マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

ダカンのかっこう

2013-02-19 23:54:20 | ラ・プロムナード・ミュジカル
今日は、コンサートの最初に弾く、ダカンの「かっこう」のこと。
ピアノを習っている人はきっと知っていると思うほど、結構よく聴く曲です。
ちょっと指がよく動く子が軽快に弾いていると、うまい!と感じさせる曲。
私も、子供のころ上手な子が弾いてるのを聴いて、あんなふうに弾けたら…と思ったものでした。
子供のころは、指が速く動くタイプではなかったので。

ダカンは、バロック時代のフランスの作曲家で、J.S.バッハよりちょっと後に生まれました。
バッハが1685年生まれで、ダカンは1694年。
バロック時代と言えばどうしてもバッハが目立ってしまいますが、他にもたくさん作曲家はいます。
ダカンは宮廷礼拝堂やノートル・ダム大聖堂などでオルガニストとしても活躍しました。
この「かっこう」はロンド形式で、何度も現れる最初のロンド主題が耳に残ります。
かっこうと名がついているのは、かっこうの鳴き声を模倣した音型が繰り返し出てくるからです。
よどみない流れの中に軽快な印象を与える曲です。
コンサートのオープニングにふさわしい曲。
短い曲ですが、バロック時代の曲を取り上げることが少ないので、たまにはいいかな…です。
今後はバッハの曲も取り上げるようにしたいとは思っていますが…。


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