らるるのIT業界ピックアップニュース

日々IT系ニュースサイトを巡回して興味を持ったニュースをずらずらと紹介。

RMSを支援する行為は逮捕される?

2005年07月20日 11時16分56秒 | 業界動向
[SlashdotJ] アクセス禁止国からリネージュに不正中継、大学生逮捕
国外からのアクセスを規制しているリネージュIIで、日本国内で接続を中継する行為をしていたため、不正アクセス・業務妨害ということで逮捕者が出たニュースです。まぁ、ただ中継をしていただけでなく、RMS(リアルマネートレード)でぼろもうけしていたというわけのようですが。

RMSという行為自体運営者側にとってデメリットなのかどうか、ということに対しては議論も多いでしょう。RMSやボット行為を念頭に置いていない「善意の」利用者が迷惑を被るから、そういう行為はいけないと話がとりあえずは出てくるかと。そのため、今回のような不正中継やRMS行為・ボット行為を規約で禁止し、発見され次第アカウント停止・削除を行うなんてのはもはや日常茶飯事です。

で、規約違反ならまぁわかるんですが、今回は逮捕ということです。気持ちとしては、規約違反をしてもうけている人たちがアクセスできるよう手助けをしているからダメ、というとこでしょうか。規制したい気持ちはよくよくわかるんですが、果たしてこれが逮捕理由となるのかというあたりに疑問が残ります。

戯言議論につきあってくれたIくん、ありがと。

livedoor Blogで外部サイトへのリンクに制限

2005年07月20日 10時46分10秒 | 業界動向
[SlashdotJ] livedoor Blogが2ch風リンク採用へ
タイトルがズバリ「2ch風リンク」と書いてます。2ちゃんねるでは、2ちゃんねる内からのリンクに「ime.nu」を挟むことでREFERRER情報を外部に漏らさないようにする対策がなされてます。例えばこんな感じ、http://blog.goo.ne.jp/rarul/ これと類似したものがlivedoor Blogにも取り入れられたというニュースです

これだけの説明じゃピンとこないんですが、これを取り入れたlivedoor側のねらいは
  • 利用者に外部サイトであることを認知してもらうため(ただの名目)
  • 広告をより多く表示させるため
  • Amazonアソシエイトのようなものを利用できないようにするため
と議論されてます。この中でも特に最後の点は大きいでしょうな、せっかく利用者がたくさん増えたBlogをどうすればお金にできるかを考えた結果でしょう。外部のアソシエイトを利用せずにlivedoorデパートを利用して欲しいという意向があると予想されるそうな。

外部への迷惑行為に対するISPの対応

2005年07月20日 10時32分04秒 | セキュリティ
[Internetウォッチ] OCNユーザーが2ちゃんねるに一時アクセスできない事態に
OCNのバカな人がDoS攻撃(DoS攻撃かどうかはわからんけどそんな感じの攻撃と思われる)をして、それを2ちゃんねる運営側がOCNに連絡して対応を要請したけど断られた、なのでサーバ側でOCN前期生をすることにした、てなことがあったそうです。

2ちゃんねるかどうかはこの際どうでもいいんですが、こういうたぐいのトラブルって今後増えてくると思うんですよねぇ。今はむしろ、ウィルスメールを定期的に送りつけてくるやつがいた場合に、ログつきIPアドレスつきでISPに連絡して対処してもらう、なんてのが良くある話です。ウィルスだけじゃなくて最近はスパムも多いですな。結果、ISP側もシステム的な対応を迫られ、例えばBIGLOBEの場合の記事があったりします。これが、今後はメールだけにとどまらず他の様々なサービス(ポート/プロトコル?)に広がっていくことでしょう。

で、日本人の悪いところなのか、例えば定期手にウィルスメールを送りつけられてしまっててもその送信元に文句をなかなか言わない、なんてのがあるんでしょうか。中途半端に苦情を言うと「Fromを偽装するタイプのウィルスがあり私は関係ない」と中途半端に理解されてしまうことも。メールのReceivedヘッダを見ればたとえFrom偽装メールであっても送信元がわかるのですが、そこを理解せず「Fromの偽装」だけを一つ覚えに繰り返す人も世の中にはいるそうな。そんな風な場合に逆に誤解され話がこじれてしまうなんてことも考えられます。そんなややこしいことに巻き込まれるくらいなら、じっとウィルス/スパムに我慢して・・・という心理なんでしょうかね。

前置きが長くなりましたが、通報してISPから警告してもらったはずなのに未だにウィルスメールを送ってくるんですが、なんとかならんのでしょうかね。ISPから警告をもらいつつ3ヶ月もウィルスを飼うなんてもうアフ(ry

Intelの苦しいプロセッサ開発事情

2005年07月20日 09時45分51秒 | 業界動向
[PCウォッチ] なぜYonahはEM64Tに対応しないのか(笠原一輝のユビキタス情報局)
記事のタイトルは、次に出てくる予定のモバイル向けプロセッサ「Yonah」がなぜEM64T(64bitのCPU)に対応しないのかということですが、記事の中身は、現在AMDに対して苦しい立場に追い込まれているIntelの事情を、順を追って説明しているっていう感じの記事になってます。

本来なら、こういう記事は後藤弘茂氏に書いて欲しいなぁと思うわけですが、当の後藤氏は衝撃的なSmithfieldの発表となって以来、あまりIntelのプロセッサ事情の記事を書かなくなっちゃったしなぁ。そんなIntelの現状があるからこそ、AMDもここぞとばかりにがんばっているわけです。

Pentium Dのレビュー記事の最後の段落が悲惨。
リテールのクーラーを使っても、しばしばCPU温度は80℃を超えてしまい、TM2が動いて強制的に動作周波数を2.8GHzに落としてしまう

ドコモの次世代ケータイ向けプラットフォーム

2005年07月20日 08時40分12秒 | ケータイ
[ITmedia エンタープライズ] SunとNTTドコモが携帯電話用の新Javaプラットフォームを計画
504iシリーズが発表された頃にはドコモもゆくゆくはMIDP仕様へ移っていくだとか語られてました。で、今2005年夏、Sunの名のもと公開されてるMIDP統一仕様ですら、実態は各キャリアで作った独自ライブラリで拡張され互換性がないという現状です。

そんな中、より拡大するケータイの機能をフォローするため、CLDCではなくCDCベースにするため、ドコモが現在のDoJAや他社のMIDPとは異なった新しいJavaプラットフォームをSunと計画しているというニュースです。開発後は統一仕様の普及のために
「これをドコモ専用にするつもりはない」(夏野氏)
と、他社にも採用してもらうよう働きかける計画のようですが・・・個人的にはあんまり期待できないなぁ。結局他社も独自開発して、また互換性のない世界が広がって・・・「Write Once, Run Anywhere」ねぇ。