監督: 君塚良一
キャスト: 佐野史郎, 筒井道隆, 佐藤浩市, 西田敏行, 酒井若菜, 國村隼, 勝地涼, 志田未来, 柳葉敏郎, 緒形直人, 沢村一樹
ストーリー“一切報道されなかった被災地の記録“と大きな反響を呼んだ石井光太のノンフィクションを基 にしたヒューマン・ドラマ。『踊る大捜査線』シリーズの脚本家、君塚良一が監督を務め、西田敏行演じる主人公を軸に東日本大震災の知られざる真実を描く。 未曾有の大災害に直面した人々は死とどう向き合ったのか? いま明かされる真実が深い感動を呼ぶ。
震災の知られざる事実を伝えてベストセラーとなった
ジャーナリスト・石井光太氏のルポルタージュ本「遺体 震災、津波の果てに」(新潮社刊)
映画となって 、「遺体 明日への十日間」
私の従兄弟の奥ちゃまのご実家は、福島の原発エリア即近で
当時、奥ちゃまのパニック状態に、赤ちゃんを抱っこしても落としてしまう
夜中、私の所に会いに来たコトも幾度もあった。
釜石エリアは、毎年夏に行く安比高原と共に行くエリアだ。
ただ単に、コレだけで、私は観ても良いのか?
いや。観る事も大切で必要な「魂と現実」なのだと思える
震災時 死者・行方不明者1100人もの犠牲を出した三陸の港町釜石での、遺体安置所をめぐる極限状態に迫ったルポルタージュ
津波が岩手県釜石市を襲った。
一夜明けても混乱状態が続く
廃校となった旧釜石
第二中学校の体育館
遺体安置所として使われることに
次から次へと運ばれてくる遺体
警察関係者や市の職員も
戸惑いを隠せない。
しかし・・・冷静に、場を保ったボランティアの相葉演じる西田敏行
暖房・水・電気も無いボランティアに食事はあり得ない
そのような中での飲料水で身体を清めていくのは何故か?!?
そう。実は 相場は、元葬儀屋サンなのだ
運ばれ、番号ではなく、きちっと御名前で
マッサージは丁寧。遺体との「会話」のように
その体育館に「ふっと流れる温度の上がり具合感」
その人の行動が、他のスタッフ達にも伝わり
ご遺体との接し方も換わっていく
遺体安置所となった体育館にのみ
死体では無い。ご遺体だ!
現実は丁寧に誠実に描いてあると思えた
ただ。これは ルポの映像化
実際に体験していた知り合い等の
リアルで本当の人間の世界と違う
でも。こういう現状が「たった一つのパーツ」でも描いているのを観たコトは
私の中で、これからも小さくも「きちっと」捕らえる事は出来るはず
そこは 被災者でもあり。
役割は現実が全てで、犠牲になった方達へとの気持ちから
冷静に早く家族と会えるように人々は生を尊んで行動していた事実
遺体安置所の10日間
この「真実」は報道も、メディアも伝える事すら出来なかった
私の従兄弟の家族のコトが無かったら
この 東北の震災被害の多々の事を受け止めていなかったと思う
自分が恥ずかしく無く
この全てを「風化」という言葉を使う方達に申し上げたい
全て「現実」「生死」「絶望」
記憶ではない 未だ解決できぬ問題も多々おありなのに
現実は「風化」せぬのであるのだから
この記事を書くのに 迷って迷った私
従兄弟のお嫁ちゃんから何時も「qちゃーーーん」と慕われ
この映画の話をして記事upするコトに賛成してくれたので
少しだけだが、私のつたない文章で書いた
大丈夫。少しだけでも私の心の中に刻んだ事実だ。