12月3日(水)
3年生の子どもたちが、盲導犬学習をしました。
西の浜の学習やお年寄り体験など、環境や福祉の学習を続けてきている3年生です。
はじめ、訓練センターで盲導犬が育てられる様子や、盲導犬が活躍している様子を、映像で見て学びました。
そして、盲導犬ヤックルと出会いました。
ヤックルの飼い主、鍋島さんも一緒です。
鍋島さんは、まだ光や色を感じていた小さい頃のお話を、たくさんしてくださいました。
ヤックルは、鍋島さんのそばでおとなしく待っています。
いよいよ、ヤックル登場です。
体育館がツルツル滑って、ちょっと歩きにくそうでしたが、次第に慣れてきたようでした。
「ハーネスをはずして、飼い主のぼくのところまで来てくれるかどうか、やってみましょう」
「カム!ヤックル、カム!」
鍋島さんが声を上げると、ヤックルがさっと立ち上がり、駆け出しました。
そして、あっという間に、飼い主のもとへ到着です。
「すごーい!」
「かわいい!」
子どもたちから歓声が上がりました。
ハーネスをはずした時は、お仕事でない時。
それでもヤックルは、ちゃんと鍋島さんの声を、注意して聞いていたのです。
続いて、障害物を避けながら歩く場面です。
壁にピタリと体を寄せて、鍋島さんを安全に誘導しています。
階段も上りました。
鍋島さんは、ドラムの達人でもあります。
力強い演奏で楽しませてくれました。
目が見えないというハンディキャップを、むしろ自分の強みにしている鍋島さんの逞しさやすごさを、音楽を通して感じることができました。
演奏のあと、ヤックルとふれあう時間が少しだけありました。
子どもたちは、大喜び!
「わたしも、パピーウォーカーになりたいなあ」
子どもたちと盲導犬の距離がぐんと近まりました。
こうしたふれあいを通して、子どもたちの障害やバリアフリーへの理解も深まっていくことでしょう。