ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長
ソフトバンクグループ(SBG)が13日発表した2024年3月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が2276億円の赤字と前の期(9701億円の赤字)から赤字幅を縮小した。
世界的な株高で投資先の企業価値が増加した。
世界のテック企業やスタートアップに投資するビジョン・ファンド事業の投資損益は7243億円の黒字と前の期(5兆2794億円の赤字)から改善した。
米料理宅配のドアダッシュや物流倉庫の自動化技術を提供する米シンボティックなどの株価が上昇したほか、未上場投資先の中国ネット大手の字節跳動(バイトダンス)も評価が伸びた。
ビジョン・ファンドの投資損益が大幅に改善したのは、23年8月に英半導体設計アーム株の約25%をSBG本体に売却した影響もある。
四半期ベースでみると24年1〜3月期の最終損益は2310億円の黒字と、前年同期(576億円の赤字)から改善した。
23年10〜12月期も最終黒字となっており、四半期ベースでは2四半期連続の黒字となった。24年1〜3月期のビジョン・ファンド事業の投資損益は575億円の赤字だったが、赤字幅は前年同期(2367億円の赤字)から縮小した。
SBGは午後4時30分から東京都内で決算記者会見を開き、後藤芳光・最高財務責任者(CFO)が業績や事業方針を説明する。
最も重視する指標である保有資産価値から純有利子負債を差し引いた時価純資産(NAV)や保有株式に対する純有利子負債の割合を示す負債カバー率(LTV)などの財務指標について説明する見通しだ。
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
売上高は前年比2.8%増加し6.8兆円とほぼ市場予想通りでした。
最終損益は昨年の9701億円の赤字から2276億円の赤字へと改善しました。
ただ市場予想には達しなかったようにみえます。
過去2四半期は黒字となっているようですが、第3四半期の大幅な利益増加と比べ増加幅が思ったほど伸びなかったようです。
投資による損失は続いていますが、昨年の損失よりは大きく改善してます。英国のアーム社は世界第3位でGPUの技術で独占的状態にあるNVIDIAに設計回路を提供するなど今後もAI分野で発展が望めるのではないでしょうか。
振れが大きい市場ですが、生成AIの将来性を見据えて欧米中東および台湾との接点が増えそうですね
世界ナンバーワン運用額を誇るブラックロックは、どのように始まりどのように支持を集めていったのでしょうか
https://finance-labo.com/archives/2847
ブラックロックとは
株式投資で資産運用をすることは、一部の資産家というイメージが以前はありましたが、
近年は一般の方にも投資信託の利用が珍しくない時代です。
日本の市場規模は世界の中ではまだ大きくありませんが、
世界市場には3大資産運用会社という巨額の資産額を誇る企業が存在します。
2021年現在世界No.1の運用額を誇るのが、「ブラックロック」です。
ブラックロックは、アメリカ ニューヨークに本社を持ち、
ヨーロッパ、アジア、中近東等、世界24ヶ国に拠点を持っています。
世界中に拠点がある
全世界の社員数は約12000人を擁し、株式・不動産・債権等様々な形で資産を運用しています。
日本の拠点であるブラックロックジャパンは1998年に設立され、従業員は約350名でグループのネットワークを活かした魅力的なプランを提供しています。
これまでの数々の業績から総運用資産額は約7.5兆円で、常にトップに君臨しています。
ブラックロックの運用化に位置する資産のうち約65%が、投資家由来で優れた資産運用を続けていることが分かります。
https://www.blackrock.com/jp/individual/ja
ブラックロックの運用規模
世界の株式市場の運用資産額でNo.1を誇るブラックロックは三大資本運用会社の一角として、市場を席巻する存在です。
長年バンガードグループ、ステートストリートグローバルを抑えて世界の市場シェア1位を守り続けているブラックロックは、運用資産額が日本円で約740兆円という巨額の資産残高を積み上げています。
全世界の株式時価総額は2019年時点で約5000兆円で、バンガード、ステートストリートと合わせた三大運用会社の運用総額は約1700兆円で、約3分の1を占めています。
その中でトップのブラックロックは約740兆円になり、東証一部の時価総額約600兆円を一社で超えるほどの資産を有しています。
金額があまりに大きすぎて、一般の投資家には実感が湧きにくい大きな資産を動かしていることになります。運用する資産の規模が大きいと、個人投資家にとっても大きなメリットがあります。
大きなメリットがあると嬉しい。
海外の株式に投資する場合は、ETFファンドを利用することが日本は多くなりますが、
資産規模の大きい会社のファンドは経費率が基本的に下がる傾向にあるのです。
経費率の低さは、投資家にとってもリスクを低くすることに繋がり、大きなメリットを生み出します。
運用資産の規模が大きくなると投資額の割合が大きくなりますが、
必要となる経費は運用規模の大小の影響を受けないため、変化が少なくなります。
つまり投資家から回収する信託報酬が小さく設定することが可能で、
投資家にとっても安心して預けることができるでしょう。
ブラックロックが展開するETFでIVV(S&P500連動ETF)は運用コストが0.04%、
