過去の日記を読み返して見ました。
サーフィンを始めて初めてロングボードを購入した頃で、当然全く波乗りの知識がなかったころです。
自分で見ていて笑っちゃいました。
そうか、こんな体験したんだな〜。
2014年8月
みなさんはスリリングな体験はしていますか?人間どこかで危機一髪的なものを求めている部分があるかと思います。
そう言う私自身、今日は久しぶりに「死」を感じる瞬間に直面しました。
こんな危機感は久しぶり!
今日は午前中から、台風の影響で波が高いので仕事を上がって海に入りました。
台風などで波が高い時は、波の威力があり、なかなか沖に出られません!特にロングだと波の抵抗をまともに受けるため、何度も何度も飛ばされ浜に戻されてしまいます。しかし一時、波が穏やかになった瞬間に思いっきりパドルして、ベテランのサーファーが待機する沖合120mのラインまでたどり着くことができました。
ベテランが待つ、ビッグウェーブが沖でモリモリとデカく盛り上がりこちらに向かって来ます。当然素人の私が目の前で見たことが無い程の大きな波です。それにタイミングを合わせて、パドリングするとボードが走り出しバッチリ乗ることが出来て、まるで始めて自転車の補助車を外して乗れた時のようはな爽快感!これだ!!
しかし、これが悲劇の始まりでした。
疲労もかなりありましたが、また沖合120m程の位置までたどり着くと、直ぐに待ってましたと言うような、ビッグウェーブが近づいて来たので、パワー全開!息を止めて腕をブンブン振り回し、パドリング開始!すると、これまで体験したことがない程の物凄いスピードで板が走り出しました。うわ!すげ~~~なんじゃこりゃ~
ボードの先端はパンパン音を立てて海面を叩き、もの凄いスピードでグングン走ります!そこで一気に立ち上がるため板を押した途端!!
波の一番高い所でボードの先端が沈んでしまい、海に突き刺さる感じで真っ逆さまに海底に持って行かれ、身体の自由が効かないほど波に巻き込まれ、どこが上だか下だかも分からないほど揉みくちゃに巻かれ、息が持たなくなり、懸命に水上に顔を出そうと必死に平泳ぎをしましたが、果たして上に向かって泳いでるのかも分からずもう我慢も限界…!
とうとう水上に顔が出せないまま呼吸をしてしまいました。当然、海水を吸込み、海の中で咳込んでいると明るい光が見えました。あ、空だ!!明るい方向に一生懸命泳ぐも、なかなか顔が出せない!どこまで深く沈んだいたんだよ!!!同じような光景を夢で何度も見た事があったけど、まさか本当に体験するとは。
でもまだ意識ははっきりしているので、残った力で海面から顔を出した途端、次のデカイ波がまた来て揉まれ流されました。でも、最初の波よりは巻かれずに済み、ボードを見つけ、必死に掴み抱きかかえました。ここでようやく、息を大きく吸込みましたが、咳込みが止まりません!しばらくボードにしがみつき呼吸を整えました。今のは一体なんだったんだと考えながら放心状態…。
一瞬の出来事でしたが、マジで死ぬかと思った。
とりあえず直ぐに浜に上がろうかと思いましたが、気づくとまた沖に向かってパドルしていました。
なるほどね、これがサーファーか。不思議と、恐怖心はありません。
もう一本デカイの乗ったら今日は終わりにしよう。そんな事を考えて、何度も何度も、波にチャレンジしている自分がそこに居ました。
また、沖に向かう途中、大きな波に乗ってきたサーファーが自分の顔面目がけて突進してきたので、瞬時に海に飛び込みましたが、その人のボードが自分の頭を擦って行きました。よけなければ大惨事です!!
いやースリルあるなー!!
気付くと14時。もうとっくに昼は過ぎてました。そういえば腹減ったな。
海を上がる時に、周囲を見回すと、ロングボードの人は居ませんでした。
多分、デカイ波に跳ね返されてしまうので、こんな日はみんなショートボードでやるんだな?と思いました。
ちょっと長めのショート買うかな。
でも考えてみたら50歳近く成っても、身体が思うように動く事は、これまでのトレーニングの賜物だと実感しましたね。
ありがたいことです。
これは過去の日記です。
今読み返しても、当時のことを鮮明に記憶しています。
普通、危険なので入らないサーファーも多いのに、初心者で台風の大波の中よく沖まで行かれたと我ながら感心します。
沖に出ると、入水しているサーファーが徐々に少なくなってくるので、このままカレントに流されて戻れなかったらどうしようと不安になり怖かったのも覚えています。
今は決して無理はしません、と言うかもう無理は出来ません。。。。。実際に海に行っても、波に乗っている時間より、ほとんどが波待ちで浮いている時間の方が圧倒的に多いんです(笑)
😄初心者の皆さん、決して無理は禁物ですよ。
と行っている僕もまだ初心者に毛が生えた程度のレベルです🤗毛はありませんがね(笑)