名曲シリーズが随分とご無沙汰になっていたとは思っていましたが、改めて確認したところ、
前回は昨年の神無月(10月)に記したこの曲でした。今は2009年の8月中旬ですから、
ほぼ1年近くの空白になっていたのですね。僕自身、名曲シリーズを記すのは楽しいですので、
もう少しペースを上げていきたいと思う所存です。ただ、以前にも似たような言葉を
記した記憶はあるのですが(苦笑)。
今回取り上げるのは、さだまさし氏の数ある名曲の中でも代表曲の1つにあげられるであろう
「道化師のソネット」。この曲が発表された当時、僕はまだ小学生でした。ただ、子供心にも
美しい歌だなと感じた記憶はありますね。この名曲を僕は何度聞いたか分かりませんが、
聞くたびにイントロの最初の一音から、この名曲の美しさに魅了されていく。さだ氏は
美しい言葉と美しいメロディーを両立させ、美しい曲に昇華して広く伝えるという部分において、
日本の音楽史上でも最高峰のお一人といって過言ではない。小学生だった僕でさえ、
この曲においてさだ氏の紡ぎだす世界に深い感銘を覚えたものでした。もちろん小学生の僕が
深い感銘を覚えた、なんて言葉を知っていたわけではないですけど(笑)。
「君のその小さな手には 持ちきれない程の悲しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師になれるよ」
この言葉、なんとも、たまらないですね。本当にそのとおりだと思う。悲しみに沈んでいる人の心を
せめて笑顔が救えるのならば…。極論してしまえば、僕はこのフレーズに魅了されて、
この名曲を心に刻み続けることになったのかもしれません。イントロの美しさとともに。
ただ逆説的な言い方になるかもしれませんが、悲しい時に無理に笑おうとする必要は
ないのかもしれません。悲しさを覆い隠す必要はないんだろうな、と。若い頃には涙を流すことに
抵抗のような気持ちがあったように思います。少なくとも僕は。しかし今は、悲しい時には
無理に自分の心に逆らうことはないという気持ちの方が強くなっている。これはやはり、
僕がトシをとったからこそ思うことなのでしょう(笑)。
僕は名曲シリーズで過去にも同様の趣旨を記したことがありますが、若い(あるいは幼い)頃に
その曲を聞いた時の印象とは、また異なる思いをトシをとってから聞くと感じることはありますね。
10代、20代、30代、40代、それぞれの年代でそれぞれの思いを感じられる。名曲とは
そういったものなのだろうなとも思います。時代を超えていつまでも楽しめるという。
これまでと同じく、これからもこの名曲は僕に多くの感慨を与えてくれることでしょう。
前回は昨年の神無月(10月)に記したこの曲でした。今は2009年の8月中旬ですから、
ほぼ1年近くの空白になっていたのですね。僕自身、名曲シリーズを記すのは楽しいですので、
もう少しペースを上げていきたいと思う所存です。ただ、以前にも似たような言葉を
記した記憶はあるのですが(苦笑)。
今回取り上げるのは、さだまさし氏の数ある名曲の中でも代表曲の1つにあげられるであろう
「道化師のソネット」。この曲が発表された当時、僕はまだ小学生でした。ただ、子供心にも
美しい歌だなと感じた記憶はありますね。この名曲を僕は何度聞いたか分かりませんが、
聞くたびにイントロの最初の一音から、この名曲の美しさに魅了されていく。さだ氏は
美しい言葉と美しいメロディーを両立させ、美しい曲に昇華して広く伝えるという部分において、
日本の音楽史上でも最高峰のお一人といって過言ではない。小学生だった僕でさえ、
この曲においてさだ氏の紡ぎだす世界に深い感銘を覚えたものでした。もちろん小学生の僕が
深い感銘を覚えた、なんて言葉を知っていたわけではないですけど(笑)。
「君のその小さな手には 持ちきれない程の悲しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師になれるよ」
この言葉、なんとも、たまらないですね。本当にそのとおりだと思う。悲しみに沈んでいる人の心を
せめて笑顔が救えるのならば…。極論してしまえば、僕はこのフレーズに魅了されて、
この名曲を心に刻み続けることになったのかもしれません。イントロの美しさとともに。
ただ逆説的な言い方になるかもしれませんが、悲しい時に無理に笑おうとする必要は
ないのかもしれません。悲しさを覆い隠す必要はないんだろうな、と。若い頃には涙を流すことに
抵抗のような気持ちがあったように思います。少なくとも僕は。しかし今は、悲しい時には
無理に自分の心に逆らうことはないという気持ちの方が強くなっている。これはやはり、
僕がトシをとったからこそ思うことなのでしょう(笑)。
僕は名曲シリーズで過去にも同様の趣旨を記したことがありますが、若い(あるいは幼い)頃に
その曲を聞いた時の印象とは、また異なる思いをトシをとってから聞くと感じることはありますね。
10代、20代、30代、40代、それぞれの年代でそれぞれの思いを感じられる。名曲とは
そういったものなのだろうなとも思います。時代を超えていつまでも楽しめるという。
これまでと同じく、これからもこの名曲は僕に多くの感慨を与えてくれることでしょう。