ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

臓器移植 2

2009年04月21日 | Weblog
 2006年4月から、臓器移植にも保険がつかえるようになってる。専門外の記事を書くときは、下調べをしてからでないと。反省。

 それでも一時払いの金額はかなりの金額。自己負担限度額を越えた部分は返ってくるとしても数百万円は用意できないと。

 実質的にかかる費用は、自己負担限度額、差額ベッド代、別枠の薬代。毎月、20~30万円ぐらいかな。退院してからは、5~7万円。
 
 それにしても、年間の心臓移植の数、ここ数年でやっと二桁。それまで、一桁。アメリカ国内で、1990年代から2200件を越えて推移しているのに比べると、非常に少ない。

 脳死を必要要件としない、腎臓移植では、2006年、1136件。アメリカの17091と比べると1/10以下ですが、心臓の100倍の数字。
 やっぱり、脳死の条件に抵抗があるようです。それと、若さでしょうか。50才以下が望ましいとされているから。若くして脳死状態になっても、死と認めたくない、という心理。
 この年齢というのは、現在、臓器移植法について、国会で年齢の部分を改正する方向に動いているようですが、法律が変わっても、人の心はそう簡単には動かせない。