人賞は野村真樹・辺見マリ。尚、第1回授賞式についてはテレビ中継は行われず。
・11/14 東京・渋谷にて日本初のウーマン・リブ大会が開催される。
・11/15 沖縄にて国会に衆議院5名、参議院2名の議員を送るための選挙が施行される。
・11/25 作家・三島由紀夫と「楯の会」メンバー4人が、東京・市ヶ谷の陸上自衛隊東部方面総監部で総監を監禁し、自衛隊員にクーデターを呼びかけるも賛同者なし。これに落胆した三島は総監室内で割腹自殺。人気作家の突然の凶行に国内外に衝撃が走る。
・11/29 初の公害メーデー実施、82万人が参加。
・12/02 総理府(現・内閣府)、人口1億人突破を発表。
・12/15 北海道の三井砂川鉱でガス爆発事故発生、死者・行方不明者併せて19人。
・12/20 沖縄・コザ市で、アメリカ陸軍退院が乗用車で一般男性を跳ねたことを端緒として、5000人の市民とアメリカ軍憲兵隊が対立(コザ暴動)。
・12/23 公正取引委員会、カラーテレビの値下げを通産省(現・経済産業省)に要請。
・12/31 1970年度日本レコード大賞に菅原洋一「今日でお別れ」。最優秀新人賞はにしきのあきら「もう恋なのか」。


【改訂版】歌謡曲黄金時代と夜のヒットスタジオ-曲目リスト(12) 1970年9~10月 

2008-03-24 | 夜ヒット/曲目(改訂・増補版) 68~70年

<註>
 ・下記表記の「R」は当該曲目のレコード(CD)発売日「HC」は当該曲目のオリコンチャートでの最高位を表しています。
・また、曲目の部分の記載につき、オリコンチャート1位獲得曲については、同じく2~10位にランクインされた曲についてはの背景色にしてあります。
 ・各曲目につき、放送回順に記載していますが、必ずしもその放送回がその曲目が初めてヒットスタジオで歌われた(演奏された)回であるわけではないので、ご覧頂く際にはその辺りのところをご留意下さい。
 ・また、1970年代前半までについては映像資料等が乏しいため、レコード発売日と各歌手の出演日との兼ね合い、何らかのタイアップ曲として発売されたものについては、スポンサーや他局番組との競合の有無、その他種々の点を考慮の上、その放送回に披露されたことがほぼ間違いないであろうと「推定」されるものについてのみ記載をしております。発売日等で間違いがございましたらご一報下さい。

<1970年9月7日(第97回)>
・機嫌を直してもう一度 望月 浩
 詞:Jetty Write/漣 健児<訳> 曲:Rona Porrazzo/川口 真<編>
 R:1970/09/- HC:99位
 ※原曲はシフォンズ「Stop Look And Listen」。
・悪い遊び 篠ヒロコ(ひろ子)
 詞:山上路夫 曲:いずみたく R:1970/09/-
・答えておくれ ダーク・ダックス
 詞:岩谷時子 曲:川口 真 R:1970/08/01
・時は流れる 黛ジュン
 詞:なかにし礼 曲:川口 真 R:1970/09/05 HC:17位
・おんなの命 藤 純子 R:1970/06/05
 ※東映映画「女侠」シリーズ主題歌
・嘘でもいいから 奥村チヨ
 詞:川内康範 曲:筒美京平 R:1970/09/05 HC:11位
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(2回)

<1970年9月14日(第98回)>
・花が散るから 大門節子 R:1970/10/-
・わしらの夢が夜ひらく 三波伸介とてんぷくトリオ
 詞:長谷邦夫 曲:曽根幸明 R:1970/10/-
・くちづけからもう一度 九重佑三子
 詞:なかにし礼 曲:鈴木邦彦 R:1970/10/05
・私をどうするの 倍賞千恵子
 詞:岩谷時子 曲:いずみたく R:1970/09/20
・湖畔のブルース 亜里ひろみ R:1970/08/-
・男の酒場 中尾ミエ
 詞:山口あかり 曲:鈴木 淳 R:1970/09/-

<1970年9月21日(第99回)>
・さすらい 伊東ゆかり
 詞:吉田 旺 曲:西あきら R:1970/10/01 HC:37位
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(8回)
・素晴らしい旅行 ザ・タイガース
 詞:山上路夫 曲:沢田研二 R:1970/07/01 HC:15位
・男は三回泣く 畠山みどり
 詞・曲:石坂まさを R:1970/09/05
ふたりの関係 ヒデとロザンナ
 詞:橋本 淳 曲:中村泰士 R:1970/09/10 HC:6位
・昭和おんなブルース 青江三奈
 詞:なかにし礼 曲:花 礼二 R:1970/10/05 HC:22位
・怒涛 村田英雄 R:1970/10/-
手紙 由紀さおり
 詞:山上路夫 曲:渋谷 毅 R:1970/07/05
 HC:1位(1970/09/07-10/12)
 ◆年間チャート(70年)6位(65.5万枚)
 ◆第12回(1970年)日本レコード大賞歌唱賞受賞曲
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞努力賞受賞曲
 
◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(2回)

<1970年9月28日(第100回)>
■放送100回を記念し、この回では、過去のヒットスタジオの放送内で歌われた曲や放送開始当時にヒットしていた曲を中心とした構成が採られた。
・京の恋唄 舟木一夫
 詞:西条八十 曲:竹岡信幸 R:1969/02/15 HC:33位(1969年)
 ※「永訣の詩」両A面。
・男でよいしょ 水前寺清子
 詞:星野哲郎 曲:安藤実親 R:1968/03/01
涙のかわくまで 西田佐知子
 詞:塚田 茂 曲:宮川 泰 R:1967/12/25 HC:6位(1968年)
 ◆年間チャート(68年)27位(33.4万枚)
 ◆第18回(1967年)NHK紅白歌合戦出場曲(7回)
・愛は消えても恋は残る 鶴岡雅義と東京ロマンチカ
 詞:なかにし礼 曲:鶴岡雅義 R:1970/09/25

<1970年9月頃?>
・ドンキーの歌げんか ドンキー・カルテット R:1970/09/-

<1970年10月5日(第101回)>
・この道を 江利チエミ R:1970/09/-
・人生は二度来ない ジョイベルス東京 R:1970/10/01
・人生わらべ唄 藤岡琢也 
 詞:もず唱平 曲:キダ・タロー R:1970/08/-
・瀬戸の夕焼け 酒井和歌子 R:1970/10/-

<1970年10月12日(第102回)>  
・小さな日記 岡田可愛 
 詞:原田晴子 曲:落合和徳 R:1970/10/05
・未練 園 まり
 詞:石坂まさを 曲:猪俣公章 R:1970/10/-
・板前さんよ 大船 渡
 詞:坂田宗一郎 曲:猪俣公章 R:1970/09/05
・いいことばかりないわ 前田美波里 R:1970/09/-

<1970年10月19日(第103回)>
・へんな女 水原 弘
 詞・曲:浜口庫之助 R:1970/09/05 HC:41位
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(7回)
・シャム猫とのら犬 可愛和美
 詞・曲:海山 豊 R:1970/09/01
・追いつめられて 加山雄三
 詞:岩谷時子 曲:弾 厚作(加山雄三) R:1970/10/05
・だめでもともと 水前寺清子 R:1970/10/-

<1970年10月26日(第104回)>
・貴方をひとりじめ 和田アキ子
 詞:阿久 悠 曲:羽根田武邦 R:1970/11/05 HC:30位
・東京にひとり 英 亜里 R:1970/10/01
・瞳の中から 伊東ゆかり
 詞:麻生ひろし 曲:西あきら R:1970/11/10

【司会】前田武彦・芳村真理

(参考)この頃の主な出来事
・09/04 アメリカ、日本製テレビにダンピングの疑いありと官報にて公示。
・09/07 厚生省、整腸剤「キノホルム」につき、スモンの原因に関係ありとして使用・販売の中止を通達。
・09/17 ソニー、日本の企業で初めてニューヨーク証券取引所に株式上場。
・09/18 アメリカのロック歌手、ジミ・ヘンドリックスが27歳の若さで死亡。
・10/01 戦後初めて、沖縄でも国勢調査が行われる。
・10/07 ニクソン・米大統領、ベトナム和平への五項目を提案。
・10/10 「デコイチ」の愛称で親しまれた蒸気機関車、D51がさよなら運転。これを以て首都圏の交通網から蒸気機関車が姿を消す。
・10/14 国鉄(現・JR)、「ディスカバー・ジャパン」キャンペーンをスタート。
・10/21 アメリカ訪米中の佐藤栄作首相、国連総会にて演説。
・10/21 東京・京橋の水谷公園にて男子禁制を謳った集会が開催される。翌年にかけて本格化する「ウーマン・リブ運動」の端緒とされる。
・10/24 三菱重工業長崎造船所で、輸出用大型タービンローターのテスト中にローターが破裂する事故が発生。4人が死亡、57人が負傷する大事故となる。


