J.Iこと稲垣潤一が歌った名曲。たまには時節柄を意識したエントリーを上げてみたいと思い、
この曲について記すことにします。
バレンタインデーを歌った曲はそれほど多くないと思いますが、世界的に最もポピュラーなのは、
なんといっても「マイ・ファニー・バレンタイン」でしょう。また日本の代表としてあがるのは、
国生の「バレンタイン・キッス」ではないでしょうか(笑)。真面目な話、国生のこの曲も
名曲だと思いますよ。
J.Iに話を戻すと、この「Everyday's Valentine ~思い焦がれて~」は1983年に発表された
彼の3枚目のアルバムである「J.I」に収録されたもの。彼のイニシャルをそのままストレートに
アルバムタイトルとして冠したことからも分かるとおり、このアルバムは当時の彼にとって
大きな手応えを感じた内容だったでしょう。「MARIA」、「夏の行方」、「夏のクラクション」、
「蒼い雨」、「一人のままで ~There's no shoulder~」など錚々たる楽曲が並びます。
その中で「Everyday's Valentine ~思い焦がれて~」も味わい深い印象を与える曲となっています。
バレンタインソングはその性質上、女性が男性に秘めた想いを伝えるというテーマが殆どでしょうが、
この曲はちょっとそのイメージとは異なる世界が描かれています。このようなコトバが歌われて
いきますが、男性の女性に対する想いを綴っていくこの曲は、バレンタインソングとしては
異質なものかもしれません。ただ、異性への想いの告白が1年に1度、この日だけは許されると
考えれば、男性が女性への想いをバレンタインデーに語っても決しておかしくはないのでしょう。
また「Everyday's Valentine」というコトバを考えれば、愛する人への想いはバレンタインの日のみ
強まるものではなく、常に心の中にあるともいえるはず。その意味でこの曲は、バレンタインという
コトバを使いながら、必ずしも2月14日を歌ったわけではない、という解釈ができるのかも
しれません。 Everyday's Valentineなのだから。
「日毎に 愛し合うたびに 深まる想いを
言葉に出来ない毎日が
僕のValentine's day」
今になって、このコトバの意味が理解できるような気がしています。この曲が発表された
当時のティーンエイジャーだった僕もこのコトバには強い印象を持ったものの、当時とは
また違った感傷を憶えています。僕が名曲シリーズで記してきた多くの曲もそうなのですが、
若い頃に聴いて受けた印象とまた違った思いを、いいトシになった今、感じることが
よくありますね。
良きバレンタインデーが訪れることを願って。
この曲について記すことにします。
バレンタインデーを歌った曲はそれほど多くないと思いますが、世界的に最もポピュラーなのは、
なんといっても「マイ・ファニー・バレンタイン」でしょう。また日本の代表としてあがるのは、
国生の「バレンタイン・キッス」ではないでしょうか(笑)。真面目な話、国生のこの曲も
名曲だと思いますよ。
J.Iに話を戻すと、この「Everyday's Valentine ~思い焦がれて~」は1983年に発表された
彼の3枚目のアルバムである「J.I」に収録されたもの。彼のイニシャルをそのままストレートに
アルバムタイトルとして冠したことからも分かるとおり、このアルバムは当時の彼にとって
大きな手応えを感じた内容だったでしょう。「MARIA」、「夏の行方」、「夏のクラクション」、
「蒼い雨」、「一人のままで ~There's no shoulder~」など錚々たる楽曲が並びます。
その中で「Everyday's Valentine ~思い焦がれて~」も味わい深い印象を与える曲となっています。
バレンタインソングはその性質上、女性が男性に秘めた想いを伝えるというテーマが殆どでしょうが、
この曲はちょっとそのイメージとは異なる世界が描かれています。このようなコトバが歌われて
いきますが、男性の女性に対する想いを綴っていくこの曲は、バレンタインソングとしては
異質なものかもしれません。ただ、異性への想いの告白が1年に1度、この日だけは許されると
考えれば、男性が女性への想いをバレンタインデーに語っても決しておかしくはないのでしょう。
また「Everyday's Valentine」というコトバを考えれば、愛する人への想いはバレンタインの日のみ
強まるものではなく、常に心の中にあるともいえるはず。その意味でこの曲は、バレンタインという
コトバを使いながら、必ずしも2月14日を歌ったわけではない、という解釈ができるのかも
しれません。 Everyday's Valentineなのだから。
「日毎に 愛し合うたびに 深まる想いを
言葉に出来ない毎日が
僕のValentine's day」
今になって、このコトバの意味が理解できるような気がしています。この曲が発表された
当時のティーンエイジャーだった僕もこのコトバには強い印象を持ったものの、当時とは
また違った感傷を憶えています。僕が名曲シリーズで記してきた多くの曲もそうなのですが、
若い頃に聴いて受けた印象とまた違った思いを、いいトシになった今、感じることが
よくありますね。
良きバレンタインデーが訪れることを願って。