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名曲43.九月の雨 太田裕美

2008-09-01 20:31:50 | 名曲
素晴らしい曲です。終わりが近づいた男女の愛の切なさを見事に表現した詞、その詞の
世界に実にフィットし切なさを上品にかつ美しく彩ったメロディー、そして何より、
太田裕美さんの素晴らしい歌唱。僕は女性アーティストへの賛辞として名曲シリーズおよび
当ブログでのエントリーにおいて八神純子さん尾崎亜美さんへのオマージュを記して
きましたが、太田裕美さんのボーカリストとしての能力も上記お二人に負けず劣らず
素晴らしいものだと思いますね。

この名曲は作詞松本隆、作曲筒美京平という日本歌謡曲史上最大のヒットメーカー両巨頭が
作り上げたものですが、太田裕美さんのヴォーカルもこの両氏に全く負けていないというか、
この世界は彼女でなければ歌えないというぐらいの圧倒的な存在感を示しているんですね。
美しくさと切なさ、そしてさらに強さをも感じさせる歌唱という気がして。強さという表現には、
違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが。

この名曲がリリースされたのは、1977年9月1日とのこと。僕はこの時、まだ小学生でした。
それでも、この名曲に関しては何か心に残るものがあった。決して、つい最近になって
知った曲というわけではない。何ゆえにこの曲がまだ幼き僕の心を捉えたのかは分かりませんが、
幼な心にも何かを感じたのでしょう。そして、今に至るまで愛し続けている曲でもあるのでしょう。
全く同じようなことを、僕はこの名曲に関しても記していますが、これらの美しい曲が僕の心に
入ってきてくれたことに感謝したい。こえらの名曲の存在が、間違いなく、僕の人生における
思い出の一部分を美しく彩ってくれているのだから。

太田裕美さんといえば、まずは「木綿のハンカチーフ」をイメージされる方が多いでしょう。
言うまでもなく、この曲も名曲です。ただ僕にとっては、木綿のハンカチーフはちょっと
早かったんですね。幼な心にリアルに感じるまではいかなかった。僕にとって太田裕美さんの
名曲といえば、九月の雨がまず浮かびます。この言い回しも名曲シリーズで何度も用いている
表現ですが、九月の雨も間違いなく日本歌謡曲史上に残る名曲ですね。時代を超え、
いつまでも聞き継がれてほしい。

PS-歌い継がれて…という表現にしなかったのは、この名曲は安易にカバーされてほしくないと
思っているから。最近よく見られるオリジナル曲のアーティストへの敬意を欠いたと感じられる
ようなカバーをされては堪らなくツライですから…。
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