■ラッコマンの喫茶室■

北海道からオリジナルフォーク、クルマの話題などを発信します。

ごめん。。ちょっと自慢させて。。。。

2013-08-27 | ラッコのつぶやき



BigThimbの話題が続きますが、勘弁してください。。。
本日、旭川駅前の島村楽器に行きまして、ギターサドルを
買ってきました。。。。158円なり。。。

今度は、削り過ぎないようにするぞ。。。。
この2週間、培ってきたギター構造理論(大げさか)を駆使
して最高のギターに仕上げてやる!

まずは純正サドルをギターから取り外す。。。。
純正から2ミリ下げたサドルと、購入してきたばかりのサドル
を重ねてみる。。。。

おお===
やっぱり2ミリだけ新品が太い。。。。

幅は、約5ミリ長い。。。。



こんな感じで紙やすりと爪やすりを使って切り出していく。。
いい感じじゃない?

前回は削りすぎたので、今回はちょっと太めで小休止。。。
ギターに装着してみる。。。

おお===
思ったとおり右手はずいぶんと弾き易くなった。。。
するとやはりフレット上の弦高は高くなる。。。

もう一度ギターからサドルをはずし、削っていく。。。
底が丸くならないように、ゆっくり、ゆっくり1ミリ削った。。。
6弦側がよけいに高いような気がしたので、そこは上部
のラウンドを削った。。。

弦の当たるラインは、オリジナルと同じように爪やすりで
カッティング。。。。

あらためてギターにセッティング。。。

だいぶいいぞ。。。

最後に余裕を残しておいたトラスロッドを時計回りに回して
反りを修正。。。。。

完成だ。。。。

うう~~ここまで約3時間かかった。。。。

しっかりとチューニングして、恐る恐る弾いてみる。。。。

シャラ===ン

おおっ<<<<<<<<<<<

こ、これは。。。。
このツブツブ感は。。。。。。

マーチンD-28だ。。。。
音の限界は低いような気がするが、音の立ち上げは
むしろD-28より、一歩前に張り出してくる感じだ。。。。

いや===

いいわ。。。。
すごく上品な音になった。。。。。

苦労はしたけど、6,150円でマーチンを買った気分。。。

ごめん、嬉しくて、嬉しくて。。。
勝手に自慢させてもらいました。。。。

これなら実際の音を録音して聞いていただく機会を
早めに持ちたいなと思っております。。。。

m(__)m

長文失礼。。。。

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ギターのことを知らな過ぎたよ。。。

2013-08-25 | ラッコのつぶやき

6千円のBigThumb(ビッグ・サム)でずいぶんと楽しませてもらった。

自分が30年もギターを抱えていたのに、何にも知らなかったことがよく分かった。。。
この記事は、自分のためだけに書きとめておく。。。

インターネットで弦高を下げて調整するとギターが弾きやすくなるという記事が多い。。
オイラも昨日までそう思っていた。。。。
しかし今回、BigThumbを色々いじっていたら、すごくよくギターのことが分かった。

まず昔のギターと最近のギターの傾向から。。。。



略図を見て欲しい。
図AはマーチンD-28の構成だ。。。。

そして図Bは、BigThumbの構成。。。。
違いが分かるだろうか。。。。

そう、ネックの装着高が違うのだ。。。
だからブリッジ(弦を押さえる土台の木)と、サドル(弦を支える白いプラスティック)
の高さが同じでもフレット上での弦の高さは低くなる。
最近のギターはこうして弦高をさげているのだろう。。。。

BigThumbは図B。
ネックが低い位置に固定されていたため、フレット上の弦高が高くなっていた。
これは経年変化による順反りのためではなかったのだ。。。
そもそもの設計だったようだ。。。。

オイラは、12フレット段階で弦高が6ミリもあるように感じたため、トラスロッドを調整しつつ、サドルを2ミリ削った。
ネックはほぼ真っ直ぐになったが、ギターとしては、図Cの状態になったと思われる。

フィンガーボード上は、すごく抑えやすいのだが、極端に言えばストロークする右腕が空振りしてしまう。

ストロークする弦とボディとの間が狭くなっちゃったのだ。。。。
マーチンのつもりで弾いていると空振りのようにピックが弦をかすめてしまう。
ほんの1ミリ~2ミリの話ではあるのだが、突きつめていくと気になってしまう。。。。

