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ニュートンと魔女

2017-05-23 17:28:48 | 科学
アイザック・ニュートンが、近代科学の礎となった「ニュートン力学」を完成し、
『プリンキピア』という題名の書物にまとめたのが、ガリレオの宗教裁判からちょうど
半世紀の1687年です。

今日の常識で考えると、きっと彼は近代科学的な合理主義を体現した人に違いない、
と誰しもが思うでしょう。

・・・・・ところが、そうでもないのです・・・・

『プリンキピア』を出版したとき、彼は四五歳でしたが、それから八五歳にいたるまでの
四〇年間、夢中になって「錬金術」の実験に取り組み、それに関する論文を発表する
論文を発表しております。

前述のように、この当時はまだ「錬金術」は、コペルニクス、ガリレオ、ケプラーたちの
近代科学より、はるかに広く社会で受け入れられている伝統的な学問であり、ニュートン
が熱中したとしても驚くにあたりません。

錬金術師たちは、自らの精神的徳性の高さが、物質の変成過程に影響を与えると
信じており、常日頃から禁欲的な修行を行なっていました。また、作業の前には
「瞑想」や祈祷を行なって、作業の成功を願う習慣がありました。

ニュートンも、あとで述べる「ニュー・サイエンス」派の科学者と同じように、長年に
わたって「瞑想」を実習していたのは明らかです。

もし、『プリンキピア』出版以前から「瞑想」を行なっていたとしたら、それが「万有
引力」の発見に貢献した可能性も否定できません。今日では、多くの科学者たちが
「瞑想」によって新しい仮説を生んでおります。

ニュートンはまた、イギリスでナイトの爵位を授けられた最初の科学者だったのですが、
同時に宗教への関心も深く、神学に関する論文を書いたり、反カトリックの政治運動
で活躍したりもしました。なお、当時のイギリス王室は、ローマ法王庁に反旗を翻し
ており、反カトリックということは、もちろん体制側を意味しております。

ニュートンは、「魔女」の存在も信じていたといわれており、どうやら体制側の一員
として、むしろ弾圧するほうに加担したようです。

─『ここまで来た「あの世」の科学 魂、輪廻転生、宇宙のしくみを解明する』
  天外伺郎著 祥伝社 NoN bookより

■1977年に『天国の扉』たま出版の書籍で霊媒を通して、ニュートンの転生を
語っているが、そこで、伝えている内容がある・・・