らるるのIT業界ピックアップニュース

日々IT系ニュースサイトを巡回して興味を持ったニュースをずらずらと紹介。

ニフティがP2P帯域制限導入へ

2006年03月31日 05時23分42秒 | 業界動向
[ITmedia News] ニフティもWinny通信を規制へ
なんとなく、各ISPのP2Pに対する姿勢の違いがわかるような気がするニュースです。
  1. P2Pは違法ファイル交換の巣窟 --- P2Pなんてろくなことに使われないからなくてもかまわない。
  2. P2Pは帯域を食いつぶす --- P2Pは大事なバックボーンを圧迫するので帯域制限したい。
  3. P2Pはセキュリティリスク大 --- Winnyを介した情報流出を守るのが指命だ。
ISP各社は2の問題で頭を悩ませていることが多いです。なので、P2Pを遮断するのではなくP2Pを帯域規制するISPが多いです。ただ、帯域を圧迫するものはP2Pに限らないということは念頭に置いといた方がいいでしょう。

通信の秘密の建前上1のスタンスを取るISPはさすがになかったのですが、最近のWinnyを介した情報流出問題を受け3のスタンスを取るISPが増えてきそうです。そのうち契約プランで「Winny制限プラン」「Winny無制限プラン」などが出てきたりして。。

ツーカーの新規が6月30日で終了

2006年03月30日 15時54分26秒 | ケータイ
[ケータイウォッチ] au、ツーカー新規受付を6月30日に終了
ツーカーSで一花咲かせたってとこでしょうか。auへの同番移行が可能になり、またツーカーSと同じコンセプトの端末がauとドコモから相次いで発売となり、ついにツーカーは終了する方向へ。ケータイへ新規参入する会社もありますが、一部の成功したキャリアしか儲けにくい構造ではありそうです。

BSアナログハイビジョンが2007年9月で終了

2006年03月25日 04時22分16秒 | 業界動向
[SlashdotJ] NHK、アナログハイビジョン放送を2007年9月で終了
デジタル化の波を受けて帯域の無駄遣い感の強かったアナログハイビジョンである「NHKハイビジョン」チャンネル(BSアナログ)が終了することに決まったそうな。BSアナログハイビジョン対応のテレビを持ってるような人なんて、どうせすぐにBSデジタル対応のテレビを買うような目新しい物好きの人ばかりだと思うんで、今回の決定はある意味妥当だと思います。んで空いたとこ使ってBSデジタルで3社の新規参入ようで。

ただ本命は、BSアナログ全部の停波(BS1,BS2,WOWOW)でしょうね。これは2011年でしょう。地上波アナログとセットで、すんなりいくのかどうかが不安なところ。個人的には、BSデジタルのBS1とBS2は、とっととハイビジョン対応にしてほしいとは思います。(総務省の方針でNHKはBSデジタルでのハイビジョン放送は2チャンネル分に限定されるらしい)

フレッシュアイがヤフー傘下へ

2006年03月25日 03時29分21秒 | 業界動向
[ITmedia News] ヤフーが「フレッシュアイ」を傘下に
Web検索エンジンを自社で開発しサービスしてる会社がどんどん減ってきてます。LycosやExciteはInfoseekへいっちゃって、InfoseekもGoogleからエンジンを貸してもらう形で実質Googleになっちゃい、gooもGoogleエンジンを使うようになって久しいです。まだ独自エンジンでがんばっていたFresheyeもついに・・・という感じがします。自然言語処理と大規模文章解析の技術自体は今はブログ検索なんかに生かされているとは思いますけど、Googleの躍進によりWeb検索エンジンそのものではもはややっていけなくなってしまったという業界図が目に浮かびます。

残りは、No.1に上り詰めたGoogle、InkotomiとOvertureを飲み込んで自社技術を鍛えることにしたYahoo、Teomaエンジンを使ってるAsk(Ask.jp)、ですかねぇ。。ああ、MSNを忘れてた。