最初の段階で弦高が高いのは順反りとサドルが高すぎるためと思い込んでいたが、これは、あきらかなミスだろう。。。。
ギターの構造が違ったのだ。。。。

サドルを2ミリ削ったのは、まずかった。。。1ミリにしておけば最高だったかもしれない。
しかし削っちゃったものは仕方ない。。。。
楽器屋さんで、部品を買ってきて、再挑戦してみることにした。。。

サドルを上げたら、また弦高が高くなってしまうことになるが、よく考えたら、サドルを2ミリ上げても弦が長さがあるから、12フレット付近では上げた高さの半分にしかならない。

せいぜい1ミリ高くなるだけ。
12フレットで1ミリ上げて右手のストロークを楽にするか、左手の動きを優先するのか、そのあたりが、チューナーの腕になるんだなぁ。。。。なるほど。。。。。。

もう一つ。。。。
BigThumbとMatinD-28を用意してボディを指で軽く叩いてみる。。。
お医者さんのやる打診の要領で、二つのギターのボディ全体を打診してみた。



決定的に違うのは、Aの部分の反響だ。。。
それとサイドの硬質感。。。。
Bの部分は、BigThumbも健闘しているのだが、Aの部分はタンスの
引き出し状態か。。。。

こういうとことでギターの個性というか、出来というか、最後は価格が
違ってくるんだなぁ。。。。。

でもこの70年代の懐かしい音をだすBigThumbは不思議と手放せない。
枕元にいつも置くことにした。。。。。

近く楽器やに行って、サドルの部品を購入し、削る作業からやり直して
みることにした。。。。。

いや===

わずか6千円で大の大人が2週間遊んでいられる。
ホント楽しい。。。。。(爆)

追伸

もう一つの発見を。。。。。
トラスロッドを時計周りに締めると順反りが解消され、反対に緩めると逆反りが修正されるというのはご存知の話。

だけど、この加減は非常にシビアだ。
トラスロッドを締めると締めるほど、低音コードが弾きにくくなり、高フレットが弾きやすくなる。

逆に緩めると低音コードが弾きやすく、高音コードが弦高が上がって弾きづらくなる。
ほんの15度、30度の世界でシビアに違いが生じる。。。
眼でみてネックの直線を確かめるのも大事だろうが、トラスロッドの調整は、低音コードと高音コードの絶妙なバランスをとる作業でもあるようだ。。。。。

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こだわってビッグ・サムチューニング。。。

2013-08-18 | ラッコのつぶやき



週末の3日間BigThumbのチューニングに費やした。。。
ネックの揉みを続けた結果、ネックはほぼ真っ直ぐになった。

今日は、カラオケ店に行ってピックでガンガン弾いてみた。。。
ん~~~

評価は難しい。。。。
マーチンD-28の音が最高だとすれば、BigThumbは足元
に及ばない。。。。
しかし、D-35の好きな人にとっては、BigThumbは捨てがたい。

合板が幸いしてか、災いしてか、BigThumbからは弦鳴りの
ジャラジャラ音が大きく響いてくる。。。
これは、一緒にカラオケ店に行ったヨメの証言からも明らかだ。。

「ジャラジャラする音だね。。。。ポロポロって弾いているときが
一番いい音だと思う。。。」

ん===

家のヨメもなかなか。。。。深い。。。。
そうなのだ。。。
BigThumbは弦鳴りが大きく、ジャラジャラした感じが強い。。。
決してチューングが狂っている訳じゃないんだけどね。。。。

このギターの傷のなさからすれば、ほとんど弾かれることもなく
休眠を続けてきたのだろう。。。。
弦は張りっぱなしだったので、ネックの順反りが酷かった。。。。

それを修正したが、今はまだジャラジャラ感が強いだけ。。。
そうなのだ。。。。

このギターは、自分がまだ楽器であることを知らないのだ。。。。
これから弾き込んであげることで、どこまでD-35に迫れるか。

そこがちょっと楽しみだ。。。。

さぁ、サム。。。。
目覚めの時だよ。。。。。。

ネックを手と膝で揉みながらつぶやいている。。。。。。

コメント (2)
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ビンテージギター、なるほど。。。最後は力技か。。。

