ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

犯罪時効の廃止

2009年04月06日 | Weblog
 近年の凶悪犯罪と、未解決事件の増加により、時効を廃止、あるいは、延長という議論があります。


 ところで、先月、時効直前で犯人逮捕、という劇的なニュースがありました。ところが、詳報を読むと、ただほったらかしていただけだったということが・・・・
時効がせまっているので、改めてちょっと調べてみたら、簡単にみつかった、なんじゃそりゃー。がっかりするようなニュースでした。
 犯人のほうも、まったく捜査されていないので油断しきっていて、通常の行動範囲内で生活していた。

 このニュースを知った上で、「時効の廃止あるいは延長」を議論しなければいけません。
 重大事件には、専任の捜査官が就きます。軽度な事件は(重軽の判断は警察が判断しているわけですが)書類を作っておしまい。まったくうけつけない事案。と大きくわけて三つ。
 この現状をふまえて考えると、人員を増やすのか、増やさなければ、軽度なものは受け付けないのか、ということになります。

 警察は、庶民の味方ではないということがわかってきているけど、これにますます拍車がかかるような気がする。立件が簡単で、犯人の氏名、所在がわかっている、という事件だけ受理して、検挙率の下がる事案は受け付けない。

 警察は、人員の増加を要求してくるのは当然考えられる。それは、権力の増大につながる。仕事しないのに権力ばかり欲しがる人種ですから。