HDV(アメリカ高配当株ETF)は運用コストが0.08%という低さです。
日本のインデックスファンドが1.5%前後で、それを大きく下回る額の信託報酬で投資ができます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f28839a914caf75da87a9ff2f200fda122334216
その規模はなんと1000兆円! 世界最大の資産運用会社ブラックロックとは何者なのか/YAHOO!JAPAN ニュース
ブラックロックのETF
世界の株式市場の中心は大国アメリカであることは多くの人が認識していますが、ニューヨークに本社を持ち世界24ヶ国に拠点を置くブラックロックは世界一の運用資産額を誇り、全世界で約10%近くのシェアを持っています。
株式市場で世界各国の投資家が利用しているETF(上場投資信託)は数多く市場に登場していますが、ブラックロックが運用しているiシェアーズETFは、ETF市場で約33%のシェアを持つ魅力的なファンドです。
iシェアーズETFは、全世界900を超える企業・グループの銘柄を取引することが可能で、機関投資家はもちろん、個人投資家からも高い支持を得ています。
多くの投資家が注目している。
株式のみならず、債券・コモディティ、リートなど幅広い資産を含む点も投資家にとって大きな魅力になっています。
iシェアーズETFの純資産残高は約2兆6750億USドル、銘柄数も約1000でいずれも業界でNo.1のETFです。
日本の銘柄も100近くに上り、日本の投資家にとっても身近な存在になりつつあります。
世界のETF運用残高はランキングで常にトップを保ち続け、債券ETF部門でベストファンドプロバイダーアワード、ベストグローバル債権ETFイシュアーアワードを受賞しています。
日本の投資家の方も証券取引所を介していつでも売買等の取引が可能で、東証に上場しているiシェアーズETFは、国内の株式と同じ取引方法で投資をすることができます。
投資用語を覚えよう。
ブラックロックの歴史
資産運用で投資を行う人が日本でも増えてきましたが、
世界の株式市場をけん引するアメリカには世界三大運用会社と呼ばれる会社が存在しています。
バンガードグループ、ステートストリートグローバルを抑えて世界一の運用資産額を誇る企業がブラックロックです。
ブラックロックは、1988年にアメリカ ニューヨークで設立され、総運用資産額は約8兆USドルに上ると言われています。
ユダヤ系アメリカ人のローレンス・フィンクを中心となって、ブラックストーンフィナンシャルマネージメントという名称でスタートしました。
どのようにスタートしたのでしょうか。
1999年に株式を公開、2002年にはボストンのヘッジファンドを買収して、規模を拡大しています。
2006年にメリルリンチインベストメントマネジャー図との経営統合を果たします。
2009年にバークレイズPLCの子会社バークレイズグローバルインベスターズを135億ドルで買収し、現在世界No.1ETFとなったiシェアーズブランドを継承します。
同年にはブラックロックジャパンとバークレイズグローバルインベスターズの経営統合をして、日本での経営基盤も大きく拡大しています。
この頃から、ブラックロックでは資産運用戦略の先駆者の立場から様々な資産クラスを網羅した運用ソリューションを融合しています。
また大手機関投資家や金融機関の投資をアドバイスする事業も、この時期にスタートさせました。現在は一般的な企業の株式・債権はもちろん、幅広い金融商品のサービスを提供しています。
https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/about-us/blackrock-history
ブラックロックの歴史/ BlackRock
出所: finance-labo記事 2022.01.21より引用
https://finance-labo.com/archives/2847
(関連情報)
【事実】世界金融の真の支配者
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3a2bea5c471c108ce48cfcc961c49962
住友電工は今期、3期連続の営業最高益を見込む
住友電気工業は10日、2025年3月期の連結営業利益が前期比6%増の2400億円となる見通しだと発表した。
3期連続で過去最高を更新する。売上高は2%増の4兆5000億円と、4期連続で最高となる。電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)のモーター用の平角巻線の販売増などが寄与する。
子会社が持つインドの自動車部品会社の売却益を計上した前期の反動で、純利益は6%減の1400億円を見込む。年間配当予想は72円(前期は77円)とした。同社は40%の配当性向の維持を掲げている。
情報通信分野では光ファイバーケーブルなどの需要が伸びている。生成AI(人工知能)の普及を受けてデータセンターの新増設が相次いでいるためだ。生成AIは消費電力が多いことからデータセンターの省エネにつながるデバイス製品の販売も好調に推移する。
同日発表した24年3月期の連結決算は、売上高が前の期比10%増の4兆4028億円、営業利益が28%増の2266億円。純利益は33%増の1497億円だった。
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日経記事2024.05.10より引用