レコメンデーターNotebook

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日本の精神の根源には「持続性」という価値観

2009-04-06 19:53:04 | Society
【渋澤 健の資本主義と道徳】
「家を継ぐ」という忠義心に見るサステイナビリティ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20090402/190894/
(日経ビジネスオンライン)

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栄一が、日本の精神には士魂とともに商才が発達しなければならないと訴えたのは、日本の競争力を高めて、このリスクを軽減するためでした。これは、ジャパン・パッシング、ジャパン・ミッシングと言われる、現在の21世紀に生活する私たちも気づくべき課題です。グローバルな競争はますます高まり、地政学的な危険性も高まっているのです。

 また、当時、栄一は農民や商人も日常生活における倫理観や規範を高めることが不可欠だと訴えました。これも、日本が農家や商店に留まる小規模な経済から、大規模な実業による経済へと促進するために必要な要素であると考えたからでしょう。
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企業の最大な社会的責任を一言で表すとしたら、それはステイナビリティ(持続可能性)でしょう。

 実は、武士道にも「家元の持続性」という思想が含まれています。そういう意味では、日本の精神の根源には「持続性」という価値観があるという結論に至ります。確かに外国企業と比べると日本企業は本来、短期的な収益性より会社の持続性という長期的要素を重視する向きがあります。
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今の日本は安心社会から信頼社会に移行する過渡期

2009-04-06 19:26:28 | Society
信頼社会への近道は「損して得取れ」
官僚の嘘、企業の偽装――不信の連鎖を断ち切るには
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090403/190984/
(日経ビジネスオンライン)

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・問題の理由を心に求めるのは思考停止と同じ
―― 心や道徳に解を求めるべきではない、と。

・米国人より日本人の方が他人に対する信頼感が強い

・集団主義社会は信頼を必要としない

・農村で鍵をかけなくても済むのはなぜか?
―― 村全体の利益に従うのは損得勘定のため、ということですか。
―― 今の日本は都会に出てきた農村の住民と同じ状態ということですか。

・このままの生き方では新たなチャンスは掴めない
―― つまり、今の日本は安心社会から信頼社会に移行する過渡期にある、と。

・不信感が増幅し、不信の連鎖が生まれている

・信頼社会には一人ひとりにスキルが求められる
国民が企業や国を信頼しなくなればなるほど、企業や国も国民を信用しなくなる。この不信の連鎖にはまり込んでいるのが今の日本ではないでしょうか。
―― 山岸教授の話をまとめると、安心社会に慣れた日本人はそもそも他者に対する信頼感が低い。それ故に、従来の安心社会が崩壊しつつある今、他者への不信が増幅している。それが、さらなる不信を呼び、社会の信頼感を喪失させている――ということですね。だとすると、日本社会が信頼社会になれば、こうした不信の連鎖はなくなるということになりますね。

・信頼社会で重要な要素は「正直さ」
―― 確かに、何らかのシグナルを出さなければ、相手は信用できるのかどうか、分かりません。
―― 安心社会に慣れた日本人は、信頼のシグナルを出すスキルを身につけていないということですか。

・相手の「信頼のシグナル」を認識するスキルも必要

・腹をくくって他人を信頼する姿勢が重要になる

・「商人道」というモラル
商人道とは、簡単に言うと、正直にすると儲かりますよ、という話ですよね。正しいことをすれば、同時に自分の利益になる――という商人道は信頼社会に合致する考え方でしょう。

 それに対して、「武士道」という道徳律もあります。これは、安心社会のモラルと言えるでしょう。安心社会において、最も重要なのは集団内の結束であり、秩序の維持であり、伝統の堅持。そのために重視しているのは規律や位でしょう。

 倫理と自己規律を重視し、自分にとっての個人的な損得を度外視する武士道は指導者には必要なモラルです。リーダーとして選ばれるのはそうした倫理を身につけた人であってほしいし、少なくともリーダーとして選ばれるためには、そうした倫理の持ち主だと思われないといけない。

 ただ、「自分のことは考えずに損得を捨てよ」という話は指導者には必要だけれど、武士道をすべての人々に押しつけるのは無理だと思うんですよ。


・「お互い様」の倫理の方が受け入れられるはず
冒頭で、社会の安心や信頼感の喪失を心に求めるべきではない、という話をしましたが、今の社会の混乱は、武士道的な、損得を考えないという生き方しか倫理的ではないという思い込みが招いている面もあると思うのです。お互いに受け入れられるやり方でそれぞれが自分の利益を追求する、そういった「お互い様」の倫理の方が、多くの人たちに受け入れられるのではないでしょうか。