【改訂版】歌謡曲黄金時代と夜のヒットスタジオ-曲目リスト(11) 1970年7~8月

2008-03-23 | 夜ヒット/曲目(改訂・増補版) 68~70年

<註>
 ・下記表記の「R」は当該曲目のレコード(CD)発売日「HC」は当該曲目のオリコンチャートでの最高位を表しています。
・また、曲目の部分の記載につき、オリコンチャート1位獲得曲については、同じく2~10位にランクインされた曲についてはの背景色にしてあります。
 ・各曲目につき、放送回順に記載していますが、必ずしもその放送回がその曲目が初めてヒットスタジオで歌われた(演奏された)回であるわけではないので、ご覧頂く際にはその辺りのところをご留意下さい。
 ・また、1970年代前半までについては映像資料等が乏しいため、レコード発売日と各歌手の出演日との兼ね合い、何らかのタイアップ曲として発売されたものについては、スポンサーや他局番組との競合の有無、その他種々の点を考慮の上、その放送回に披露されたことがほぼ間違いないであろうと「推定」されるものについてのみ記載をしております。発売日等で間違いがございましたらご一報下さい。

<1970年7月6日(第88回)>
・マリアンヌ 千賀かほる R:1970/04/25
昨日のおんな いしだあゆみ
 詞:なかにし礼 曲:井上忠夫 R:1970/07/15 HC:8位
噂の女 内山田洋とクールファイブ
 詞:山口洋子 曲:猪俣公章 R:1970/07/05 HC:2位
 ◆年間チャート(70年)14位(47.5万枚)
 ◆第12回(1970年)日本レコード大賞歌唱賞受賞曲
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞受賞曲
 ◆第3回(1970年)全日本有線放送大賞(夜のレコード大賞)受賞曲
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(2回)
 ※元々は森進一のために用意された作品であったが、諸般の事情で森の歌唱による同曲シングル盤の制作が見送られたために、クールファイブが代わりに歌うこととなったという。
・恋はここまで 鶴岡雅義と東京ロマンチカ
 詞:有馬三恵子 曲:鶴岡雅義 R:1970/07/10

<1970年7月13日(第89回)>
・むらさきブルース 矢吹 健
 詞:山口洋子 曲:筒美京平 R:1970/05/10
・泣きながら恋をして ジャッキー吉川とブルーコメッツ
 詞:なかにし礼 曲:井上忠夫 R:1970/07/10
・大阪流し フランク永井
 詞:井田誠一 曲:大野正雄 R:1970/03/05
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(14回)
・二人の朝を 由美かおる
 詞:丹古晴己 曲:鈴木 淳 R:1970/05/01
・そっとおやすみ 布施 明
 詞・曲:クニ河内 R:1970/07/01 HC:49位
・どこへ行こうかこれから二人 佐良直美
 詞:西川 瞳 曲:中村泰士 R:1970/07/25 
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(4回)

<1970年7月20日(第90回)>
・愛して候 都はるみ
 詞:吉岡 治 曲:市川昭介 R:1970/07/10
・出来るかい? 出来るかい? ザ・テンプターズ
 詞:なかにし礼 曲:川口 真 R:1970/06/25 HC:79位
・私を責めないで 園 まり
 詞:岩谷時子 曲:鈴木邦彦 R:1970/07/-
・東京の女 ザ・ピーナッツ
 詞:山上路夫 曲:沢田研二 R:1970/07/-HC:47位
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(12回)
・三度笠だよ人生は 水前寺清子
 詞:星野哲郎 曲:安藤実親 R:1970/07/-
 ※松竹映画「三度笠だよ人生は」主題歌

<1970年7月27日(第91回)>
・娘の季節 英 亜里
 詞:橋本 淳 曲:筒美京平 R:1970/07/-
愛は傷つきやすく ヒデとロザンナ
 詞:橋本 淳 曲:中村泰士 R:1970/05/10 
 HC:1位(1970/08/03-08/31)
 ◆年間チャート(70年)7位(65.5万枚)
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞努力賞受賞曲
 
◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(初)
・旅情・上諏訪のひと 山岡浩二
 詞:山口あかり 曲:平尾昌晃 R:1970/05/10
・愛こそいちずに 小川知子
 詞:橋本 淳 曲:筒美京平 R:1970/07/05 HC:32位
命預けます 藤 圭子
 詞・曲:石坂まさを R:1970/07/25 HC:3位
 ◆年間チャート(70年)18位(44.1万枚)
 ◆第12回(1970年)日本レコード大賞大衆賞受賞曲
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞スター賞受賞曲

