風の中でダンス

なんでもない毎日をちょっとメモしてみる。

介護難民とグッバイマイライフ(競走馬)

2007年06月04日 | Weblog
とくダネ!で医療特集が始まった。
今日は「介護難民」ひとごとではないので家事の手を止めて見てし
まった。
政府の医療費抑制のあおりをくう形になるひと組の夫婦。病院から
自宅療養になるかもしれないという。そして自宅介護を続けている
もうひと組の夫婦。どちらも若くない。
自宅で毎日介護する人の苦労は並大抵ではないと聞く。
子どもを育てるのは目安があるが介護はいつまで続くか分からない。
多くの寝たきり老人がいる国で老人医療を切り捨てるという。

妻が夫を介護する(その逆も)心の休まる間もないと思う。

私にとって近い日の親の問題でありもう少し先の自身の問題である。
長生きはしたくないと思わせる「美しい国」である。
くどいけれどあまりにキャッチフレーズとのギャップがすごいから
マイナス面ばかりののリフレイン状態になっている。

新聞の夕刊の競走馬の口取り写真が目を引いた。この細身はおそらく
武幸四郎騎手だ。このとき勝利した<グッバイマイライフ>が引退後
牝馬を生んだというニュース。初めてこの馬の名前を見た時は目が点
になった。まさか実際の境遇を現していたとは気付かず変わったセンス
の持ち主だなと思ったのだった。ああ、不明
オーナーの医師は末期がんがわかってから夢であった競走馬を購入して
この名前をつけられた。生涯2勝!繁殖馬になって4月子馬を送り出し
た。なきオーナーの思い出を背負って無事に走ってと関係者の願いが
募るこの牝馬に胸が熱くなった。
コメント
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