らるるのIT業界ピックアップニュース

日々IT系ニュースサイトを巡回して興味を持ったニュースをずらずらと紹介。

固定電話をIP電話で置き換え可能かどうか

2006年02月28日 04時51分49秒 | 業界動向
[SlashdotJ] NTT西日本の「ひかり電話」付加サービスでトラブル発生中
そういえば、ケイオプティコム(関西電力)でもトラブルがあったなぁ、と思いながらこのニュースを眺めていました。清水氏の批判もあったりと。

サービス始めてから間もないということもあって、この手のトラブルは多少は仕方がないところでしょう。ただ、ここでいうところの多少とはどの程度なのか、そこの見極めが必要かと思われます。まぁケータイが普及してるんで、もはや固定電話をIP電話で置き換えるという考え自体捨て去ってもいいという案もありますけどね。

松下のデジタル一眼レフカメラが発表

2006年02月28日 04時20分55秒 | 業界動向
[デジカメウォッチ] 【PMA 2006】松下電器、デジタル一眼レフカメラ「LUMIX DMC-L1」を発表
去年オリンパスと松下の共同開発が発表されてましたが、それを具体的な製品として提示したという形ですかね。発表時期が時期だけに、E-330と比較しがちですが、DMC-L1が「本年中の発売を予定」らしいので、それまでの間にいろいろと市場も変わっていくことでしょう。

SamsungとPentax、SONYとConicaMinolta、PanasonicとOlympus。CanonとNikonが先行する市場に家電メーカがどう食い込んでいくのかが一つの焦点でしょう。それだけに、DMC-L1はいったいいくらで売るつもりなのかが、松下がどう考えているのかの1つの材料かも。今のところ値段は未定。

MicrosoftがiPod対抗プロジェクト

2006年02月28日 02時09分52秒 | 業界動向
[ITmedia News] [WSJ] MS、iPod対抗プロジェクト「Origami」発表へ
記事のタイトルでは「iPod対抗」と書かれてますが、「超小型PC」とか「広範なデバイス」とか書かれているので、おそらく単純なメディアプレーヤというわけではなさそうですね。

「origami」でMicrosoftサイト内を検索してみると、こんなページが見つかります。Windows embeddedなので、Windowsベースの超小型デバイスというところでしょう。今の現状を考える限りでは、iPod対抗というよりは、ケータイやPSPのようなデバイスと競合するようなものととらえた方が良さそうです。

GoogleVideoで歴史的映像が公開

2006年02月25日 17時50分31秒 | 業界動向
[SlashdotJ] 米国立公文書館の収蔵映像をGoogleで
米国立公文書館にある秘蔵映画が、GoogleVideoと国立公文書館とで公開されたそうな。スラッシュドットの記事によると、硫黄島上陸アポロ11号の映像なんかがあるそうです。

こういう歴史的な映像を、インターネットにさえつなげれば世界中どこからでも無料で見られるっての、我ながらいい時代に生まれたもんだなぁと感心しました。日本もこういうのを・・・ムリだろうなぁ。。

リビングPCこそが放送と通信の融合の象徴・・・かな?

2006年02月24日 04時13分00秒 | 業界動向
[PCウォッチ] Viivはチッチキチー (本田雅一の「週刊モバイル通信」)
リビングにおいたPCで高品質のコンテンツをストリーミングで視聴することを象徴するのがViivであり、Viivはそれ以上のなにものでもない、ということでしょうね。PCでストリーミングで視聴しようがTV受信機で電波に乗ってる映像を視聴しようが、コンテンツを視聴していることには代わりがないのに、この違いを心理的に意識しすぎている人が多すぎると指摘しています。

テレビ局は動画コンテンツを電波に乗せてTV受信機でデコードしテレビで見るというスタイルにこだわりすぎている、と暗に非難しているようにも読めます。娯楽の多様化に伴い、細分化された様々なコンテンツを複数の方式で配信するようになるだろう、と書いています。

本田氏なりの放送と通信の融合のイメージを語っているのでしょうね。ライブドアや楽天によるネガティブな印象を払拭したいのでしょう。ただ、利権が絡むだけに、そう簡単に早くは広まりにくいでしょう。

OP25BとSPFとDomainKeysの導入を提言

2006年02月24日 01時32分38秒 | セキュリティ
[ITmedia +D モバイル] 国内発迷惑メールの大幅減目指す、JEAGが対策「提言書」
JEAGが、OP25BとSPFとDomainKeysにより、迷惑メールとウィルスを減らしていこうという提言書を出しています。また、このために、SubmissionポートとSMTP Authの認知度を上げていきたいそうな。