第2期日本テレコム誕生・・・てか。

2006年03月18日 04時53分54秒 | ケータイ
[ケータイウォッチ] 過去記事で振り返るボーダフォンの軌跡
インプレスがなかなかいい具合にまとまった歴史記事を作ってくれてますね。国鉄予約システムの面倒を見るために作られた日本テレコムは、国鉄からJRへ解体時にJR各社の持ち合いにより成り立ち、そんな日本テレコムがケータイ事業をスタートさせてデジタルホンを設立。デジタルホンはその後(地方の)デジタルツーカーと一緒になってJ-PHONEを設立。ここから先の話が上記記事には書かれてますね。んでいろいろごたごたした結果、ソフトバンクが旧日本テレコムと同規模のものを手に入れた、て感じでしょう。J-DSLはイーアクセスにいったりしてますけど。

今回の買収では、まずYahoo!Japanが関わっているのが大きいでしょう。パソコン向けとケータイ向けの統合されたポータルでパーソナライズコンテンツがなんとかとかいいながら「ユビキタス社会に向けて」とかそれっぽいことを言い出すでしょう。

二つ目に、英Vodafoneの影響が少なからず残るという点が大きいでしょう。本国からすれば、日本現地法人の運営をソフトバンクに任せただけにすぎず、本国ユーザのローミング先という位置づけで考えているのでしょう。できればVodafone Live!のような統一されたサービスをそのまま利用できるよう維持したいと思っているかも知れません。しかし、ソフトバンクはそんな英Vodafoneの意向を無視してガンガン進めるでしょうね。

三つ目に、端末メーカとの関係を維持できるのかという問題を考えないといけないでしょう。ソフトバンク単独では端末を作れるはずもなく、既存のメーカの協力を仰がざるを得ないはずです。ただソフトバンクは、内外の幅広いメーカから端末調達する意向を示していて、要するに安いとこを探すという意味でしょう。そんなソフトバンクにシャープや東芝がついてきてくれるかどうかという問題があります。

ただ、失敗したときのことも考えて、LBO方式での資金調達としている点は抜け目がないなぁ、と感じたりするところではあります。ソフトバンク自身は2000億しか出さず、英Vodafoneが3000億ってねぇ、LBOで60%以上をまかなってるとか。

とかとかぐだぐた素人のオレが書かなくても、世の中の自称ベータブロガーさんがたくさん書いてくれることでしょう。

日本式のケータイビジネスのひずみに津田氏が警鐘

2006年03月17日 03時58分37秒 | ケータイ
[ITmedia +D モバイル] モバイル業界に明日はあるか? 危機感にじませる津田会長
ボーダフォンの津田氏が、今のモバイル業界にはめずらしく、日本式のビジネスのひずみに対して危機感をもった講演を行ってます。インセモデルによる端末価格を下げた販売方式は成熟期に入った今の日本でも通用するのか、キャリアが端末を買い上げる方式ではメーカが日本でしか通用しない端末しか作れなくなっているのではないか、バックボーンIP化によりキャリア間の相互接続に問題が生じるのではないか、などの点をあげてます。

特に、インセモデルとキャリアが端末買い上げる方式では、ボーダフォン日本法人だからこそ痛感する問題点があるのでしょう。これらはよく指摘される問題ではあるものの、それを受けて日本のキャリアがなんらかの変わった方策をしてきたかといわれると微妙なとこでしょう。「日本のケータイ市場はガラパゴス諸島」なんて比喩されることもあります。

英Vodafoneが端末のグローバル化を掲げて3G向けに作らせた端末が日本国内では不評、結果的に方針転換し日本向けに特化した端末仕様のままでいくこととなった話は有名です。短期的に見れば日本のVodafoneユーザは喜ぶことになりましたが、長期的に見ればこれはどうだったんでしょうかね。

