PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

日本デイケア学会名古屋大会

2011年09月21日 13時55分48秒 | イベント告知

台風15号が接近しています。
本日15時頃、静岡に上陸予定と。
暴風域、風速45メートルという、勢力の強い台風です。

大学のある地域にも、大雨洪水警報が発令されました。
このため、臨時の会議を開き、対応を協議。
急遽、本日午後は全学休校を決定しました。

今週から既に、学部や大学院の授業が始まっています。
この時点での、授業休講は、大学教員にとっては、とても痛いです。
夏の資格実習指導や国試ガイダンス、ゲスト講師の調整など、補講を組まざるを得ません。

明日からは、通信教育の面接授業(スクーリング)も組まれていました。
既に運航中止が決まった航空機を利用する学生は、大学に来られません。
精神保健福祉士の短期・一般養成課程でも、補講を組まざるを得なくなるでしょう。

広域に被害を及ぼす台風は、大都市をも機能麻痺させます。
今回の台風で、既に大きな被害を受けているのが名古屋市です。
昨日は、100万人超の世帯を対象とした、避難指示が出されています。

その名古屋で、明日から開催されるのが、日本デイケア学会です。
すずかけクリニック院長の福智寿彦さんが、大会長を努めて準備を進めて来られました。
きっと開催前日の今日も、テンション高く、陣頭指揮をとっておられるのでしょう。

僕自身は、木曜日に授業があり、土曜日も授業があるので、
金曜日一日だけ、分科会座長だけの、日帰りの参加になってしまいますが。
かつての同僚であり、カラオケ仲間の、福智さんの応援に行こうと思います。

医療法人福智会の方々はじめ、大会事務局運営に取り組む名古屋の皆さん。
まだ、本番はこれからですが、お疲れ様です!
お世話になりますが、よろしくお願い致します!


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日本デイケア学会第16回年次大会(名古屋大会)日程
プログラム

1. 震災特別報告
I)「東日本大震災 その時われわれは何をしたか」
  原 敬造(原クリニック院長)
II)「津波の町の精神医療」
  道又 利(岩手県立大船渡病院 第一精神科長)

2. 特 別 講 演
I)「リカバリー実践から日本へ提言できること」
   デービット・ピロン(ロサンゼルス郡精神保健局 所長兼CEO)
II)「精神障害リハビリテーションとリカバリー」
   野中 猛(日本福祉大学社会福祉学部 保健福祉学科教授)

3. 教 育 講 演
I)「認知行動療法の有効な実践に向けて」
   石垣 琢麿(東京大学大学院 総合文化研究科教授)
II)「それぞれの現場からみたデイケアの位置づけ」
   兼本 浩祐(愛知医科大学 精神科学講座教授)

4. シンポジウム
I)「気分障害を対象としたリワークデイケア ~リワークプログラムの実戦と効果~」
 五十嵐 良雄(医療法人社団雄仁会 メディカルケア虎ノ門院長)
 舟橋 利彦(ル-セントJ’sクリニック院長 / 医療法人明心会 仁大病院理事長)
 加藤 和子(さくら・ら心療内科院長 / 医療法人生々堂厚生会 森病院副院長)
 大木 洋子(医療法人社団雄仁会 メディカルケア虎ノ門 / 慶応義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 博士課程)

II) 震災シンポジウム「東日本大震災と被災者支援」
 座長:浅野 弘毅(東北福祉大学 せんだんホスピタル院長)
 シンポジスト:新階 敏恭(医療法人くさの実会 光ヶ丘保養園 医師)
        須藤 康宏(相馬市教育委員会 相馬フォロアーチームリーダー)
        宮城 秀晃(宮城クリニック院長)
        林 みづ穂(仙台市精神保健福祉総合センター所長)
        本庄谷 奈央(仙台市精神保健福祉総合センター精神保健福祉士)
        川副 泰成(神奈川県立精神医療センターせりがや病院院長)

III)【高齢者デイケア】「地域の暮らしを支える通所サービスの役割」
 井上 崇(介護老人保健施設「伸寿苑」施設長代理)
 小山 樹(株式会社ジェネラス 代表取締役)
 小澤 和枝(セキスイオアシス株式会社 オアシスセンター副センター長)
 山下 正倫(医療法人仁医会 中澤通所リハビリテーションセンター部長)
 中島 智子(医療法人愛生会 上飯田リハビリテーション病院 看護師)

IV)当事者シンポジウム「当事者の想いに耳を傾けよう」
 家族シンポジウム「家族の想いに耳を傾けよう」

5. パネルディスカッション 「日本におけるリカバリーとは」
 パネリスト:浅野 弘毅(東北福祉大学 せんだんホスピタル院長)
        佐々木 裕光(医療法人恵愛会 福間病院院長)
       澤 温(医療法人北斗会 理事長)
       福智 寿彦(医療法人福智会 すずかけクリニック院長)
 特別発言:福田 祐典(厚生労働省 精神障害保健課長)
 司  会 :福智 寿彦(医療法人福智会 すずかけクリニック院長)
       窪田 彰(医療法人社団草思会 クボタクリニック院長)

