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【総集編】科学や宗教で明かされる世界の本質とは?アカシックレコード、シミュレーション仮説、多世界解釈。常識が通用しない世界の本質がヤバすぎる…【敏伝説世界の正体 量子力学】

2024-05-11 23:37:22 | 都市伝説・世界の謎・オーパーツ・陰謀論、スピリチュアル、他、

【総集編】科学や宗教で明かされる世界の本質とは?アカシックレコード、シミュレーション仮説、多世界解釈。常識が通用しない世界の本質がヤバすぎる…【敏伝説世界の正体 量子力学】

https://www.youtube.com/watch?v=KNRvrsSfpi4

 

 

 

 


建国後の合衆国ー13 南部奴隷制社会 黒人奴隷の家族

2024-05-11 21:45:10 | ヨーロッパ・中東・アメリカ全般、歴史・文化・食文化・芸術・建築

建国後の合衆国ー12 南部奴隷社会 黒人奴隷の文化https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a7fd8a1c3adb08f6e6bec419395a4192
からの続き

 

 

ハーバード・ガットマンの家族史研究は、最も興味深い研究の一つです。 合衆国の奴隷は法制的には物として規定されています。

したがって、結婚して家族を維持する権利を否定され、華族から切り放して売買されました。 ここでは安定した家族関係は形成されず、極端な言い方をすれば、事実上離婚状態しかありえませんでした。

この奴隷制の負の遺産が、20世紀の都市スラムにおける黒人家族の崩壊現象の起原とする見解がありました。

 

ガットマンは、プランテーション史料に残された奴隷の人名記録を分析し、彼らの名付けの慣行を明らかにし、彼らの間に広範な親族関係網が存在した事、近親結婚の禁止など、彼ら独自の規律が存在したことなどを明らかにしました。

ま辿例が解放された時、すでに彼らが長い間事実上の夫婦関係を維持してきた多くの事例が、南部に対する占領行政にあたっていた連邦政府当局の調査記録からも報告されています。

 

確かに黒人たちは昼間は主人のための強制労働に服しましたが、労働が終わって「日没から夜明けまで」の奴隷小屋では、彼らだけの生活が待っていました。

そこで彼らの共同体とアフロ・アメリカンとしての固有の文化が徐々に形成されたことは、今日では共通認識となっています。

しかし奴隷主は権力を握っていました。結局は銃です。 銃の下で、黒人奴隷は逆らうことが出来ず、奴隷の父親は親としての確認の法的根拠を欠き、親として子供を経済的に養育できず、白人主人の鞭打ち、その他の暴力支配からh後することはできませんでした。

黒人奴隷の父親にどれだけ親としての権威と責任感を維持することが期待できたでしょうか。 奴隷制下の黒人男性が、解放後に家族共同体を主体的に支え得る資質をどれだけ発展させていたのか。

今後、黒人女性史研究が進めば改めて問い直される問題です。黒人奴隷は白人奴隷主階級の宗教であるキリスト教を、銃の下の暴力に受け容れ入れましたが、黒人の文化的自立性について、どの程度評価すべきか議論は分かれています。

 

マルクス主義史家ユージン・ジェノヴィーシの場合、黒人奴隷の文化の自立性よりむしろ、プランダー階級の奴隷に対する、家父長主義的な文化的支配力の強さを強調しています。

しかし、ユージンは奴隷がキリスト教を受け容れながらも、主人とは異なった信仰の内容を深めた点を強調しているのであって、ここでも白人奴隷主階級の家父長主義的な支配に対する奴隷の人間としての主体的対応が問われています。

