風の中でダンス

なんでもない毎日をちょっとメモしてみる。

人生の転機

2010年05月28日 | Weblog
赤星さんの(元選手というべきか)著作「決断」を読む。
ああ、やっぱりまだあきらめきれないんだなあ・・。
あんなに突然の引退はどんなにか葛藤があったことか、他人ごと
とはいえ読むにつれてその無念さがひしひし感じられ身につまさ
れた。ずーっと見てきたので(阪神の選手だから必然)華奢な
頑張り屋さんだと応援していた。
9年間の現役だったというがまさに突っ走ったというイメージがある。
本当は復活を目指したかったみたいだけれど状態をきけば親ならずとも
止めたくなる。
野球の世界でそれなりの業績を残した今まだ他にできることもあるはず。

解説の赤星さんを見ていても冷静で好感を持てる。若くして現役を退かね
ばならなかった情熱をこれから別の方向に向けて行かれるとおもうけれど
ものすごく期待している。
本のなかでも子供たちへの目線には赤星さんの人柄が見える。野球に向ける
情熱もありあり。
今までの野球界の人にとどまらない活躍が期待できると思う。

しかしくやしかっただろうなあと思う。突然の引退勧告、球団の立場はそう
なんだろうけれど、薄情なのもたしか。
ほんとはもっと言いたいことがあったはずの赤星さん。そこは胸に収めて
しまったのか。

最後のプレーになったダイブと背負われていった姿も、リーグ優勝を決めた姿も
ありありと浮かぶ。赤星選手は心に残るプレイヤーだった。
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