<1970年8月3日(第92回)>
・六本木の雨の中で ザ・ヴィレッジ・シンガーズ 
 詞:丹古晴己 曲:鈴木 淳 R:1970/06/-
・真夏のあらし 西郷輝彦 
 詞:阿久 悠 曲:川口 真 R:1970/07/07 HC:12位
 ◆第12回(1970年)日本レコード大賞作曲賞受賞曲
 
◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(7回)
私生活 辺見マリ
 詞:安井かずみ 曲:村井邦彦 R:1970/08/25 HC:6位
 
◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(初)
・うたがわないで 黒沢明とロス・プリモス
 詞:村上克子 曲:彩木雅夫 R:1970/08/05

<1970年8月10日(第93回)>
・可愛い女になりたい 可愛和美
 詞:橋本 淳 曲:筒美京平 R:1970/05/-
・夏よおまえは ペッツィ&クリス
 詞:麻生ひろし 曲:井上かつお R:1970/06/01 HC:18位
・神戸で死ねたら 西田佐知子
 詞:橋本 淳 曲:三木たかし R:1970/05/01
・もう恋なのか にしきのあきら
 詞・曲:浜口庫之助 R:1970/05/01 HC:24位
 ◆1970年度(第12回)日本レコード大賞最優秀新人賞受賞
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞グリーン賞受賞
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(初)

※高校卒業後、鹿児島でキャバレーの専属歌手をしていたところをスカウトされ、作曲家・浜口庫之助に師事。70年5月に「ソニー演歌の騎士(ナイト)」のキャッチフレーズでCBS・ソニーより同曲でレコードデビュー。確かな歌唱力と容姿の端麗さが女性層を中心に支持を集め、この年のプロマイド売上で男性タレント1位となる。同年のレコード大賞では野村真樹(現・将希)と熾烈な新人賞争いを演じた末、最優秀新人賞を獲得し、デビュー7ヶ月という異例の早さで同年の紅白歌合戦にも初出場を果たした。
・わたしだけのもの 伊東ゆかり
 詞:麻生ひろし 曲:井上かつお R:1970/07/01 HC:19位
希望 岸 洋子
 詞:藤田敏雄 曲:いずみたく R:1970/04/01 HC:2位
 ◆年間チャート(70年)12位(50.6万枚)
 ◆第12回(1970年)日本レコード大賞歌唱賞受賞曲
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞努力賞受賞曲
 
◆第22回(1971年)NHK紅白歌合戦出場曲(7回)
 ※第43回(1971年)選抜高校野球行進曲
 ※元々は岸のために用意された楽曲ではなく、倍賞千恵子が出演するミュージカルの劇中歌の一つとして1967年に製作されたものである。岸がたまたま乗り合わせていたタクシーのラジオから流れていたこの曲に魅力を感じ、この曲の資料をかき集めて、自らシングルとして吹き込むことを志願してレコード製作に漕ぎ着けたというエピソードが残されている。岸洋子盤に先駆け、前年の1969年にフォー・セインツ盤が、そして70年にも岸との競作の形でザ・シャデラックス盤が発売され、いずれのバージョンも好セールスを記録している。
 ※この曲のヒットにより、岸は同年のレコード大賞で64年の「夜明けのうた」以来2度目の歌唱賞を受賞したが、同年の秋頃に膠原病の悪化のため入院、スケジュールを全てキャンセルして治療に専念することとなったために大晦日の授賞式への出演を見合わせざるを得なくなり(ちなみにこの年のレコード大賞では、最優秀歌唱賞の選出が省略されているが、これも最有力候補と目された岸が病臥に伏せていることに配慮しての措置であったといわれている)、また5年連続で出演した紅白も出場辞退を余儀なくされるという不運に見舞われた(翌71年夏頃に歌手活動を再開。同年末の紅白にもカムバック出場し、その際に同曲を披露した)。

<1970年8月17日(第94回)>
・愛はイロいろ 和田弘とマヒナスターズ R:1970/08/-
・売れ残ってます 梓みちよ
 詞:増永直子 曲:鈴木 淳 R:1970/07/20
・すっ跳べ青春 吉沢京子
 詞:岩谷時子 曲:宮川 泰 R:1970/08/-
男と女のお話 日吉ミミ
 詞:久仁京介 曲:水島正和 R:1970/05/05 HC:6位
 ◆年間チャート(70年)36位(29.4万枚)
 ◆第3回(1970年)日本有線大賞グリーン賞受賞
 
◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(初)
 ※69年、シングル「おじさまとデート」でデビュー。翌年5月にこの曲を発表したところ、独特の鼻にかかったハイトーンヴォイスと退廃的な曲の内容がこの時代の世相と巧く合致しヒットにつながった。その後、暫く低迷の時を過ごすが、78年には中島みゆきが作曲を担当した「世迷い言」がTBS系ドラマ「ムー一族」の挿入歌として発売され、自身も劇中に登場してこの歌を披露し、久々に脚光を浴びた。
 ※この年の紅白では、出場者発表直前にカムバック出場が内定していた江利チエミが「ヒット曲がない」ことを理由として出演を辞退したことから次点であった彼女が繰り上がって江利の代わりに出場することとなった。

<1970年8月24日(第95回)>
・酔いどれ女の流れ歌 森本和子
 詞・曲:みなみらんぼう R:1970/06/05 
・若いときこそ ピンキーとキラーズ
 詞:岩谷時子 曲:いずみたく R:1970/09/01 HC:64位
・愛のフィナーレ 菅原洋一  
 詞:なかにし礼 曲:宮川 泰 R:1970/08/01 HC:29位
・初恋の人に似ている トワ・エ・モア
 詞:北山 修 曲:加藤和彦 R:1970/08/05 HC:30位
X+Y=LOVE ちあきなおみ
 詞:白鳥朝詠 曲:鈴木 淳 R:1970/08/10 HC:5位

<1970年8月31日(第96回)>
・心の旅路 千 昌夫
 詞:太田ゆきお 曲:吉田博久 R:1970/09/05 HC:59位
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(3回)
・マイ・マイ・マイ 坂本 九
 詞:山上路夫 曲:Bob Saker-Jack W. R:1970/07/05
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(10回)
・女のいのち 胡浜三郎
 詞:丹古晴己 曲:岡 千秋 R:1970/08/05
・黄色いサクランボ ゴールデン・ハーフ
 詞:星野哲郎 曲:浜口庫之助 R:1970/09/05 HC:38位
 ※1959年の大ヒット曲「黄色いサクランボ」(歌:スリー・キャッツ)のリメイク。
 ※70年、フジテレビ系の音楽番組「ビート・ポップス」でゴーゴーダンスを披露したエバ・マリア・ルナ・エリ(但しデビュー後程なく脱退)・ユミのハーフ5人により結成された女性コーラスグループ。TBS系「8時だョ!全員集合」などザ・ドリフターズメイン番組でアシスタントとしてコントなどに参加し人気を博す、歌手としてはハーフ女性によるグループであることを意識してか、「24000回のキッス」「マンボ・バカン」「ケ・セラ・セラ」など主に1950~60年代の洋楽ポップスのカバーを中心に活動。73年にユミが脱退して以降は3人編成で活動を続けるが、翌74年1月リリースの10枚目のシングル「メロンの気持」を最後に解散。解散後、マリアは「森マリア」に芸名を変更し女優に転向、「Gメン'75」(TBS系)などのドラマを中心に、エバはタレントとして、「お笑いマンガ道場」(中京テレビ=東京12チャンネル(のちに日本テレビ系に移行))などのバラエティー番組で1980年代にかけて活躍した。
・みれん町 美川憲一
 詞:西沢 爽 曲:米山正夫 R:1970/07/10 HC:14位
 ◆第21回(1970年)NHK紅白歌合戦出場曲(3回)

【司会】前田武彦・芳村真理

(参考)この頃の主な出来事
・07/14 政府、それまで「にっぽん」「にほん」と区々であった「日本」の呼称につき「にっぽん」に統一することを閣議で了承。
・07/17 東京教育大学(現・筑波大学)教授、家永三郎による「家永教科書裁判」第二次訴訟第一審判決、教科書検定制度を憲法21条2項で禁ずる「検閲」に該当するとして、家永側からの処分棄却請求を認容する判決を出す(東京地裁)。
・07/18 東京・杉並区の高校にて女子生徒40数名が光化学スモッグが原因と考えられる健康被害を訴える。
・07/28 政府、中央公害対策本部設置を閣議決定(本部長:佐藤栄作首相)。同31日、正式発足。
・07/31 国鉄(現・JR)山手線にて国電最初の冷房列車の運転開始。 
・08/02 東京・銀座など都内4ヶ所にて「歩行者天国」スタート。
・08/09 静岡・田子の浦にてヘドロ追放抗議集会開催。
・08/12 「王将」「東京行進曲」など流行歌の作詞で知られる詩人・フランス文学者の西条八十が死去。78歳。
・08/19 名古屋発札幌行の全日空機にてハイジャック発生。約2時間後に犯人の身柄拘束(全日空「アカシア便」ハイジャック事件)。
・08/30 日本山岳会の植村直己、北米最高峰のマッキンリーに初の単独登頂に成功。五大陸の最高峰を初征服。