・人間の考え方は環境で変わる
社会学には「臨界質量」という言葉があります。例えば、交差点で赤信号を待っている時、1人や2人が信号を無視したところで、他の人々が赤信号で渡ることはないでしょう。ただ、それが5人、10人と増えたらどうでしょうか。このように集団の行動が変わる潮目となる比率を臨界質量と言います。

 この臨界質量を考えるうえで、非常に重要なのは全体が重要ではないということです。重要なのはセグメンテーション。つまりローカルな多数派を取れれば、全体のマジョリティーを取る必要はない。流行なんかもそうですよね。あるローカルでマジョリティーを取ると、それが一気に広がっていく。


・信頼社会を生きるノウハウを漫画に

「その時 歴史が動いた」2009年週めくりカレンダー(4月第2週)

2009-04-06 02:05:20 | KOTOBA+HANASHI
死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし
生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし
吉田松陰

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吉田松陰/よしだ しょういん(1830-1859)
幕末の思想家。兵学者の叔父の養子となり、兵法の師範となる。江戸に出て、佐久間象山に師事。二度目のペリー来航時、海外密航を企てるも失敗し投獄。出獄後、松下村塾を開き、門下から高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋らを輩出。安政の大獄により、処刑される。
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1859(安政6)年4月7日
吉田松陰「草奔崛起」の思想を唱える
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幕末、吉田松陰はペリーの黒船に衝撃を受け、西洋の知識を得ようと同郷の志士・金子重之助と密航を企て、投獄される。独房に入った松陰と違い、身分の低い重之助は不衛生な雑居房で獄中死。身分の違いにより志を同じくする友人を失い、松陰は苦悩する。しかし囚人たちとの交流で、学び合い個性を伸ばす大切さを知り、出獄後、松下村塾を開く、身分に関係なく塾生を受け入れ、交流を重視した教育を実践する。幕府を批判し、再び投獄された松陰は、獄中で、身分にとらわれず志ある者が立ち上がるべきだとする「草奔崛起」の思想に至った。松陰死後、思想を受け継いだ塾生たちは明治の新しい世を築いてゆく。

新日本カレンダー株式会社(http://www.nkcalendar.co.jp/

「土方歳三~純潔の士道魂~」2009年カレンダー 10月

2009-04-06 00:49:50 | KOTOBA+HANASHI
報国の
心ころをわするる 婦人哉

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【鳥羽・伏見の戦い】
大政奉還後・王政復古の大号令により将軍職は廃止。そして慶応4年(1868)1月3日、鳥羽小枝橋の堤から、第一発の銃声とともに鳥羽・伏見の戦いが勃発した。鳥羽の戦いでは薩摩郡に対して幕府見廻組、伏見の戦いでは新選組と会津藩が固めた。しかし、このとき局長の近藤は、墨染で高台寺残党一派から要撃された治療のため大坂で床療養。この一戦は歳三に託されていた。「天に象りて誠を存し、地にのっとりて義を集む」と天然理心流の精神とともに、新選組250人の編成で果敢に挑んだが幕府軍は敗北した。
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天保5年(1834)10月9日 近藤勇、武州多摩郡に生まれる
天保元年(1830)10月10日 清河八郎、生まれる
明治元年(1868)10月12日 土方軍、牡鹿半島より蝦夷地へ出帆
元治元年(1864)10月15日 新加入・伊藤甲子太郎一派、江戸を出発
明治元年(1868)10月26日 土方軍、五稜郭に入城する


「土方歳三~純潔の士道魂~」卓上カレンダー(2009年版)
http://www.reki-c.com/shop_cal09_hiji.html

ほぼ日手帳2009(April 6, 2009)

2009-04-06 00:48:33 | KOTOBA+HANASHI
新しく社会に出たばかりの人は、いろんなことを知らなくて当たり前なんですから、
「知らないことを恥ずかしがらない」ということがすごく大事だと思うんです。
その一方で、いかに同じことを何度もほかの人に煩わせないかということ。
結局、新人が会社から一番求められていることは「飾るな」ということなんです。
「俺って結構賢いでしょ?」って思わせるようなことは、先輩にはみんなバレますから。
―――岩田聡さんが『星空の下の仕事観。』の中で

ほぼ日手帳2009(http://www.1101.com/store/techo/

ドラッガー名言カレンダー 2009-4-6

2009-04-06 00:47:33 | Business
リーダーシップとは人のビジョンを高めることである。

【Action point】
リーダーの条件
行動についての厳格な原則と、成果についての高度の基準を確立し、ともに働く人たちと仕事に敬意を払ってください。

『マネジメント-課題・責任・実践』
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-41002-X
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-41003-8
『非営利組織の経営』
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-30705-2