ココロの居場所

平穏な居場所を求めるべく、日々、感じた事を掲載していきます。

天から舞い降りてきたのか。「イエスタディ」

2008-09-26 23:31:27 | 音楽
「学校の教科書に登場するずっと前の時代から、「イエスタディ」は特別な曲だった。弦楽四重奏をバックにしたこの美しいバラードは、ロック嫌いの大人も黙らせるキラー光線になった。....この曲のレコーディングは1965年6月14日に始まっている。だが、ポールがこのメロディに着想したのは63年暮れのある朝とされる。そのとき、ポールは恋人ジェーン・アッシャーのロンドンの自宅にいた。「ぼくはこの曲を夢の中で聴いていたんだろう。ベッドを転がり出ると、ピアノのキーに手を乗せた。頭の中でメロディができていたのさ。全部ができあがっていた。完璧な形で。あんまり簡単に浮かんできたもんだから、本当に自分がつくったとは思えなかった」以前どこかで聴いたメロディが頭の中に残っていて、無意識のうちにできてしまったのではないか。あるいは他人の曲とは知らずに盗作しているのではないか、と気になって仕方がなかったという。「それで何週間か、みんなの前でその歌のコードを口笛で吹いて聴かせ訊いてみた。『これ、なんかの曲に似ていないかい? ぼくがつくったとおもうんだけど』ってね。でもみんなこういったよ。『いいや、聴いたことないね。でもいい曲じゃないか』」...「最後には、落とし物を警察に届けた時みたいな感じになった。これだけ待っても持ち主が名乗り出ないなら、自分のものにしても構わないだろうって、ことだ」」(「どらく」より引用)     後世に残る名曲とは、このような感覚なのかもしれない、だから、アーティストでも、遭遇する事は稀だし、もう同じ経験をする事がないのではと感じました。確かにビートルズは、名曲を多く残してますが、この曲は、非常にビートルズらしくない名曲なのです。

どらく
http://doraku.asahi.com/entertainment/beatles/080614.html