私も仕事で、業者であった米国デュポンのハーバード大学卒の黒人女性と仕事をしたことがありますが、本当に優秀で、遺伝的に国人はダメという考えは持っていません。

白人・黒人・アジア人に限らず、人の人生は、生まれ持った才能+後天的環境+偶然(運:出会いなど)によって決まるという持論を持っています。


また、銃の問題は奥深く、私は共和党の敬虔なクリスチャンである人格者のテッド・クルーズ(Ted Cuz)が現時点で大統領に最もふさわしいと思っていますが、彼はライフル協会と癒着し、アメリカ国内で銃の問題が起きても、全く銃規制をするつもりがないのを見て驚かされていると共に、アメリカ社会に於ける銃の闇の婦深さを感じます。

 

Ted Cuz: 
キューバ系移民のアメリカ人、プリンストン大学、ハーバード・ロースルール卒の秀才で、
文学士、法務博士。

 

 

(関連情報)

1. 建国後の合衆国-1 ジャクソン大統領による土地強奪
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4. 建国後の合衆国-4  大運河建設ブームhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5a8e291c0bbcae626aa9c16566cf0b1b

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11.  建国後の合衆国ー11  南部奴隷制社会 綿花王国の形成
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d6b63441e361c8a771e9185c019a9534

12. 建国後の合衆国ー12 南部奴隷社会 黒人奴隷の文化https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a7fd8a1c3adb08f6e6bec419395a4192

13. 建国後の合衆国ー13 南部奴隷社会 黒人奴隷の家族https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f641aafdfca84d2c422a977033cccfa8



 

PS.

・アメリカを正しく認識する 建国までの歴史概略シリーズのまとめhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c92a98cc78bf8a2cff02eab33b4b245b

 

 

 


ベートーベンの毛髪を新たに分析、謎の病は鉛中毒が原因か 研究者

2024-05-11 20:41:15 | 音楽全般・ダンス・映画・アニメ、オペラ、クラシック、POP、

1805年のベートーベンを描いた版画/Hulton Archive/Getty Images
    1805年のベートーベンを描いた版画/

 

(CNN) 

クラシック音楽の大家、ベートーベンの髪の毛から高レベルの鉛が検出され、本人が鉛中毒にかかっていたとみられることが新たな研究で分かった。

難聴を含め、ベートーベンが人生の中で苦しんだ病気の原因になった可能性があるという。

 

聴覚の喪失以外にも、ベートーベンは生涯を通じて胃腸の病気に悩まされ、黄疸(おうだん)や重い肝臓病も患った。

ベートーベンは肝臓と腎臓の疾患により56歳で亡くなったとされる。しかしこれらの数多い健康問題の原因を把握するのは極めて困難な作業であり、ベートーベン自身もいつか医師の手でそれを解明してほしいと望んでいた。

 

国際的な研究者のチームは、10年近く前からベートーベンの願いを果たすべく本人の毛髪の束の研究に取り組んできた。

学術誌クリニカル・ケミストリーに6日に発表された研究結果によれば、高濃度の鉛に加え、ベートーベンの毛髪にはヒ素と水銀も含まれていることが最新の分析から明らかになった。

 

研究チームは異なる二つの方法を用いてベートーベンの毛髪の束2組から鉛の証拠を突き止めた。2組の毛髪は1820年後半から27年3月の間に切られたと推定されるものと、ベートーベン自身が26年4月にピアニストのアントン・ハルムに手渡したもの。

ベートーベンの生きた時代には、人々が愛する人や有名人の頭髪を切って収集、保管するのはごく一般的な行為だった。ベートーベン研究家で最新の研究論文の共著者を務めたウィリアム・メレディス氏はそう説明する。

 

研究では両方のサンプルから想定を超えるレベルの鉛が検出された。20~27年に切られたとみられる毛髪には想定の64倍、26年に手渡されたという毛髪には想定の95倍の鉛がそれぞれ含まれていた。

ハーバード大学医学大学院の病理学教授で論文の筆頭著者、ネーダー・リファイ氏は「この水準なら鉛中毒と見なされる」「この水準で米国の緊急治療室に入れば、どこでも即入院だ。キレート療法を施されるだろう」と述べた。

 

