マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

アレンジを頼まれて

2013-01-25 23:43:21 | 音楽
保育園の卒園式で園児に歌わせたいとかという、友人の友人という人からの依頼で、一つアレンジをしています。
楽譜が出版されていないらしいのです。
「さくら咲く」という曲で、卒業式にふさわしい感じの曲。
CDから耳コピーで音を聞き取り、楽譜に起こすのですが、自分で弾くのなら効果的にするためにけっこう難しくしてしまうのですが、今回はあまり難しくできません。
なので、比較的楽ですが、歌が、1番と2番でメロディラインが微妙に違うのですね。
これが厄介です。
最近の歌は、語りっぽくなっていますから。
でも、これはハーモニーが単純でわかりやすかったので、そういう面は楽でしたけどね。
あと少し吟味してエンディングを仕上げたら出来上がりですから、明日午前中には何とかしようと。
なんだかんだ言ってもそれなりに時間がかかってしまうので、ピアノの練習の時間が侵食されてしまうのです。

音を聞き取るのは、比較的得意な方でしょう。
いわゆる絶対音感がありますから。
音楽系の大学を受験するということで、中学の終わりごろから始めた聴音のレッスンでは、そう難しくないメロディならほぼ1回で聴き取れていました。
少々複雑でも2回も聴けば書けたのです。
1、2学年上の人たちと一緒にやる機会があって、その時他の人がなかなかできなくて、何でなのだろう?と思ってましたね。
それが絶対音感だということは、その頃やっと知りました。
その年齢まで何の訓練もしてませんから、生まれ持った能力ということでしょう。
おかげで楽をした部分は多々あります。
でも、もちろん移動ド読みもできます。
調性によってドレミを読み替えるというやつです。
我が家の息子たち、訓練してませんが、一番はっきりと絶対音感があるのは次男で、三男はやや不完全、長男は少し弱い…というところでしょうか。
主人には絶対音感はありませんから、遺伝的には、うまく配分されたというところでしょうか。