マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

ショパンのワルツ3番、4番

2013-02-18 23:52:44 | ラ・プロムナード・ミュジカル
雑用はあるものの、今日も練習中心の一日でした。
とにかく今週しかないので、可能な限り練習…。
プーランクが弾けるようになると、1曲1曲が短いというのを実感してしまいます。
苦労したのになぁ…あっという間に終わってしまうのですよね。
これが、短い曲と思っていても、ショパンになるとちっとも短いと感じないのです。
なぜでしょう…??

さて、今回弾くショパンのワルツは、3番と4番です。
2番と合わせて作品34というまとまりです。
この作品34は「華麗なる円舞曲」というタイトルが付いているのですが、ショパンが付けたのではなく、出版の際に付けられたもののようです。
特に3番は、「華麗なる」からほど遠く、最もワルツらしくない曲です。
ワルツとは本来、愉快で華やかなものと相場が決まっているのですが、この曲は全く逆を行っているのも、おもしろいと言えば面白いかもしれません。
マズルカ風でもあります。
弾くのは…なかなか気分が上がらないのも確かです。
4番はこれとは対照的に、爽快で元気良く、華やかな曲調です。
あだ名は「猫のワルツ」。
猫が突然鍵盤の上に飛び上がって、あっちこっち走り回ったことから、この曲のヒントを得たと言われています。
ぐるぐる回る音型が猫を表しているのではなく、前打音の付いた上昇していく音型が猫を表しているという説もあります。
速い曲なので、あっという間に終わると思いきや、2分半くらいかかるのですよね。
ホントにプーランクの1分半に比べると長い…。
楽しい曲ですが、優雅さもあり!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。