青少年育成連合会 | 日本の未来を【夢と希望に満ちた国】にする為に日本人の心に訴えたい
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青少年育成連合会の活動記録から

 
友人をいじめから守れなかったと悔やみ遺書を残して自殺した男子生徒(14歳)の告発

いじめ自殺した川崎市多摩区の中学3年の生徒が残した遺書の抜粋
 
 お父さん、お母さん、お兄さん、婆さん、先立つことをどうか許して下さい。

俺は、「困っている人を助ける・人の役に立ち優しくする」それだけを目標に生きてきました。

 (中略)

俺は〇〇をいじめた、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇を決して許すつもりはありません。

(中略)

でもこの14年間、楽しいことも沢山ありました

春は桜が出会いを運び、夏は夜空に花火が消えて

秋は紅葉が空を染め上げ、冬は白雪が乾いた心を癒す

季節が過ぎていく中で色々ありました。それが全て想い出となって心に残っています。

家族のみんなには、お願いがあります

 1つは、自分達をどうか責めないで下さい。俺が死ぬのは家族のせいじゃありません。俺自身と○○をいじめた連中が悪いんです。大丈夫。ある日は日の光となり、ある時は雨となって、あなた達の心の中で生きています。だから哀しまずに、俺の死を糧として、全力で生きていってください。
 
2つは、俺の臓器が無事だったら、それを売ってお金にしたり、お婆ちゃんや爺ちゃんの治療に使って下さい。それに俺に出来る唯一の罪滅しだから…

(中略)
今まで本当にありがとう そしてさようなら

君がため尽くす心は水の泡 消えにし後は 澄み渡る空
 
以上、ここまでが遺書の一部

それと十数人の友人の1人ひとりに最後の遺書を書いている。

また両親には心配かけさせないよう、亡くなる3日前に撮影した自分自身の笑っておどけた姿を写した写真を残した。ここまで家族に対しての心配かけさせまいと云う心が、どんなに辛かったことか。改めめてこの生徒の心の優しさを知った。

彼は決して弱い人間ではない。この遺書を読む限り何の迷いも無い。自分が死ぬことによって、いじめは絶対許さないという大きな問題を遺書に託し社会に訴えた覚悟の自殺だからこそ彼の死を無駄にしたくない。彼の理想としたいじめのない社会を我々が継承して実現しなければならないと思っている。

今回、自殺で使用した硫化水素は致死量を吸い込む前に呼吸器系への傷害による痛みや麻痺による窒息、強い頭痛・嘔吐や神経系へのダメージを発症し、非常に苦しむと言われている。ここまで彼を追い込んだ責任は、このいじめを知っている周囲の生徒が、担任の教師に話したが教員自身の認識不足を含めた学校内の教師達にも問題があったに違いない。

そればかりか以前に2004年に、当時一年の男子生徒が、同級生たちに眼鏡を隠されたり、下着を切り刻まれるなど悪質ないじめを受け、二年生に進級した05年に不登校になった事件。まるで内容が同じ。しかし今回は暴力も受けている。悪質極まりないとんでもない事件だった。それに対し学校は、「教職員のいじめに対する認識が薄い」と判断し、どうしたらいじめの兆候に気づき、芽を摘むことができるかを議論。定期的に教員が生徒と二者面談することを決めた。市教委や学校側は、教師が生徒の悩みを聞き出す体制を作った。

しかし今回の事件で明らかになったのは、前回のいじめ防止の対策に対しての教師の認識が無いばかりではなく、黙認してた処に大きな問題があったのでは、ないだろうかと思う。その結果が今回の事件となった事は間違いない。しかし私達も活動を通じて1番問題にしなければならないのは、この学校の体質。これから色々明らかになっていくだろう。


 

「学校全体がいじめ状態」川崎の中3生徒自殺で調査委が報告書/神奈川 2010年9月5日の新聞記事より

 川崎市多摩区の市立中学3年生の男子生徒=当時(14)=が「いじめられた友人を守れなかった」などと遺書を残して今年6月に自殺した問題で、学校の調査委員会は4日までに、最終報告書をまとめた。生徒が遺書で実名を挙げた4人による生徒と友人へのいじめを認定。同級生や保護者からの指摘を受けてもいじめを見抜けず、報告体制にも問題があった教員側の対応などを含めて「学校全体がいじめ状態にあった」と結論づけた。

 報告書によると、友人は2年生だった昨年5月から4人に小突かれるなどのいじめを受け、それを止めようとした生徒も同様の行為を受けるようになった。生徒への行為は次第にエスカレートし、下着を下ろされることもあった。

 学校の体制については「生徒指導に学校全体が一丸となって取り組む体制が不十分で、職員の意識も希薄。教職員一人一人が猛省すべき」と厳しく非難した。

 また、自殺に至る生徒の心的な状況について、「困っている人を助ける」といった目標と、「友人を守れなかった」といった現実との差違などから葛藤(かっとう)が生じ、大きく動揺していたと推察した。

 金井則夫教育長は「調査結果を重く受け止め、問題点が指摘された学校の指導体制を早急に改善し、信頼される学校づくりを進めたい」とコメント。一方、校長は会見で、問題発覚後に新たに2件のいじめが見つかり、校内で現在、4件確認していることを明らかにした

 調査委員会は校長や保護者、教育委員会担当者、張賢徳帝京大学教授(精神科医)ら11人で構成。6月に設置し、関係者への聞き取り調査などを実施した。

 県警などによると、男子生徒は今年6月、自宅トイレで硫化水素を発生させて自殺。県警は8月、4人のうち3人を暴力行為法違反容疑で書類送検、当時13歳の1人を同様の疑いで児童相談所に通告している

 


 連合会からのお願い


今回の、いじめられた友人を守れなかったと遺書を残し自殺した生徒(14)の告発は、今までのいじめを受け自殺をした生徒と違って、いじめにあっている友人を助ける為に行動を起こしたが、逆に4人のいじめをしている生徒から、長期間にわたり背中や頭を叩く、肩をなぐる、馬乗りになりズボンや下着を下ろすなどの行為、その他、特定の女子に対し嫌がることを言うように命令される等の嫌がらせの行為

この学校は実際は学校全体がいじめ状態だったと、調査委が報告している。その中で、報告書は男子生徒のいじめをなくしたい(人の役に立ちたいという理想と実際には友人を守れなかったということに最後の決断をした。それは自分の死をもって社会に訴えること。生徒の残した遺書を読めば家族や友人に対しての最後の言葉を残し何の迷いも無くいじめをやるなという告発状だ

 

今校内暴力が毎年増え全国の学校はパニック状態。この状態に対して手も足も出ないのが学校現場の教師達だ。このままこの生徒を無駄死にしてはいけない。文部科学省も今回の問題を深刻に考え全国に蔓延している校内暴力を沈静化する対策を講じなければならない。我々の経験からすれば別は難しくはない。

我々に任せれば我々の価値観で出来る
後は学校にいる教師達のやる気の問題だ。是非皆さんにお願いしたいのは、この生徒が命をかけていじめの無い理想社会を訴えた。わずか14歳の命を絶った純粋な気持ちを考えてください。今も私の耳に残っている生徒のお父さんの言葉。私の子どもは14歳で止まってしまった。こんな残酷な事があるだろうか。

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青少年育成連合会 理事長 横田 正弘

空手道横田道場
川崎市高津区野川3796-2
ブログ:http://blog.goo.ne.jp/rengoukai
e-mail : rengoukai2006@ybb.ne.jp
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