ぷららがWinnyを完全遮断する方針発表

2006年03月17日 03時39分49秒 | セキュリティ
[ITmedia News] ぷらら、Winny通信をシャットアウトへ
WinnyなどP2Pで顕著な転送量を押さえるため、過度に使ってるユーザの帯域制限をするなんてことを、多くのISPがやってます。そこより一歩踏み込んで、ぷららが「Winny完全遮断」すると決めたそうな。完全遮断する理由をぷららでは、
ウイルスに感染したパソコンから「Winny」を介した、意図せぬ個人情報または機密情報の流出が相次いでおります。こうした社会問題を憂慮すべき事態と捉え、皆様に安心してご利用いただけるネットワーク環境を提供することが通信事業者としての責務であるとの考えから
リリースでは書いてます。ただ結果的に特定の通信を意図的に規制することになりかねない問題もあります。Outbound Port 25 Blockingと含めて「それでも使いたい」人向けにどう対処することにするのかも1つのポイントかも。また他のISPが追随する動きも出てくるでしょうね。

情報流出を起こさない最善の方法は情報を持たないこと

2006年03月16日 03時48分42秒 | セキュリティ
[ITmedia News] 「Winny使わないで」と安倍官房長官
「(情報漏えいを防ぐ)最も確実な対策は、PCでWinnyを使わないこと」と語った。

いや、個人情報保護法案の時にあれほど「(不必要に)個人情報を持たないこと」こそが最善だってみんないってたやん。。

でも、ナレッジマネジメントと情報を持たないこととは、相反することなんだよなぁ、とかふと思った。だからこそThin Clientなのかなぁ、うーん。なんか日立の回し者のようになっちゃったわな。

情報流出は本当にWinnyのせいなのだろうか

2006年03月16日 03時40分18秒 | セキュリティ
[ITmedia エンタープライズ] 相次ぐ情報流出、真の問題は「Winny」だけではない
最近は、なんかマスコミがこぞって「Winny」と声を荒げて叫んでいるのに違和感を感じる人も少なからずいることでしょう。かなり前からイヤな予感はしていたんですが、本当に違法ファイル共有よりもこの情報流出の方がすっかり社会問題となってしまいました。とはいっても、今更嘆いてもしゃーないし。

情報流出ウィルスといえば、私は元祖として「SirCam」を思い浮かべます。SirCam全盛期は、あらぬファイルがウィルスメールに添付されてやってきたなぁ。以前と違ってやっかいなのは、流出したファイルを消すことがほぼ不可能である点でしょうね。暗号化されたキャッシュとしてどこのPCと知れず共有され続ける点でしょう。

WindowsのOSの未知の脆弱性をつくメールばらまきタイプのウィルスにWinny機能が内蔵され、感染すると裏で勝手ににWinnyを起動し勝手に情報流出させる、そんな非常にいやらしいハイブリッドタイプが現れると、もうたまったもんじゃありませんな。

Playstation3の発売は11月上旬

2006年03月16日 03時28分44秒 | 業界動向
[ITmedia +D Games] プレイステーション 3は2006年11月上旬発売――日米欧同時
Blu-rayの仕様の出来具合やら動作する実機がまだ登場してないことやら、そのへんを考えると当初の「2006年春」の発売がムリなのはある意味分かり切ったことではありましたが、今回正式に「2006年11月発売を目指す」と発表されました。まぁ2月上旬には、ea gamesの幹部が口を滑らせてしゃべっちゃったなんてニュースも一部で流れてましたが。

ま、いずれにしてもこれでXBox 360が少し先走りすぎたという感が出てきてます。XBox 360とて完全ではない状態で発売となった感じなので、MSもマイナーチェンジさせたモデルをPS3発売にあてて来るかもね。

デスクトップ向けCPUの4割は自作向け

2006年03月14日 02時44分11秒 | 業界動向
[PCウォッチ] デスクトップ市場の4割は自作、BCN調べ
デスクトップ向けCPUを全体と見た場合、CPUの単品で売られているのが4割だという調査結果のようです。単品CPU = 自作PC向け ってことで、デスクトップ市場の4割は自作、と結論づけてます。メーカが提供するPCはもはやノートPCばかりというのが現状なので、4割が自作PCといわれてもあながちはずれてはいないかも。