OP25BとSPFはさておき、それ以外はメールソフト(MTA)をいじっていく必要があるので、素人ではなかなか手を出しにくいですね。また世の中のメールサーバのほとんどがSubmissionポート対応してくれないと、OP25Bを入れたときの不便さが解消できないですし、地道に普及させていくしかなさそうです。

というわけで、メールサーバを運用している人は、いったい何が提言されているのかを正確に理解しておく必要があるでしょう。

「Winnyは不完全」と言い切る47氏

2006年02月21日 00時11分52秒 | 著作権
[Internetウォッチ] Winnyはヘボい!? 金子勇氏「次世代P2Pソフトは管理も可能になるはず」
違法にファイルを共有できるシステムとして見られてしまいがちなP2P関連ソフトですが、Winnyを作った作者自身が「今のWinnyは不完全」と認めており、かつどのような点が不完全なのか・どうすれば不完全な点を埋められる可能性があるのか、といった点にも考察を行っています。P2Pを技術的に考えている金子氏の像を伺えます。

技術的に可能なことと法律で禁じられたことの間でさまよう案件であることを痛感させられます。著作物を勝手に公開しているようなやつを逮捕するのはまだしも、ソフトを開発している人を捕まえたのは、やはり警察(もしくは検察)の勇み足なのかなぁという気がします。

Adminでログインしないよう呼びかけるMS

2006年02月17日 21時41分32秒 | セキュリティ
[ITmedia エンタープライズ] No More「Adminでログイン」を呼びかけるMicrosoft
Win9x時代はパーソナルなコンピュータであったため、権限なんてものがそもそも存在しませんでした。そのころからの互換性を大事にしているからこそ、今のWinXPでもこの権限問題がうまく解決していないのでしょう。結果、ソフトをトラブルなく動かすためにAdministrator権限のアカウントでログインせざるを得ないというのが現状です。

理想は、必要なときにのみexeファイル右クリックの「別のユーザとして実行」で実行するということですが、まぁ世の中そうやってAdminで実行しなければいけないソフトがどれだけ多いことか・・・Vistaではこれの解決のための仕組みを用意する予定だそうですが、この記事に書かれているだけのことを読む限りは、あんまり期待できる機能でもなさそうだなぁっと思います。

パソコンは、ネットワークにつながるようになったことで、パーソナルなコンピュータではなくなってしまったってことなんでしょうか。

SSL証明書付きフィッシングサイト

2006年02月16日 08時07分59秒 | セキュリティ
[SlashdotJ] 「本物の」サーバ証明書を持つフィッシングサイト
どんなフィッシングサイトがあったのかを正確に理解しておく必要があるニュースといえるでしょう。

このフィッシングサイトはルート証明書よりたどれるSSLサーバ証明書を持っていました。つまり、rarul.comというサーバが証明書を持っていてそれが正当(=ルートからたどれる)なものであった場合です。このときユーザは、SSL通信を使ってrarul.comと安全に通信できます。途中で改ざんされたり、通信先が本当はrarul.comじゃなかったり、といったことがないということです。

しかしこの方式では、rarul.comの存在性とその本人性は保証できるものの、rarul.comがそもそも信用できるのかどうかはわかりません。rarul.comがワルだった場合、送られたデータが悪用されることが十分あり得るということです。データを送る先が本当に2ちゃんねるであるかどうかを保証してくれるだけで、2ちゃんにデータを書いても安心だというわけではないのと同じです。そんなフィッシングサイトがあったというのがこのニュースの意味となります。

結局、rarul.comというドメイン(とそれを所有する組織)の社会的信頼性は、各自で判断せざるを得ないということです。つまりrarul.comというドメインは信用に足るかどうかをユーザが判断しないといけないということです。

ちなみに、今回のはいわゆるオレオレ証明書とは違います。オレオレ証明書の場合、ウソつき者(かどうかもわからないやつ)の言うことを信じるのかどうか、という話になります。ウソつき者の言った言葉を耳に入れるまでの途中で改ざんがなされている可能性もあるし・・・と。

NDS向けWebブラウザ登場

2006年02月16日 07時22分33秒 | その他
[ITmedia News] ニンテンドーDSブラウザはOperaベース
対PSPの意味で、NDS向けOperaの登場は意味があるでしょうね。2画面とタッチパネルを利用できるんで、場合によってはPSPよりも使いやすいものになるかも。カートリッジタイプで提供されATOKも内蔵するっていうあたりで、これまでとは違った提供のされ方がなされるという意味でもおもしろいかも。

MMORPGでのインフレの本質

2006年02月10日 16時06分21秒 | その他
[SlashdotJ] スクウェア・エニックス、FFXIでRMT業者の摘発を行う
RMTの1つの手段として、モンスターを倒しまくりお金(仮想通貨)を手に入れて、仮想通貨を売ったり仮想通貨で買ったアイテムを売ったりアカウントそのものを売ったり・・・というものがあります。

