PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

おにいちゃんのお墓

2012年03月13日 01時33分05秒 | 大学という場所
社大を卒業した皆さんには、悲しいお知らせです。
社大猫の一匹「おにいちゃん」が死にました。

享年(人間でいえば)72歳だそうです。
白血病で、全身に転移していました。

2月23日の早朝。
冷たくなっているのを守衛さんが見つけました。

その前から、だいぶ弱っていました。
やせ衰え、食事も受け付けなくなっていました。

職員は「猫カンパ」を集め、ずっと治療を受けさせていました。
前日も点滴を受けに、動物病院に連れて行っていました。

いつも、管理棟1階の自動ドアの前にいました。
今年の冬は特に寒かったので、体に堪えたようです。

「おかあちゃん」猫が、ひとり残されました。
母親は、実の息子に先立たれてしまいました。

「おにいちゃん」の亡骸が収められた段ボールの棺の上で、
「おかあちゃん」はその日、じっとうずくまっていました。

職員は「おにいちゃん」のお墓を作りました。
在りし日の写真が飾られ、花が手向けられました。

いつもいた、管理棟の自動ドアを出て、すぐ右側。
生け垣の椿の木の裏側に、小さなお墓はあります。

多くの学生たちに、愛されていた猫です。
今日も、女子学生が手を合わせていました。

もうすぐ、卒業式…。
今年度、小さなこの大学は、訃報続きです…。