TVTLで過去のテレビ番組へ"リンク"する

2006年03月14日 02時30分42秒 | 業界動向
[PCウォッチ] Xビデオステーションから見える“PCと家電の融合”の姿 (笠原一輝のユビキタス情報局)
1週間分のすべてのテレビ番組を録画し好きなときに好きな番組を見られるようにするのがXビデオステーションですが、これ向けにTVTLを使った新サービスが考えられているようです。

iEPGのように放送時間やチャンネルの情報を含んだXMLであるTVTLファイルをWebページに埋め込んでおき、ユーザがそれをクリックするとXVプレーヤーが立ち上がり、ユーザのローカルに置かれたXビデオステーションから指定された番組を指定された位置から再生する、てなもののようです。これが実現されると、「昨日の*時の*チャンネルでやってた番組がね」などとブログで紹介するにTVTLファイルを添えておき、ブログの閲覧者はクリックするだけでその番組を即座に確認できるようなイメージになるのでしょう。一種のURIってとこか。

笠原氏の記事では、録画部としてのXビデオステーションと、再生部としてのPC上のソフトXVプレーヤーと、その2つが分かれていることの意義みたいなものの考察を続けてます。

VIERA Linkッテナニ?

2006年03月09日 01時15分01秒 | 業界動向
[AVウォッチ] 松下、薄型TV VIERA/レコーダDIGA計11機種を同時発表
松下がテレビ「VIERA」の新製品を世界同時発表することに味を占めたのか、今回はDVDレコーダやスピーカシステムまで含めて丸ごと同時発表してます。まぁそれだけなら「ふーん」なんですが、
共通する特徴は、電源ON/OFFや再生、録画、入力チャンネル切り替えなどの動作を連携させ、1つのリモコンで対応機器を一括して操作できる「VIERA Link」に対応したこと。VIERAで番組を鑑賞中にDIGAで録画したり、DIGA内に保存した番組を再生したり、AVアンプの音量コントロールなどが、VIERAの画面を見ながら、VIERAのリモコンで全て操作できるのが特徴。
と、テレビ側のリモコンで周辺機器をまとめて操作できるようにする「VIERA Link」なるものをアピールしています。コントロール用のリンクとしてHDMIの空きラインを使うようです。考え方としてはHANADLNAに近いものがあります。HANAやDLNAがコンテンツの相互運用性を考慮しているのに対し、今のところVIERA Linkはリモコン操作的なもののみを想定しているようです。ただしこれも含みを持たせているようで、
「VIERA Linkを松下の様々な機器に対応させていくため、新たな企画を練っているが、今はまだ公表できない。“乞うご期待”とだけ言っておきます」と、VIERA Linkの展開について自信を見せた。
と、単なるリモコンがらみだけではないようなこともいってます。ただ、インプレスの記事でも言及されているように、自社製品だけで固めることを強要するロックインが懸念されるとこです。VIERA Linkの仕様を他社に公開しないとなれば、松下らしくないソニー的な戦略になり得ます。どうするんでしょう。

パソコンよりもケータイがインターネットへの窓口となる人たち

2006年03月09日 00時55分41秒 | ケータイ
[ITmedia +D モバイル] 「子供向けケータイ」に市場性を感じるコンテンツプロバイダ
子供向けコンテンツにも力を入れ始めているというようなことが書かれた記事です。

子供の教育にどうIT技術(というかパソコン)を取り入れるのか、っていうのは一つの大きなテーマではあると思います。今の30代以降とは違い、大学・高校以下の人たちは物心ついたときから家にパソコンがあるのがふつうというような人たちです。子供向けに情報を規制すべきなのかとかとか、まぁそういう議論はつきないことでしょう。

しかし、意外にも今の若者世代(注:私よりも若いという意味です)は、パソコンよりもケータイの方が身近に感じているようです。パソコンを使った教育がどうのこうのいっている間に、若者たちはケータイで情報社会に触れていっているのが実態なのかもしれません。