[ITmedia ライフスタイル] 「電子書籍」はどこまで来たか
電子コンテンツといえば、音楽や映像のように著作権問題で大きく揺れる市場がまず頭に浮かびます。これらに相応する規模を持ちながらも、意外と著作権問題があまり(悪い意味で)白熱してないのが書籍です。問題が出ているとことすれば
デジタル万引きでしょうね。それでも、音楽や映像分野に比べれば、この被害は微々たるもんでしょう。
先に結論に行っちゃいますが、コンテンツの電子は結局ビジネスモデルに直結してしまうんです。書籍に関してはそれがきっちりしていて、電子フォーマットとコンテンツの囲い込みが表裏一体化してます。この辺については私も
以前興味を持ち調べてました。XHTMLのサブセットとして電子書庫フォーマットを策定しているものもあるんですが、正直全く普及してませんね。そんな現状もふまえて、
stViewerはあくまでテキストビューアという位置づけのままにしてます。
っと、長い前置きを書いてから、今回の小寺氏のコラムについて。いいたい点は2つ。
一つ目に縦書きについてのこだわりについて触れられてます。正直、私自身は縦書きにほとんどこだわりはないんです。今時の学校の教科書も、国語の教科書以外は全部横書きですしね。でもやはり、縦書きに思い入れがある人が多いんでしょうね、stViewerへの要望もありましたし、iアプリ向けのテキストビューアである
reateや
iFDでも縦書き対応してますし。
二つ目、テキストビューアとしてのPDA人気のなさと、AVプレーヤへの機能統合についての可能性が書かれてます。やはり、ここでケータイ上でのテキストビューアのアプリについても触れてほしかったですね。「文学を読むのにいちいちPCかよ」なら、まさしくケータイこそがうってつけの役目だと思うんですが・・・
以下チラシの裏。iアプリとVアプリでは利用者数が全然違うね。うん、Vodafone向けに作ってしまったと思う点。