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ソフトバンクG、3期連続赤字 赤字額は2276億円に縮小

2024-05-13 16:06:52 | 日本の企業・世界の企業、ビジネスマン、技術者


ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長

 

 

ソフトバンクグループ(SBG)が13日発表した2024年3月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が2276億円の赤字と前の期(9701億円の赤字)から赤字幅を縮小した。

世界的な株高で投資先の企業価値が増加した。

 

世界のテック企業やスタートアップに投資するビジョン・ファンド事業の投資損益は7243億円の黒字と前の期(5兆2794億円の赤字)から改善した。

米料理宅配のドアダッシュや物流倉庫の自動化技術を提供する米シンボティックなどの株価が上昇したほか、未上場投資先の中国ネット大手の字節跳動(バイトダンス)も評価が伸びた。

 

ビジョン・ファンドの投資損益が大幅に改善したのは、23年8月に英半導体設計アーム株の約25%をSBG本体に売却した影響もある。

四半期ベースでみると24年1〜3月期の最終損益は2310億円の黒字と、前年同期(576億円の赤字)から改善した。

 

23年10〜12月期も最終黒字となっており、四半期ベースでは2四半期連続の黒字となった。24年1〜3月期のビジョン・ファンド事業の投資損益は575億円の赤字だったが、赤字幅は前年同期(2367億円の赤字)から縮小した。

SBGは午後4時30分から東京都内で決算記者会見を開き、後藤芳光・最高財務責任者(CFO)が業績や事業方針を説明する。

最も重視する指標である保有資産価値から純有利子負債を差し引いた時価純資産(NAV)や保有株式に対する純有利子負債の割合を示す負債カバー率(LTV)などの財務指標について説明する見通しだ。

 

 

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

 

白井さゆりのアバター
慶應義塾大学総合政策学部 教授

ひとこと解説

売上高は前年比2.8%増加し6.8兆円とほぼ市場予想通りでした。

最終損益は昨年の9701億円の赤字から2276億円の赤字へと改善しました。

ただ市場予想には達しなかったようにみえます。

過去2四半期は黒字となっているようですが、第3四半期の大幅な利益増加と比べ増加幅が思ったほど伸びなかったようです。

投資による損失は続いていますが、昨年の損失よりは大きく改善してます。英国のアーム社は世界第3位でGPUの技術で独占的状態にあるNVIDIAに設計回路を提供するなど今後もAI分野で発展が望めるのではないでしょうか。

振れが大きい市場ですが、生成AIの将来性を見据えて欧米中東および台湾との接点が増えそうですね

 (更新)
 
 
 
日経記事2025.05.13より引用
 
 

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