もとをただせば、「モンスターを倒してお金を手に入れる = システム側からお金がわいてくる」わけで、モンスターを倒しまくる行為は直接的にゲーム内仮想通貨のインフレを引き起こします。RMTによりモンスターを倒すと巡って現実のお金が手にはいるなら、このゲーム内仮想通貨のインフレ圧力が強くなります。

モンスターを倒すという行為が回り回ってインフレを引き起こすので、モンスターをひたすら倒しまくるゲームやりまくりユーザがいる限り、インフレがなくなりません。RMTを認めなかったとしても、ゲーム内でのアイテム交換やら仮想通貨により売買やらが行われている限り、モンスターを倒し続ける人に有利になるようなインフレが必ず起こります。

ゲームプレイ時間が如実に成果として表れてしまうようなRPG系のものは、オンラインゲーム化するとインフレするのはさけられないのでしょうね。プレイ時間が成果に直結するとは限らないアクションものやテーブル志向型のゲームじゃないと、このインフレ問題は避けられないでしょう。

家電メーカがデジタルテレビ向けポータルサイトを共同検討

2006年02月04日 01時18分35秒 | 業界動向
[ITmediaニュース] 家電大手5社、デジタルテレビ向けポータルを共同検討
テレビ受信機を使ってWebを楽しむというシチュエーションなんて考えられるのかという疑問は残り続けるも、未だに大手メーカはテレビにWebブラウザを乗せているというのが現状です。そんなWebブラウザを少しでも使ってもらえるような環境作りという意味合いもあるのでしょう。

サービスと端末の仕様を共通化することを目標に据えているようです。イメージとしてはケータイキャリアの公式コンテンツに近いものがあるかと思われます。しかし、ケータイの場合はキャリアが課金の窓口を持っているという事情もあり、デジタルテレビメーカでポータル運営したところで果たしてうまみがあるのかという問題も考えられます。まぁうまみはさておき、便利にテレビを使えるようになればいいという程度なのかもしれないですけど。

ケータイキャリアかを目指すWILLCOM

2006年02月04日 00時59分18秒 | ケータイ
[ITmedia +D モバイル] 出遅れを取り戻せ~コンテンツ強化を目指すウィルコム
DDIポケット時代はデータ通信に特化するという戦略をとっていたためキャリア側の公式コンテンツを整備してこなかったけれど、カーライル化して拡大路線をとるようになった結果、他のケータイキャリア各社と同様の公式コンテンツ整備に乗り出した様子が伝えられてます。

ケータイキャリアはもはや通話や通信の会社ではなく、コンテンツ課金を代行するプラットフォームを提供する会社であることは周知の事実です。そこを意図的ではないにせよねらえるようになったと言うことは、PHSがケータイと同じ土俵にたつことができてきているともいえるでしょう。

山間部での通話エリアの狭さという問題はあるものの、一時期の「PHS = 安物」という先入観は一般利用者の間ではなくなりつつあるんでしょう。MNPへの参加を認められれば、もはやケータイとPHSという分け方時代が考えにそぐわなくなってくるんでしょうかね。

モバイルSuicaへの批判的記事

2006年02月02日 02時36分41秒 | ケータイ
[ケータイウォッチ] モバイルSuica、はじまる (法林岳之の「週刊モバイルCATCH UP」モバイルSuica、はじまる)
珍しく、法林タンが批判しています。まとめるなら、モバイルSuicaを始めるためにいろいろと技術的かつ手続き的な敷居があってそれが高い、ってとこですな。

電車に乗って改札で使うサービスだからこそ万人に手軽に使えるようなものでなければならない、という視点から見るなら、この批判はごくまっとうなものでしょう。新しいサービスを始めるに当たりJR東が慎重になって、結果敷居の高い差ビスになってしまっているのは否めないでしょう。

なんか、初めて磁気式自動改札が導入されたときの試行錯誤っぷりに似ているような気もします。ぬれてたりぐちゃぐちゃになったりした切符でも、また少々斜め向きに入れても大丈夫なように、自動改札の改良が重ねられていった様子はNHKのプロジェクトXにもなってましたね。今後しばらくは、非接触式ICサービスで端末と自動改札の両方のメーカの試行錯誤が続くのかも。

パケホーダイが全プランで適用可能に

2006年02月01日 08時42分31秒 | ケータイ
[ITmedia +D モバイル] FOMAの全料金プランで「パケ・ホーダイ」適用可能に
ドコモのFOMA向けパケット定額オプション「パケホーダイ」が、全料金プランで利用できるようになるようです。まぁもろにau対策という感じですね。このままずるずる、デュアルパケットやダブル定額のようなサービスが始まるのも時間の問題・・・のように感じられます。