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BIGLOBEの新スパム対策法

2005年07月12日 04時09分45秒 | セキュリティ
[ITmedia エンタープライズ] スパム送信を牛歩化させてスパマーの意欲をそぐ、BIGLOBEの新スパム対策
ISP各社がスパム対策に本格的になってきた今日この頃です。プロトコル的に偽造メール等を防ぐためにDomainKeysSender IDが提案されてきました。また「Outbound Port25 Blocking」と呼ばれる、TCP:25(STMP)から送られるパケットをシャットダウンすることで勝手にメールサーバを立てられなくしてしまう手法なんかも、日本のISPでは何社か採用してきました。

そんな中BIGLOBEが取った新スパム対策法が紹介されています。まぁ簡単に言えば、短時間に大量のセッションを張るホストを帯域制限してしまうというもののようです。スパム対策ということで紹介されていますが、技術的にはスパムなどのメールだけではなく、他のたとえばDoS攻撃元とさせないなどの目的にも使えるでしょう。

ただ、Winnyに代表されるようなP2Pの帯域制限には使えないでしょうね。Winnyの場合、大量のセッションを張るのではなく、1セッションで大量のパケットをやりとりしちゃう方式なので。