6. 市民公開講座 「当事者が語るリカバリー」
 シンポジスト:広田 和子(精神医療サバイバー)ほか
 司    会:永田 仁

7. 一 般 演 題
1) 「プログラム実践1」
  座長:竹中秀彦(京ケ峰岡田病院)      
2) 「プログラム実践2」
  座長:野中 猛(日本福祉大学)
3) 「就労支援1」
  座長:並河勇志(こころのクリニック西尾)
4) 「就労支援2」
  座長:新畑敬子(愛知デイ・ケア実施施設交流会)
5) 「高次脳機能・発達障害」
  座長:稲葉健太郎(名古屋市総合リハビリテーションセンター)
6) 「個別支援」
  座長:栗原 毅(世田谷区北沢保健福祉センター)
7) 「デイケアの機能・役割1」
  座長:朝倉超己(共和病院)
8) 「デイケアの機能・役割2」
  座長:雲川伸正(西山クリニック)
9) 「評価・調査1」
  座長:荒田 寛(龍谷大学)
10) 「評価・調査2」
  座長:佐々木裕光(福間病院)
11) 「就労支援3」
  座長:五十嵐良雄(メディカルケア虎ノ門)
12) 「リカバリー」
  座長:古屋龍太(日本社会事業大学)
13) 「高齢者1」
  座長:井上 崇(介護老人保健施設伸寿苑)
14) 「高齢者2」
  座長:北村岳彦(福智クリニック)
15) 「プログラム運営」
  座長:澤 温(医療法人北斗会)
16) 「生活支援」
  座長:榎本 稔(榎本クリニック)
17) 「事例報告」
  座長:高木 宏(愛知県立城山病院)
18) 「精神療法」
  座長:石黒直生(刈谷病院)

8. ランチョンセミナー  
1)大会長講演 「環境が心をつくり、心が脳を変える」 
福智 寿彦(医療法人福智会 すずかけクリニック院長)
協賛:ヤンセンファーマ株式会社

2)「BPSD(認知症の行動・心理症状)について ―精神科医の立場から―」
山下功一(愛知医科大学 精神科学講座講師)
座長:森 康浩(愛知医科大学 精神科学講座助教)
協賛:エーザイ株式会社

3)「認知行動療法を中心とした心理教育に特化した短期集中型のうつ病リワークデイケア」
唐渡雅行(医療法人清聖会 とわたり内科・心療内科理事長)
座長:太田龍朗(名古屋第一赤十字病院 心療相談センター長)
協賛:塩野義製薬株式会社

4)「Recoveryを後押しする統合失調症の薬物療法 ~性機能障害に焦点をあてて~」
内野俊郎(久留米大学医学部 神経精神医学講座助教)
座長:鈴木滋(愛知医科大学医学部 精神科学講座教授)
協賛:大塚製薬株式会社

5)「うつ病診療の難しさ」
高木 宏(愛知県立城山病院 社会復帰部部長)
座長:兼本浩祐(愛知医科大学医学部 精神科学講座教授)
協賛:グラクソ・スミスクライン株式会社

9. 企 業 展 示

10. 懇 親 会
期日:平成23年9月22日(木) 18:00~20:00
場所:ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋 7階 ザ・グランコート
参加費:お一人様 7,000円
ト 善祥氏による中国琵琶演奏会がございます。

< 研 修 会 > 
日 時:平成23年9月24日(土) 9:00~11:45
名古屋国際会議場2号館 会議室

研修会1 高齢者分野
「認知症高齢者の地域生活支援とデイケアの役割」
岩尾 貢 (日本認知症グループホーム協会副代表/社会福祉法人鶴寿会 施設長)

研修会2 精神科分野
「精神科デイケアにおける『主体性』について」
栗原 毅 (世田谷区北沢保健福祉センター デイケアグループワーカー)

参加費:学会員  2,000円
    非学会員 4,000円
研修会の参加申し込みに関しましては、日本デイケア学会事務局まで直接お申し込みください。

< 施設見学会 >
日 時:平成23年9月24日(土) A・B・Cコース … 9 : 00 ~ 12 : 00
日 時:平成23年9月24日(土) Dコース … 13 : 30 ~ 15 : 00
会 場:見学会場現地集合
※事前申し込み定員制(先着順)

Aコース:刈谷病院(精神科デイケア)
Bコース:医療法人福智会(精神科デイケア)
Cコース:県立城山病院(精神科デイケア)
Dコース:ル-セントJ’sクリニック


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1 コメント

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PSWについて (kody)
2011-09-27 22:58:12
 教育機関で働いております精神保健福祉士です。ひとつ気になる質問ですが、社会福祉士と精神保健福祉士の資格統一は絶対にないのでしょうか?
 私としては、社会福祉士と精神保健福祉士は専門領域が違うため、資格統一には反対です。資格統一は目先のモノばかり追いかけているようにしか見えません。
 また、精神保健福祉士は保健医療領域を専門としているのだから、療法や訓練といったところに目を向ける必要があると私は考えています(論文がどうも文学系の内容で科学的根拠のない感じがします)。
 今後PSWの発展、専門領域の拡大を図り、社会福祉士とは異なる専門領域と世間から判断される必要があると思います。先生はどうお考えなのでしょうか?
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