ココロの居場所

平穏な居場所を求めるべく、日々、感じた事を掲載していきます。

新幹線の顔を作る男、国村次郎氏

2008-09-10 22:56:31 | テレビ番組
「工場長として11人の職人を束ねる国村だが、今も職人として現場に立ち続ける。金属加工の技術は、業界でも指折りだ。最も得意とするのは、ハンマーなどを使い、金属の板から曲面を作る「打ち出し板金」だ。一見単純に見える作業だが、そこには並外れた職人技が隠されている。国村が放つハンマーは、常に板に垂直、しかも狙った場所を正確に打つ。そのために、左手と足で、金属の板を微妙に動かす。職人として、いかに無駄なく、早く品物を作り上げるかに徹底してこだわる。ハンマーは必要最小限のみしか打たない。金属の特性を知り尽くした国村は、どこをどの程度の力で打てばよいか読み切っている。作業にかかる時間は、他の職人の半分。驚くべきスピードで、美しく正確な曲面を生み出していく。」(プロフェッショナル NHKより引用)    歴代の新幹線の顔を作り続けてきた板金職人、国村氏が紹介されていました。高い技術で、少量生産する場合は、今でも、職人の技が生きているのですね。注文通りにできなければ、次の仕事は来ないかもしれないとい厳しい世界です。辛抱して、同じ仕事を続ける、ひたすらハンマーを振り続ける。これは、他の仕事でも、言える事かもしれません。自分がレベルアップするためには、古臭い言葉ですが、「辛抱」なのです。最後に「自分でつかんだ技術は逃げない。」とのメッセージ、いくつ年齢を重ねても、こうありたいと思いました。

プロフェッショナル NHK
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080722/index.html