ロストクライム -閃光-
戦後最大のミステリーとも言われる三億円事件。
その真相に迫った永瀬隼介の小説「閃光」を映画化したのが本作。
とある殺人事件と三億円事件との関わりに気付いた老刑事と若手刑事のコンビ
身内の警察組織に追われつつも真相にたどり着くというクライムサスペンス。
主演は奥田瑛二。共演に川村ゆきえ、武田真治、夏八木勲といった個性派が揃う。
監督は『プライド 運命の瞬間』の伊藤俊也。
何だかな~~~
うーーーーーーーーーん
えーとね。「サスペンスの刑事モノは、オチも含めて説得力は一応ある」
んだけど
コレは・・・説得力無しだったんだな
ある冬の日の隅田川に、1人の男の他殺体が浮かんでいた。
定年を2ヵ月後に控えた現場の刑事、滝口と出世を望む26歳の巡査部長、片桐。
被害者の、小さなラーメン店の店主である中年男の捜査を始めた。
借金まみれではあるが、殺される理由が見つからない被害者について、
滝口は「もう1つの理由」があると言う。
それは、昭和43年に起こった、いわゆる『三億円事件』に、
今回の被害者が関わっていたというものだった・・・
うひゃーーーーーっっ どっかーーーーーーーーーん
さっくり言うんかーい?!?!?!
初っ端に言うんかーーーーーーーーーーーーーーーーー
昭和43年の三億円事件その裏には、本当は何があったのか…
事件から30数年後の、ベテランと若手の2人の刑事を描く物語。
日本の未解決事件としては、最も有名な事件を題材に作られた、
良くも悪くも、典型的な日本の(2時間?)刑事ドラマ?????
若い刑事が狂気に駆られていく・・・その辛苦は????
えーーーっっっその心情の描き方!!雑っっっ。雑っっっ。
観ていてムカついたのが、意味の無いラブシーン&ベッドシーン。
そこに来て・・・「おじ様おば様エイジ」のベッドシーン
そんなのを 大画面でどーんって・・・ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ
そんなのいらんから!!!!!!もっともっと登場人物たちの
エグい グローい「心理」が欲しかったわ
話の進め方も、サス劇を観ているようだったしな~
滝口(奥田氏)とコンビを組む所轄の刑事・片桐慎次郎(渡辺大)
いきなり聞かされた話の内容や資料を頭から信じてしまうのだけど
刑事ってそれでokなのかしら?!?!
で、もっとも突っ込み所なんだけど
この「片桐」って人はどういうキャラなんでしょうか?!?!という
キャラの片鱗とかがあんまりよー解らんかったりする
元ヘルス嬢の津村多恵子(川村ゆきえ)と同棲中。という設定の片桐
なんか、あれあれあれまーまーって思ってると
三億円事件秘密を暴こうとする刑事2人と彼らを防ごうとする警察組織
これがまーーーそのぉ・・・イタイ盛り上がらん
警察内での陰謀の部分。エグってくれれば良かったのになぁ
初っ端に重要なコトを さくーーーーっとバラしといて説明が無い
たた単に老刑事の思い込みで強引に引っ張って行く
犯人も途中バレバレで。
中途半端だった「初恋」よりも良いかな~と思いつつ
ミステリー作品のカテゴリーなんだけど
謎なのに謎じゃなぃっていう・・・お話だったわ