らるるのIT業界ピックアップニュース

日々IT系ニュースサイトを巡回して興味を持ったニュースをずらずらと紹介。

Intelが2008年秋に新設計コアを持つNehalemを投入

2007年09月27日 02時00分55秒 | 業界動向
[PCウォッチ] Penrynの1.5倍のCPUコアを持つ次世代CPU「Nehalem」 (後藤弘茂のWeekly海外ニュース)
後藤氏得意の突っ走りぱなしの記事になってます。Banias系とその改良のMerom系が今は普及していますが、2008年秋には新たにコアを含めたCPU全部を設計し直したNehalemを投入する予定であることが告げられています。

さすがにまだかなり先であるため予想の域を超えない解説記事ですが、メモリコントローラ統合だの、4コア+SMTだの、デコーダ周りの64bit最適化だの、Macroフュージョン拡張だの、3階層メモリキャッシュだの、久々にわくわくさせられるような内容が出てきています。

TejasをキャンセルしSmithfieldを公開していたころがウソのように、Intelがよみがえってますね。

Viivをあきらめデジタル家電プラットフォーム作りを目指すIntel

2007年09月23日 00時52分10秒 | 業界動向
[PCウォッチ] ViivからCanmoreへと主力製品を切り替える
Intelのデジタルホーム事業 (笠原一輝のユビキタス情報局)

Viivブランドを掲げPCを中心とするホームネットワークにおけるサーバソフト作り支援まで行っていたIntelが、方針を転換し、あくまでプロセッサを含むプラットフォーム作りに専念することが述べられてます。

ただ曖昧ながら、プラットフォーム作りはこれまでのPC向けのものに限らず、デジタル家電をもターゲットにしたものにしていくことがうかがい知れる内容となっています。Intelとしては、PC向けプラットフォーム上にViivでホームネットワーク構築するよりも、PC以外のプラットフォームをも提供しホームネットワーク上のアプリはベンダに任せる方がよい、と判断しているのでしょう。

アメリカでGPL違反メーカへの訴訟

2007年09月23日 00時27分14秒 | 著作権
[ITmedia] オープンソース擁護団体、GPL違反でデジタル家電メーカーを提訴 - ITmedia News
GPLなライセンスのパッケージを使っていることを認めつつもGPLなパッケージを組み込んだ製品の利用者にソースコードを開示していないということで、アメリカで提訴がされたという話です。

そもそも、GPLが著作権法の枠内で認められるライセンスなのかどうかという根本的な問題から、GPL違反に対する賠償がどの程度になるのか(公開義務を課すだけでなく賠償金なども取れるのか)など、訴訟の方向によってはかなり注目される裁判になる可能性があります。まぁ、アメリカなのでたぶん和解になっちゃうでしょうけど。

日本のメーカもここ数年GPLなあれやこれを使っている製品が増えています。そこんところのリスクの見極めも含めて、注目される裁判になる可能性があります。

単体で楽曲購入可能な iPod touch 登場

2007年09月07日 02時04分27秒 | 業界動向
[AVウォッチ] 米Apple、「iPhone」から電話機能を省いた「iPod touch」
デジタルコンテンツ流通インフラを構築しているAppleがやっと、単体で楽曲購入可能なタイプのiPod 「iPod touch」を発表しています。

日本だとケータイのキャリアがデジタルコンテンツ流通プラットフォームの囲い込みを進めていますが、今回の発表から間違いなく、ライバルはケータイキャリアだと意識していますね。

単体でのYouTube再生対応をさせている点からも、単体でのDLNAクライアント対応をしてもおかしくないところでしょう。そういう意味では、近々ロケフリと競合していくことでしょう。

Appleってスキのない会社だなぁと思わされます。

Intelが日本デジタル放送方式をやんわりと批判

2007年09月01日 23時48分04秒 | 業界動向
[Internetウォッチ] インテル、ソフトウェアCAS活用で完全デジタル化移行推進する方針
あまり批判的な表明ではないですが、遠回りに日本の地上デジタルテレビ放送の方式を批判し、Intelが現在検討している案を採用するように提案しています。

焦点としては2つあります。1つはB-CASによるコンテンツ保護運用の不自由さについてで、B-CASカードを発行してもらわないと地デジ見れる端末を売れない現状を指摘し、もっと自由度のある「ソフトウェアCAS」方式を受け入れるよう要請してます。

2つめがコピーコントロールについてで、コピーワンスから9コピー+1ムーブに変わりそうな実情についてもやんわりと不満を表明しつつ、DTCP-IPなどを利用したネットワーク運用を、ホームネットワークに限らず外出先からのリモート環境でも行ってもよいと認めるよう放送局などに要請しています。

こういう批判が、日本国内から、とりわけ実際にテレビを作っている電機メーカから出てこずに、外国の企業から出ている現状が、なにか嘆かわしいです。

著作者検索のためのポータルサイト構築発表

2007年09月01日 23時37分09秒 | 著作権
[Internetウォッチ] 創作者団体協議会、著作権者情報検索のためのポータルサイト構築を発表
著作物利用促進という観点でこれまで幾度か提案されてきた、著作物の権利保持者を登録・検索するためのデータベースを持つポータルサイトを作ることが発表されています。

こういうのって、どれだけお金をかけずに大量の項目を網羅的に集められるかにかかっているかと思われます。そういう意味ではGoogleあたりにやっといてもらった方が・・・とか思えなくもないところです。

作り出す前から失敗しそうなのが目に見えなくもないですが、まぁ多くの人に利用されて著作物利用が促進されるといいですね(ぉ