2013-08-17 | ラッコのつぶやき




金曜日の夜から、ずっとBigThumbをいじっている。。。

トラスロッド調整とサドル削りで、ある程度修正されたサムで
はあるが、触っていると、やはりちょっと納得がいかない所が
ある。。。。

何が原因かは分からないが、12フレット3ミリの問題では
ないようだ。。。。

ビッグ・サムのネックを、前から後ろから片目をつぶって観察
してみた。。。。

やはり僅かではあるが、ネックの順反りがあるようだ。。。。
しかし、これ以上トラスロッドを回すことはリスクが大きすぎる
ように思った。。。。

どうしよう。。。。。
ギターを抱いたまま、考え込んだ。。。。

チャラ~~~ン
神のお告げか、悪魔の囁きか、あるヒントが浮んだ。。。。

「そうさ。。。このギターは木なんだ。。。薪と同じさ。」
「折らない程度に膝で曲げてやったらいいんだ。。。」

少しづつ力をかけてネックを曲げてみる。。。
ストレッチと同じ要領。。。。。

一部分だけでなく、端から中央へコリをほぐすように
ゆっくりと揉んでいった。。。。


おお=====

こ、これは。。。。。。
ネックがまっすくになっている。。。。
弾きやすさもぜんぜんOK。。。。

けっこういい音じゃん。。
単板ギターにはない、70年代フォークの音がする。。(笑)
これって、案外、ビンテージと言ってもいいのかも。。。。。

そうか。。。。

ギターは木製だから、トラスロッドで物理的に修正しようと
しても限界があるんだね。。。。
30年も弦の張力に耐えてきたんだから、「ご苦労さん」と
やさしく揉みほぐしてやるのがいいようです。。。。
オイラの腰と同じか。。。。

まぁ、オイラは6000円で買ったギターだから、こんなことが
できた訳で皆さんにお薦めするものではありません。。。
ギターの揉みほぐしをされる方は自己責任でお願いしますね。。。

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ジャパン・ビンテージを期待しちゃいけないな。。。。

2013-08-14 | ラッコのつぶやき




先ごろ衝動買いした「BIG THUMB(ビッグ・サム)」という
ギターについてレポートしてみる。。。。

あまり聞いたことのないメーカーだが、モーリスギターを作って
いた寺田楽器の製品で、最近では有名な「VG」ギターなども
手がけているメーカーだ。型番は「BW-30」。

オイラの脳裏を、博打的な興味が走った。。。。
もしかしたら、ジャパンビンテージかもしれない。。。。

ワクワク。。。。。

トラスロッドは、約180度まで回したら、それ以上はきつくなった。
これがいわゆる「トラスロッドがいっぱいになった状態」だと思う。
無理はせず、とりあえず、ここまでとした。

それでも、サドルを約2ミリ削った相乗効果で、ずいぶんと弾き
やすくなった。。。。

弦高は、目見当で12フレット、約3ミリ。。。。

島村楽器の店員さんにお聞きしたところ、古いギターは弦高が
高く設計されていたという。
ん~~、ということは、現状これが限界かな。。。。

前回ご紹介したように、このギターは本当に綺麗で、傷一つない。
なんと、ピックガードのビニールも貼ったままになっていた。

肝心の音は。。。。。

ははは。。。。。
ちょっと残念かなぁ。。。。

オイラが就職したのは、1976年。
そのときの初任給は7万円だった。。。

その頃に3万円で売られていたギターだから、もしかしたら、
今の価値にすると10万円くらいの値打ちがあるのではないか。。。

そんな思いがあったのだが、世の中は、そう上手くいかないものだ。。。

オイラのこのギターに関しては、やはり現在、3万円で売っている
ギターと変わらないと思う。。。(笑)

1弦~3弦までは、確かによく鳴るんだ。。。。
でも4弦~6弦は、フェルト布でミュートしたような音なんだなぁ。。。

高音がキラキラした綺麗な音になっているし、鳴りとしては、
大きな音はするんだけど、音の深みに欠ける。。。

そんな感じだ。。。。

フォーク全盛の時代に、作れば売れたギターって感じかな。。。
だから、オイラのギターに限っては、「ビンテージ」と呼ぶことは
できないだろうなぁ。。。(笑)

でもね。。。

写真でお見せしているようにピックアップを取り付けて、エフェクター
を通して音を加工するには、ちょうどいいみたい。。。

余計な反響音が出ないから、好きな音が作れる感じです。。。
低音を上げ、ちょっと深いリバーブをかけたら、ヘッドフォン越しに
聞こえてくる音は、まんまマーチンD-35って感じ。。。。(笑)

今後、このギターは、レコーディングと、野外持ち出し専用とします。。。。

ビンテージといわれたり、宣伝されているギターのすべてを否定する
ものではありません。。。。

オイラの1970年代のビッグ・サムBW-30、傷なしモデルはビンテージ
とはいえないということです。。。(笑)

コメント (2)
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