通勤途中にできるだけ、ゴミを拾うようにしてきた。
しかし、雪どけが進むと、雪の下から湧き出てくるゴミの量が半端なくなった。
もう、個人がゴミ袋で拾うのは困難だ。
トラックでも用意しなければならないほどの量になっている。
バス停は吸い殻の山だ。
本当に人間の良識を疑ってしまう。
この山のようなゴミは、これからどこに行くのだろう?
今年は、敗北感が残る春になった。。。
でも、また自分のやれるところから、始めたいと思っている。
メンタルヘルスの研修会に参加した。
メンタル的に悩む人には3つのパターンがあるとか。
1 常に「こうあるべき」と考えてしまう人。
2 すぐにイライラして、感情的になってしまう人。
3 何事かにつけて自分を責めて、負の連鎖に陥る人。
対策としては、ストレスを受けた時に、自分の身体に正直になること。
頭で考えるのではなく、身体から発せられる反応を見極めて早めに対応することだそうだ。
もしストレスを受けて、蕁麻疹が出るとか、息苦しいなどの症状がでた時は、まずはその環境から離れること。
そして落ち着いてから、視点を変えて状況を考えることが大事だという。
常にそういう対応を心掛けていると、意識しなくても自然に自己防衛ができるようになるようだ。
リラックスするためのストレッチ体操も効果的とか。
為になる研修会だった。
そのなかでも一番心に残ったのは
「どんなことでもいいので、最近、感謝の気持ちを持った時のことを思い出しながら、深呼吸をして見ましょう」
という言葉。
目をつぶって、しばし考えてみた。
ん?
ん?
ない。。。
最近、感謝の気持ちを持った記憶が直感的にでてこないぞ。
何か、日々、すべてのものに不満だけを持って生きていたようにさえ思う。
いかん、いかん。。。
老いの不安、健康の不安、貧乏の不安、仕事への不満、通勤バスへの不満。
それだけ色々なものに押し潰されそうになっていたんだろうな。
感謝の気持ちを持って生きることが大事だということは、頭では分かっていたつもりだったが、案外、自分の中で実践されてはいないことに気づいた。
反省を込めて、これからはできるだけ多くのものに感謝して生活していこうと思う。
たとえ、通勤バスが30分遅れで運航し、吹雪のバス停で40分待たされようと、定時より1分早く出発してしまい、走っていくオイラの目の前でバスが走り去って行ったとしてもだ。
感謝、感謝。。。
感謝?
努力しよう。
今年の冬は、本当に長かったですね。
3月21日、旭川は快晴にめぐまれ、やっと春めいてきました。
遠くに大雪山系旭岳を望み、河川に囲まれた街、旭川。
分かりやすい写真が撮れたのではないでしょうか。(笑)
その日の夕方、いつもの通勤バスが旭川駅前に停車したとたん、あたかも東京新宿駅に止まった電車かのように、込み合ってきた。
乗客の多くは中学生の男女。大きなリュック型のバックを背負い、どんどん前の生徒の背中を押すようにして乗り込んでくる。
どうも、卒業式の帰りらしい。
カラオケにでも行って来たのだろう。やけにハイになっているようだ。
オイラはというと、4つ手前のバス停で乗っていたので、何とか座席に座っていることができた。
ぎゅうぎゅう詰めの中学生を載せたバスが動き始めた。
すると、あちらこちらから子供達の声が聞こえてきた。
「ヤバい、ヤバい」、「チョーヤバい」。
周り中、「ヤバい」の連呼なのだ。
君たち、「ヤバい」って、いうのは決していい日本語じゃないんだよ。
やくざさんとか、それこそ、本当に「ヤバい」筋の仕事をしている人たちの間で使われる言葉なんだ。
なんでも、かんでも「ヤバい」で表現するのは、あまりにも下品だし、日本語として美しくない。
大人になって、社会に出てから「ヤバい」を使っていたら、上司から叱られて苦労するよ。
こういう悪い流行り言葉の一番の責任者は、テレビのアイドル、芸人さんだ。
テレビを見ていると、美味しい時に「ヤバい」、美しい景色に「ヤバい」、驚いた時に「チョーヤバい」。
誰もかれも、ヤバいしか言わない。
これを毎日見ている青少年は、それが正しい日本語と思い込んでしまう。
これじゃいけない。
NHKには、是非この「ヤバい」を放送禁止用語にしてほしい。
このままだと、子供達の日本語が本当に「ヤバい」よ。