鉛のレベルがベートーベンの毛髪に見られるような検出量にまで上昇すると、胃腸や腎臓に関連する疾患並びに聴力の低下と結びつくのが一般的だという。ただ単独の死因と考えられるほどには高くないと、論文著者らは述べている。

研究者らはより若い時期のベートーベンの毛髪サンプルを入手していないため、いつ鉛中毒が始まったのかは把握できていない。

 

ただリファイ氏によれば、ベートーベンは生涯を通じて鉛中毒の兆候を経験している。そこには聴力の喪失、筋肉の痙攣(けいれん)、腎臓の異常などが含まれるという。

それにしてもベートーベンはどのようにしてこれほどの鉛、さらにはヒ素や水銀を体内に取り込むに至ったのだろうか。こうした物質は数十年にわたって食物や飲料の摂取を通して蓄積された公算が大きいと、リファイ氏は指摘する。

 

ベートーベンはワイン好きで知られ、時には1日でボトル1本を空けることもあった。

また鉛入りのワインも飲んでいた。リファイ氏によるとワインに甘味料、保存料として酢酸鉛を加える習慣は少なくとも2000年前から存在した。鉛はまた、ガラス製品の透明度を高めるために製造工程で使用されてもいた。

 

ベートーベンは大の魚好きでもあった。当時ドナウ川は産業の源で廃棄物が流れ込んでいたが、その同じ川で捕れた魚が消費に回っていた。魚にはヒ素や水銀が含まれていた公算が大きいとリファイ氏は述べた。

鉛中毒は、ベートーベンの肝疾患を引き起こした四つ目の要因のようだ。前出のメレディス氏はこの他に遺伝的要因、 B型肝炎感染症、アルコール好きの傾向を挙げている。

 

 

CNN記事2024.05.11より引用

 

 

 


3メガバンクの純利益3兆円 24年3月期、発足後で最高

2024-05-11 20:27:30 | 日本経済・金融・給料・年金制度



3メガバンクの2024年3月期連結決算は、合計の純利益が前の期比約2割増の3兆円程度となったもようだ。

05年度に現在の3メガバンク体制が発足して以降の最高益を更新した。貸出金利から預金などの調達金利を引いた利ざやが海外で拡大したのが主因だ。

 

底堅い国内経済を受け、企業の資金需要が旺盛だったことも追い風になった。

各社は15日午後に24年3月期決算を公表する。三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、三井住友FGみずほFGが通期予想として公表していた純利益の合計は2兆8600億円で、想定よりも収益が上振れした。

 

 

前の期と比べた増益率は約2割とみられ、23年3月期の5%増と比べても大きい。

これまでの最高益は14年3月期の約2兆5000億円だった。3メガバンクは長引く低金利による収益悪化を受け、店舗網の再編や企業向け融資の採算改善を進めてきた。最終増益は21年3月期から4期連続となる。

 

米金利の上昇による海外事業の利ざや改善が業績を押し上げた。

米連邦準備理事会(FRB)の利上げ局面で預貸利ざやが拡大し、融資業務を中心に金利収入が伸びた。想定の為替レートを上回る円安で円換算した外貨建ての収益も膨らんだ。「正味の実力以上に強い利益が出ている」(大手行幹部)面もある。

 

堅調な業績を背景に、国内企業の資金需要は底堅く推移する。

業務の効率化や脱炭素に向けた設備投資が活発だったほか、M&A(合併・買収)に伴う資金需要も旺盛だった。

 

英LSEGによると、23年の日本でのM&Aは金額ベースで前年比47%増の約23兆円と5年ぶりの高水準だった。一方で、貸出金の焦げ付きに備える貸倒引当金はなお低い水準を保つ。

3月には日銀がマイナス金利政策を解除した。国内の貸出金利の上昇が銀行の業績に反映されるのは25年3月期以降となる。年内の追加利上げもくすぶっており、金利上昇が本格化してくればメガバンクの収益性は一段の追い風を受けることになる。