らるるのIT業界ピックアップニュース

日々IT系ニュースサイトを巡回して興味を持ったニュースをずらずらと紹介。

SIMロック解除で逮捕

2006年08月26日 02時01分07秒 | ケータイ
[ケータイウォッチ] 警視庁、SIMロック解除のボーダフォン端末販売業者を逮捕
いわゆるインセの入った安い端末を買い、そのSIMの(特定のキャリアでしか使えないようにしている)ロックを解除し、それを例えば海外へ持っていって高値で売る、てな業者の摘発のニュースです。

まず、逮捕理由がかなり曖昧です。SIMロック解除をしたことそのものが問われると言うよりは、電波法に引っかかるような改造を勝手に行ったということで逮捕、ならまだわからなくもないです。が、今回は「商標権侵害」「不正競争防止法違反」です。「商標権侵害」ってことは、端末はキャリアのものでありメーカのものではないってことなんでしょうか。「不正競争防止法違反」ってことは、インセモデル(=既存のビジネスモデル)を脅かす行為はすべてダメってことなんでしょうか。

1994年から、携帯電話の端末はユーザのものとなる「お買上げ制度」がスタートしてます。なのに、契約してないと見れないテレビとかあったりねぇ。ドコモも追随しようか考えていたりとか、ことキャリアの間では、インセをやめようという流れどころかむしろインセモデルをより進めようという流れのようです。

インセモデルに批判的な本田さんあたり、コラムでこの「SIMロック解除で逮捕」の話題を振ってくれるかもしれません。

Googleが動詞「ググる」の使用に難色

2006年08月18日 04時56分23秒 | 業界動向
[CNet Japan] グーグル、「ググる」の使用に難色
過去を見れば、「Xeron」がコピーするの代名詞になったり、「写メール」が写真付きメールをケータイでやりとりする意味で使われたりと、商標や社名が一般名詞や一般動詞として使われる例は多々あります。同様に、GoogleでWeb検索することを表す動詞として最近「ググる」というような言葉が使われています。そういう使い方をGoogleがやめてくれといっている話題ですね。

記事中でも指摘されてますが、Google社がWeb検索サービスだけを提供している会社だとは思われたくないというのが根底にあるようです。「ググる」という言葉が定着してしまうと、一般人はGoogleとはWeb検索サービスの会社なのだと思いこんでしまうことになります。Googleは、そうではなくて、Web検索以外にも様々な優れたサービスを提供しているんだと訴えたいわけです。

まぁ、取り締まったところでどうにかなるものでもないとは思いますけどね。

「まねきTV」へのサービス中止仮処分要請が却下

2006年08月07日 04時30分07秒 | 著作権
[SlashdotJ] まねきTVに対する仮処分申請、東京地裁で却下
「録画ネット」敗訴の話が即座に連想されるような話題です。

裁判官の解釈によると、まねきTVはベースステーションのハウジングサービスであるのに対し、録画ネットはベースステーションのホスティングサービスである、ということなのでしょう。・・・すいません、違いがわかりません。

まねきTVはソニーという大企業が提供する製品を使っているので法律的に問題があるわけがない、録画ネットは悪しきIT業界の何でもできる汎用品を使って実現しているので問題があるに違いない、とかいえば素人にもわかりやすいでしょう。

本当にこの程度の認識だったとしたら、悲しいにもほどがある。。「録画ネット」は、いちゃもんつけられて最終的にはこの「まねきTV」とほぼ同等のシステム構成になってたはずなんだけどなぁ。

参考に。

デジタル放送のコピーワンスからEPNへの運用変更案

2006年08月02日 05時50分13秒 | 著作権
[Internetウォッチ] 地デジのコピーワンスを見直し。「EPN」運用へ
コピーワンスを廃止してEPN運用へ切り替えることを提案中のJEITAと、あくまでより保護のきついコピーワンス運用を続けたいコンテンツホルダーとで対立しているというのが現状です。それに対し総務省が、JEITA側の案を支持しているような構えで、12月までに話をまとめて公開するように求めている、というニュースです。

政治的な力関係からいけば総務省の言うことには従わざるを得ないという流れになるんでしょうかねぇ。

EPN運用ということのようですが、もっと他の案もほしいものです。例えば、SD画質でならコピーフリーにするとか、後でDVD等の発売を控えている番組はコピーワンスにしてもよいとか。

いずれにしても、もしコピーワンス見直しとなれば、CCCDの大失敗と並んで、後世に語り継がれる出来事となることでしょう。

フルハイビジョン風潮への危惧

2006年08月02日 03時33分30秒 | 業界動向
[ITmedia +D LifeStyle] フルハイビジョンの真実
2ページ目、
麻倉氏: 営業現場ではフルハイビジョン=高画質を盛んにアピールしていますが、ユーザー側の選択基準としてはけっしてそうではないのです。気をつけなくてはいけないのは「画素=画質」では決してないことです。
 画質というのは解像度、S/N、コントラスト、階調性、視野角など、さまざまな要素がからみあって決まるのです。画素は基盤であるけどすべてではなく、パネル自体の性能、映像エンジンの性能、そして絵作りのノウハウなどトータルなものの効果で画質が決まるのです。
一時期、デジカメの分野で「画素数が多ければ高画質」がまかり通っていたのが思い起こされます。正直テレビの場合、PC向けモニタとは違って解像度はあまり見た目の「キレイ」に直結しないですし。